[Startup Day 2023] [セッションレポート]「AWS AppConfig で低リスク・低ストレスなロールアウトを実現した話」を聞いてきました

[Startup Day 2023] [セッションレポート]「AWS AppConfig で低リスク・低ストレスなロールアウトを実現した話」を聞いてきました

Clock Icon2023.09.02 14:01

こんにちは、CX事業本部 Delivery部の若槻です。

2023/09/01 に AWS Startup Loft Tokyo で開催された「Startup Day 2023」に参加してきました。

今回は、「AWS AppConfig で低リスク・低ストレスなロールアウトを実現した話」のセッションレポートです。

AWS AppConfig で低リスク・低ストレスなロールアウトを実現した話

スピーカー

佐藤丈生(株式会社カミナシ)

セッション概要

高い不確実性と向き合いながら開発を行うスタートアップ企業では、 ・ビックバンリリースを避け、段階的に機能をデプロイする ・β版を素早く顧客に提供し、フィードバックサイクルを回す など、様々な開発フェーズにある機能を、いかにスムーズに開発・デプロイできるかが重要です。

弊社カミナシでは、この実現ための取り組みの1つとして、AWS AppConfig を活用した Feature Flags の仕組みを導入しました。導入の背景、設計、実際に使ってみた所感・学びなどをお話しします。

発表スライド

本日のスライドです #AWSStartuphttps://t.co/Xwy5vpUwyB

— st-user@ソフトウェアエンジニア (@prg_vch) September 2, 2023

セッション風景

セッション1本目は株式会社カミナシの佐藤丈生さんです。

AWS AppConfigで低リスク・低ストレスなロールアウトを実現した話 #AWSStartup pic.twitter.com/HIojgJeUtj

— AWS Startup Community (@startups_on_aws) September 2, 2023

YouTube 配信

所感

セッションの中で語られていた中で特に印象に残ったのは、AWS AppConfig の Feature Flags(機能フラグ)を利用した「デプロイとロールアウトの分離」についてです。

「デプロイ」は新しいバージョンのソフトウェアを稼働させること、「ロールアウト」は新しいバージョンの機能を、利用者の一部または全員に利用可能にすることです。前者は開発者視点での作業的な意味合いがあり、後者はビジネス視点で適切なタイミングや範囲で新しい機能を提供することを意味し、その分離を行うにおいて機能フラグが活用できるとのこと。

このことはあまり意識したことが無かった観点だったので目からウロコでした。今まで機能フラグが必要となるシステムやフェイズでの開発経験が無く、CI/CD さえ整備されていれば問題はなかったので、むしろ機能フラグは実装やテストが複雑になるというデメリットのイメージが先行していました。

しかし今回のセッションを聞いて、システムのプロダクトオーナーがビジネス的な意思決定のもとにスピード感を持ってタイミングを見極めながら新機能を利用可能にすることができるというビジネス的価値が発揮できるのであれば、AWS AppConfig の機能フラグを今後提案や採用をしてみようという気持ちになりました。

最後に、カミナシさんは「シリーズ◯ラウンドでXX億円の資金調達!」というような見出しで紹介される記事をよく見かけるのでとても勢いのあるスタートアップであるという印象を持っていたので、今回直接お話が聞けてよかったです。

以上

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