
AWS AI Factory について調べてみた #AWSreInvent
こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。
re:Invent 2025 で AWS AI Factory が発表されました。
もう年の瀬ですが、このアップデートについて触れていきたいと思います。
AWS AI Factory
AWS AI Factory とは、端的に言うと、自社のデータセンターに AWS の物理サーバーをデプロイする機能です。
データ保護の観点で、クラウド上にどうしても上げられないデータがあるものの、資産として活用したいケースで利用します。
オンプレミスでやっていくとなると、サーバー (GPU) / 電力の調達に加え、最適な AI モデルの選定、複数の AI プロバイダーからのライセンス取得などが予想されます。
このコストを AWS 側で調達/デプロイしますよ〜といったサービスの様です。詳しい話は記載されていませんが、顧客はスペースと電力、AWS はインフラを管理する責任分解で利用できます。
お客様がすでに取得済みのデータセンターのスペースと電力容量を提供し、AWS がインフラストラクチャをデプロイおよび管理します。
AWS AI Factory で利用可能なサービスとして、 Amazon Bedrock や SageMaker AI が挙げられています。(Amazon Bedrock に関しては、どんなモデルが使えるのかも気になりますね)
Amazon Bedrock や Amazon SageMaker などの統合された AWS AI サービスを使用すると、個々のモデルプロバイダーと個別に契約交渉を行うことなく、主要な基盤モデルにすぐにアクセスできます。
また、NVIDIA GPU、Trainium チップを利用可能で、選択肢が広くて良さそうな印象を受けました。
最新の AWS Trainium アクセラレーターと NVIDIA GPU、専用の低レイテンシーネットワーク、高性能ストレージ、AWS AI サービスを組み合わせることで、AI Factories は、単独で構築する場合と比較して、AI の構築を数か月または数年短縮できます。
AI Zone
AI Zone についても触れていきます。
AWS は、サウジアラビアに拠点を置く HUMAIN との戦略的パートナーシップで協力が決定しており、HUMAIN が特別に構築したデータセンター内に、最大 15 万個の AI チップ(GB300 GPU を含む)、専用 AWS AI インフラ、「AI Zone」を構築するようです。
Matt Garman CEO のキーノートでは、「この AI Zone をより多くのお客様に提供できないか。」といった位置付けで今回の AWS AI Factory を紹介しています。
その他
その他に詳細な情報がないのか、re:Invent のセッションをあさっていたのですが、Build generative and agentic AI applications on-premises & at the edge (HMC308) で若干情報が見つかりました。(気になる方は、こちらも併せてチェックしておきましょう)
セッション中では、AI Factory は顧客のデータセンターに配置されるものであるため、Local Zone や Outposts とは異なると表現されています。

また、顧客で保有する GPU なども利用可能みたいです。
より本格的に拡張したいケースでも利用できると良さそうな印象です。

詳細は AWS アカウントチームへ問い合わせ
詳しい話は AWS 営業さん経由で問い合わせのようです。どこまで柔軟にできるのかが気になりますね。(もちろんお値段感も)
まとめ
以上、「AWS AI Factory について調べてみた」でした。
なかなか情報が見つからずですが、お客様のデータセンター内で、 AWS がサーバー管理するパターンは興味深いですね。
クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!








