AWS AI Factory について調べてみた #AWSreInvent

AWS AI Factory について調べてみた #AWSreInvent

2025.12.30

こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。

re:Invent 2025 で AWS AI Factory が発表されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/12/aws-ai-factories/

もう年の瀬ですが、このアップデートについて触れていきたいと思います。

AWS AI Factory

AWS AI Factory とは、端的に言うと、自社のデータセンターに AWS の物理サーバーをデプロイする機能です。

データ保護の観点で、クラウド上にどうしても上げられないデータがあるものの、資産として活用したいケースで利用します。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/ai-factories/

オンプレミスでやっていくとなると、サーバー (GPU) / 電力の調達に加え、最適な AI モデルの選定、複数の AI プロバイダーからのライセンス取得などが予想されます。

このコストを AWS 側で調達/デプロイしますよ〜といったサービスの様です。詳しい話は記載されていませんが、顧客はスペースと電力、AWS はインフラを管理する責任分解で利用できます。

お客様がすでに取得済みのデータセンターのスペースと電力容量を提供し、AWS がインフラストラクチャをデプロイおよび管理します。

AWS AI Factory で利用可能なサービスとして、 Amazon Bedrock や SageMaker AI が挙げられています。(Amazon Bedrock に関しては、どんなモデルが使えるのかも気になりますね)

Amazon Bedrock や Amazon SageMaker などの統合された AWS AI サービスを使用すると、個々のモデルプロバイダーと個別に契約交渉を行うことなく、主要な基盤モデルにすぐにアクセスできます。

また、NVIDIA GPU、Trainium チップを利用可能で、選択肢が広くて良さそうな印象を受けました。

最新の AWS Trainium アクセラレーターと NVIDIA GPU、専用の低レイテンシーネットワーク、高性能ストレージ、AWS AI サービスを組み合わせることで、AI Factories は、単独で構築する場合と比較して、AI の構築を数か月または数年短縮できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/12/aws-ai-factories/

AI Zone

AI Zone についても触れていきます。

AWS は、サウジアラビアに拠点を置く HUMAIN との戦略的パートナーシップで協力が決定しており、HUMAIN が特別に構築したデータセンター内に、最大 15 万個の AI チップ(GB300 GPU を含む)、専用 AWS AI インフラ、「AI Zone」を構築するようです。

https://www.aboutamazon.com/news/company-news/amazon-aws-humain-ai-investment-in-saudi-arabia

https://www.aboutamazon.com/news/aws/aws-data-centers-ai-factories

Matt Garman CEO のキーノートでは、「この AI Zone をより多くのお客様に提供できないか。」といった位置付けで今回の AWS AI Factory を紹介しています。

https://www.youtube.com/watch?v=q3Sb9PemsSo

その他

その他に詳細な情報がないのか、re:Invent のセッションをあさっていたのですが、Build generative and agentic AI applications on-premises & at the edge (HMC308) で若干情報が見つかりました。(気になる方は、こちらも併せてチェックしておきましょう)

https://www.youtube.com/watch?v=MW7Afh17dFo

セッション中では、AI Factory は顧客のデータセンターに配置されるものであるため、Local Zone や Outposts とは異なると表現されています。

2025-12-30-18-27-14@2x.png

また、顧客で保有する GPU なども利用可能みたいです。

より本格的に拡張したいケースでも利用できると良さそうな印象です。

2025-12-30-19-12-19@2x

詳細は AWS アカウントチームへ問い合わせ

詳しい話は AWS 営業さん経由で問い合わせのようです。どこまで柔軟にできるのかが気になりますね。(もちろんお値段感も)

https://pages.awscloud.com/AWSAIFactories_contact_us.html

まとめ

以上、「AWS AI Factory について調べてみた」でした。

なかなか情報が見つからずですが、お客様のデータセンター内で、 AWS がサーバー管理するパターンは興味深いですね。

クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!

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