Notionからバックアップ目的でエクスポートしたファイルをNotionへ問題なくリカバリできるかを試してみた
Notionでのドキュメント検索を快適にするために取れる選択肢の一つにページの削除があります。Notionの検索にページの追加・削除が反映される速度は速いもので、テキスト検索に掛かるような文言調整等を行いつつもその場で検索確認が出来るほどです。
が、削除するにあたってはバックアップも欲しいところ。NotionのエクスポートはPDF、Word、HTML、Markdown、CSVの何れかになりますが、編集及び復元を考慮するとHTML、Markdown、CSV辺りが無難なところです。ただ、バックアップや編集は手軽ながら復元には難儀しました。ストレートには行かないため備忘録としました。
エクスポートしたファイルのインポート準備
Notionはエクスポート後のダウンロードしたアーカイブファイルの直インポートに対応していません。まずは展開しましょう。
unzip Export-XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX.zip
形式によってインポート手順が変わってきます。
HTMLの場合
確認している限りではブロック要素を横配置にした上で、それらブロック内にテーブルが配置されているパターンのHTMLファイルのインポートには失敗します。
テーブルを削除した後で読み込んだところ横配置が解除された上で取り込まれたため、デフォルトのブロック要素であるフルページかインラインテーブルのみを受け付けるようです。凝った仕組みを作るのも考えものということです。
なお、ページブロックをテキストブロックに切り替えてレイアウトとしてインデントを与えていた場合、取り込まれるもののインデント効果つまり手順上でページブロックを挟んだ効果はなくなります。
MarkdownとCSV
Markdownでテキストを、CSVでテーブルを復元させます。ブロック要素を横並びにしてテーブルをいれていた場合は手動で構成を再現する必要があるくらいです。
注意点
今回挙げた形式何れにも共有する事項です。
サブページの扱い
エクスポートしたページ内にサブページが有りつつもサブページをエクスポートしなかった場合、インポートするとエクスポートしたオリジナルページ内にあるサブページへのリンクになり、サブページの実体はエクスポートファイルに含まれません。必要に応じて忘れずにサブページもエクスポートしましょう。
タイトルにつくファイルID
Notionのエクスポートファイルはファイル名にページIDが含まれます。これは何れのページをインポートしたのかを確認する上では役にたちますが、必要に応じてタイトルからページIDを削る必要があります。
あとがき
他のサービスからのインポートに比べると、Notion自体のバックアップファイルはエクスポート前から構成を確認しておいたほうがよいかもしれません。エラーとなった場合でも何が原因でのエラーかまではつかみにくいため、まずは必要に応じてページレイアウトをシンプルにしてみましょう。