Amazon Aurora (MySQL)で現行世代メモリ最適化(R4)インスタンスがサポートされました

2017.11.01

はじめに

AWSチームのすずきです。

2017年10月30日、Amazon Aurora (MySQL)で「R4」インスタンスがサポートされました。

最新世代のメモリ最適化インスタンスとなる「R4」インスタンスの起動と、「R3」インスタンスからのアップデートを試す機会がありましたので、紹介させて頂きます。

Amazon Aurora (MySQL)がR4インスタンスをサポート – 最大書き込みスループットが2倍に-

新規起動

  • 新規DBインスタンスの起動時、DBインスタンスとして「R4」が指定可能になりました。

rds-aurora-r4-10

クローン

  • 既存のAuroraインスタンスを指定し、「クローンの作成」で「R4」のコピー環境を作成する事も可能です。

rds-aurora-r4-08

rds-aurora-r4-09

[新機能]Amazon Auroraで高速にクローンを作成できます

アップグレード

  • R4インスタンスの利用には、Auroraのバージョン1.15以降を必要とします。

Amazon Auroraのアップデートを確認する(2016年4月)

  • 今回、R3→R4への変更を実施したバージョン1.14.1のAurora環境では、クラスターのアップグレード後、インスタンスのアップグレードが必要でした。

クラスタのアップグレード

  • RDSのダッシュボードで「クラスタ」を開きます
  • 1.15へのアップグレードが可能なクラスタは、メンテナンス「利用可能」と表示されます。
  • DBクラスタのメンテナンスウィンドウで指定した時間帯にアップグレードを実施する場合、「次のウィンドウでアップグレード」を指定します。

rds-aurora-r4-06

インスタンスのアップグレード

  • RDSのダッシュボードで「インスタンス」を開きます
  • クラスタのアップグレードが完了したインスタンスはメンテナンス「利用可能」と表示されている場合、アップグレードを実施します。
  • メンテナンスウィンドウで指定した時間帯にアップグレードを実施する場合、「次のウィンドウでアップグレード」を指定します。

rds-aurora-r4-07

アップグレード確認

  • AuroraのバージョンはMySQLコマンドで確認する事が可能です。

  • アップグレード前

mysql>  show variables like '%version';
+------------------+--------+
| Variable_name    | Value  |
+------------------+--------+
| aurora_version   | 1.14.1 |
| innodb_version   | 1.2.10 |
| protocol_version | 10     |
| version          | 5.6.10 |
+------------------+--------+
4 rows in set (0.01 sec)
  • アップグレード後
mysql> show variables like '%version';
+------------------+--------+
| Variable_name    | Value  |
+------------------+--------+
| aurora_version   | 1.15   |
| innodb_version   | 1.2.10 |
| protocol_version | 10     |
| version          | 5.6.10 |
+------------------+--------+
4 rows in set (0.00 sec)

インスタンス変更

  • 今回、Auroraバージョン1.15に更新した「R3」インスタンスから「R4」のAuroraレプリカを作成し、フェイルオーバによる交換を実施しました。

https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aurora-changed-failover/

RDSメトリック比較

  • 「db.r3.large」から「db.r4.large」への切替前後、約1時間の稼働情報です。

rds-aurora-r4-05

  • DB負荷の低い時間帯でしたが、「R3」「R4」の稼働情報に有意な差は認められませんでした。

まとめ

「large」から「8xlarge」までのインスタンスについては、費用、vCPU数、メモリスペックについては「R3」「R4」同等ですが、 CPUの世代が新しく、優れたバースト性能を発揮するネットワークが利用できる「R4」は「R3」と比較し 費用帯効果に優れた利用ができる可能性が高いと予想されます。

また、従来の「db.r3.8xlarge」と比較し、2倍のスペックを備えた「db.r4.16xlarge」がサポートされた事で、 Amazon Auroraの適合範囲もこれまで以上に広くなったと思われます。

ハイエンドの商用データベースの速度と可用性、シンプルかつ費用対効果よく利用できるとされるAmazon Aurora、ぜひご活用ください。