[Auth0 × MCP] Auth0 MCP Server を使ってみた!AIと自然言語でAuth0を操作する未来体験
こんにちは。
ゲームソリューション部/業務効率化ソリューション部の西川です。
Auth0から新機能「MCP Server」がリリースされ、AIを使って自然言語でAuth0の設定ができるようになりました。
これは「未来の開発体験」を先取りできる機能だと直感的に感じ、さっそく試してみることにしました。
本記事では、Auth0 MCP Serverの導入から実際の使用体験まで、具体的な内容をご紹介します。
はじめに
Auth0 MCP Serverとは
Auth0 MCP ServerはAIアシスタント(Claude、Cursorなど)とAuth0を連携させるためのサーバーコンポーネントです。
自然言語でAuth0の設定や管理ができるツールとです。
環境構築
必要な環境
- Auth0アカウント
- MCPクライアント(今回はCursorを使用)
- ターミナル
インストール手順
最初に、MCP Serverをインストールします
npx @auth0/auth0-mcp-server init --client cursor
このコマンドを実行すると、以下のような流れで設定が進んでいきます。
ブラウザでAuth0の認証画面が開く
認証が成功すると、トークンが自動的に保存され、設定ファイルが生成される
MCPの処理の流れ
実際にCursorとサンプルアプリで試してみた
サンプルアプリの用意
サンプルアプリは以下の記事を参考に準備しました。
Cursorでの操作
Cursorを開き、以下のようなプロンプトを入力しました。
「My App」という名前のAuth0アプリを作成して、Callback URLは http://localhost:3000、Logout URLは http://localhost:3000 に設定して、OIDC準拠、JWTはRS256で。
必要な設定を特定後、MCP ServerにAuth0 Management APIを呼び出すリクエストを送信。
Auth0ダッシュボード上に指定のアプリが作られていることを確認。
configファイルに設定値を追加してもらう。
実際のサンプルアプリの画面からログインが出来ることを確認。
実際に使ってみた感想
直感的な操作性
- 自然言語での設定が思った以上に使いやすい
- ドキュメントを探し回る必要がなくなり、作業効率が上がった
セキュリティ面での信頼性
- トークン管理の負担が軽減された
- 設定ミスのリスクが大幅に減った
さいごに
Auth0 MCP Serverは、AIと認証基盤を組み合わせた新しい可能性を感じました。
この分野の今後の発展に、引き続き注目していきたいと思います。
本記事が、Auth0 MCP Serverに興味のある方々の参考になれば幸いです。