[Auth0 × MCP] Auth0 MCP Server を使ってみた!AIと自然言語でAuth0を操作する未来体験

[Auth0 × MCP] Auth0 MCP Server を使ってみた!AIと自然言語でAuth0を操作する未来体験

Clock Icon2025.04.17

こんにちは。

ゲームソリューション部/業務効率化ソリューション部の西川です。

Auth0から新機能「MCP Server」がリリースされ、AIを使って自然言語でAuth0の設定ができるようになりました。
これは「未来の開発体験」を先取りできる機能だと直感的に感じ、さっそく試してみることにしました。
https://auth0.com/blog/announcement-auth0-mcp-server-is-here/

本記事では、Auth0 MCP Serverの導入から実際の使用体験まで、具体的な内容をご紹介します。

はじめに

Auth0 MCP Serverとは

Auth0 MCP ServerはAIアシスタント(Claude、Cursorなど)とAuth0を連携させるためのサーバーコンポーネントです。
自然言語でAuth0の設定や管理ができるツールとです。

環境構築

必要な環境

  • Auth0アカウント
  • MCPクライアント(今回はCursorを使用)
  • ターミナル

インストール手順

最初に、MCP Serverをインストールします

npx @auth0/auth0-mcp-server init --client cursor

このコマンドを実行すると、以下のような流れで設定が進んでいきます。

スクリーンショット 2025-04-17 0.59.38

ブラウザでAuth0の認証画面が開く
スクリーンショット 2025-04-17 0.59.44

スクリーンショット 2025-04-17 1.00.07

スクリーンショット 2025-04-17 1.00.17

認証が成功すると、トークンが自動的に保存され、設定ファイルが生成される
スクリーンショット 2025-04-17 1.01.12

MCPの処理の流れ

実際にCursorとサンプルアプリで試してみた

サンプルアプリの用意

サンプルアプリは以下の記事を参考に準備しました。
https://dev.classmethod.jp/articles/auth0-react-tutorial/

Cursorでの操作

Cursorを開き、以下のようなプロンプトを入力しました。

「My App」という名前のAuth0アプリを作成して、Callback URLは http://localhost:3000、Logout URLは http://localhost:3000 に設定して、OIDC準拠、JWTはRS256で。

必要な設定を特定後、MCP ServerにAuth0 Management APIを呼び出すリクエストを送信。
スクリーンショット 2025-04-17 1.07.30

スクリーンショット 2025-04-17 1.08.44

Auth0ダッシュボード上に指定のアプリが作られていることを確認。
スクリーンショット 2025-04-17 1.42.41

configファイルに設定値を追加してもらう。
スクリーンショット 2025-04-17 1.08.52

実際のサンプルアプリの画面からログインが出来ることを確認。
スクリーンショット 2025-04-17 1.09.46

実際に使ってみた感想

直感的な操作性

  • 自然言語での設定が思った以上に使いやすい
  • ドキュメントを探し回る必要がなくなり、作業効率が上がった

セキュリティ面での信頼性

  • トークン管理の負担が軽減された
  • 設定ミスのリスクが大幅に減った

さいごに

Auth0 MCP Serverは、AIと認証基盤を組み合わせた新しい可能性を感じました。
この分野の今後の発展に、引き続き注目していきたいと思います。

本記事が、Auth0 MCP Serverに興味のある方々の参考になれば幸いです。

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