【レポート】Alteryx Analytics Cloudのご紹介とデモ、およびパートナー様からのコメント
2023年3月7日(火)、御茶ノ水のソラシティホール&カンファレンスでAlteryx Analytics Cloud Roadshowが開催されました。本記事は、「Alteryx Analytics Cloudのご紹介とデモ、およびパートナー様からのコメント」に関するセッションレポートです。
セッション情報
セッションタイトル
Alteryx Analytics Cloudのご紹介とデモ、およびパートナー様からのコメント
スピーカー
Alteryx,inc.
RVP, APJ Alteryx Analytics Cloud Sales
Mr. Quoc Tran
京セラみらいエンビジョン株式会社(KCME)
梶谷 明正 氏
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
瓜田 幸代 氏
セッションレポート
Alteryx Analytics Cloudの紹介
- 2023年までにクラウドを利用する企業は74%になる
- そんな中で、簡単にクラウドのデータが利用できるようにAlteryx Analytics Cloudが活用できる
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様々なデータがクラウド上に存在しており、かつクラウド上でイノベーションが起こっていることが、クラウド移行が進んでいる要因
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アナリティクスを推進するためのプロセスごとに、それぞれの役割が存在している
- データの抽出をするエンジニア
- 分析を行うサイエンティスト
- 活用するビジネス側の業務ユーザー
- しかし、すべてのプロセスにおいて、管理やガバナンスの面で根底にはITが存在
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しかし、IT部門などデータを作る側と、ビジネスサイドなど使う側の理解度には大きなギャップが存在している
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そのギャップを埋めてくれるのがAlteryx Analytics Cloud
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Alteryx Analytics Cloudは、クラウド上でいろいろな役割を持っている
- ブラウザベースのソリューションであるため、Macユーザーも利用可能
- ノーコードでMLの作成サポートもあり、分かりやすい操作性
- ガバナンスやセキュリティに対しても最適化されている
- Designer Cloudでは、Designer Desktopの良さを取り入れている
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ドラッグ&ドロップで簡単に操作ができるようになっている
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クラウド上で行われる操作の提案などを活用できる
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機能を活用することで、ビジネスとIT部門をサポートすることができる
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クラウドデータなど、大規模なデータの処理にも耐えうるように最適化されている
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様々なコネクタを用意しており、企業が使っているプラットフォームを利用できるようにサポート
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スケジューリング機能やSlackやEmailのメッセージングサービスを活用することも可能
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ガバナンスやセキュリティにも優れている
- また、企業のニーズを満たすために様々なオプションも用意しているため安全にデータを保持できる
デモンストレーションパート
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Designer Cloudの画面構成
- 左側のアイコンはそれぞれのツールのパーツになっている
- 真ん中のキャンバスにドラッグ&ドロップでプロセスをつくっていくので、非プログラマでもプロセスを作れる
- 画面の下のほうには取り込んだデータの中身が表示される仕様
- 取り込んだデータを、画面上で絞り込んだり、クレンジングができる
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AIのサジェスト機能を利用すると、業務部門の方でも分析を進められるような基盤が用意されている
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プロセスが出来上がったらレポーティングを実施
- ダッシュボードに書き出しできるだけでなく、Snowflakeなど他のサービスにエクスポートすることもできる
Alteryx Designer Cloudの優位性
- 主にグローバルな企業に使っていただけている
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かつ、アナリティクスの市場で最も選ばれている
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Designer Cloudは、以下のような利点がある
- データ準備とブレンディングのために最適な機能の搭載
- 効率的にプロセスの構築や機械学習の構築ができるようにクラウドで提案
- マルチクラウドでサポート
- 大きなコミュニティも生まれている
パートナー様からのコメント
ここからはアルテリックス・ジャパン セールスエンジニアの曾我部氏が進行を行ってくださいました。
- Q:前半のロードショーのセッションのなかで、印象的な情報は?
- 瓜田氏:クラウドを使い始めているお客様が多いので、Alteryxでもクラウドの製品が出たことが非常に喜ばしい。また、新規のお客様についてもSaaS製品を選択する方が多く、Alteryxで提供できるのが嬉しい。他のSaaSとのコラボレーションにも期待しており、より良いソリューションを提供していけると感じている。
- 梶谷氏:クラウド向けののサービスと組み合わせて使えるのが魅力。これまでオンプレ環境ではセキュリティ上のリスクがあったが、クラウドではそういったセキュリティ面についても対応出来るのが魅力と感じている。
- Q:クラウドがお客様に与えるインパクトはどういったものが考えられるか?
- 瓜田氏:オンプレだとITの管理コストの意識が必要。クラウドになるとインフラの部分が安心して使えるようになる。今後は日本語へのローカライゼーションも期待しています。
- 曾我部氏:現在案としてはあります。もう少しお待ちください。
- 梶谷氏:ブラウザで動く製品なので、ブラウザの翻訳機能も活用するのもいいですね。
- Q:これまでAlteryxの製品を使っていないお客様のなかで、どういったお客様に提案するとよさそうか?
- 梶谷氏:新しくプラットフォームを作るお客様にお勧め。管理の面でもクラウドは導入しやすい。また、機械学習を使うとすると、基本的には予備知識が必要。そういったところに対してもMachine Learningはアシスト機能があるので、勉強しながら使えるのでそれもお勧めだと感じます。
- 瓜田さん:オンプレ環境だと、分析ができるスペックのPCを用意するのが大変で導入を見送られるお客様もいらっしゃる。そういったお客様でも、クラウドだとハードルも低くなるため第一歩が踏み出しやすいという点で良いと感じます。
- Q:ユーザー目線では何を期待するのか?
- 梶谷氏:インターフェースはデスクトップのDesignerと同じなので、学習コンテンツも流用できると考える。学習しやすい環境である分、導入もしやすいと感じます。
最後に
以上が、Alteryx Analytics Cloudのご紹介とデモ、およびパートナー様からのコメント」に関するセッションレポートとなります。世の中の変化に対応した製品のリリースということで、魅力的な機能の搭載だけでなく他のクラウドサービスとのコネクションも多様に用意しているのが印象的でした。Designer Cloudのデモンストレーションでは、Designer Desktopの使用感と同様のインターフェースということもあり、新製品のDesigner Cloudの学習環境としては整っていたり、分析をサポートしてくれる機能を利用することで、様々なお客様が活用できる製品だと感じました。
本記事はAlteryxの導入を検討されている方などにも参考になれば幸いです。