AWS東京リージョンでClaude 3.5 Sonnet v2が利用可能になりました(注意文あり
まとめ3行
- 東京リージョンで Claude 3.5 Sonnet v2が有効化されました
- 大阪リージョンも併せてClaude 3.5 Sonnet v2が有効になりました(たかくにさんの記事を参照)
- 実際はap-northeast-2のシドニーリージョンへのクロスリージョンとなるため日本限定アクセスだけだと限界がありますので注意してください
はじめに
どうも。最近はめっきり生成AI関連のサービスをごりごりいじっています、大村です。
Bedrock Agentの使い勝手が面白くてこれまで足を踏み入れてなかったサーバレスの沼を味わっております。
この辺は、近日中に「GenUのカスタマイズ」みたいな感じで連載記事を書こうと目論んでいます。
(言うことによって逃げ道を作らないようにしてるだけです。)
東京リージョンにv2が来たよ
このブログはこの1点だけです。
東京リージョンでは今までClaude 3.5 Sonnetは利用可能でしたが、今回、他のリージョン(大阪リージョンやハイデラバードリージョン)で使えるようになったのと同じタイミングで東京リージョンでもClaude 3.5 Sonnet v2が利用可能になりました。
大阪リージョンでも使えるようになった話は以下のたかくにさんのブログを参照してください。
Claude 3.5 Sonnet v2自体は他のリージョンで可能だったのですが、東京リージョンに来ておらず、海外のリージョンを泣く泣く使っている状況でした。
東京リージョンのみを指定したお客様も多く、v2を早めに使いたいなと思っておりました。
※注意事項がありますので後述します。
どのくらい性能が良くなるかは、Antholopic社の表があるので紹介しておきます。
出典元:https://www.anthropic.com/news/3-5-models-and-computer-use
全般的に良くなっていますので、v1を利用中の方であればv2を利用しない手はありません。
使ってみたよ
プレイグラウンドで使ってみました。
モデル一覧に該当するv2がリクエスト可能になっている点が注意点です。
使う前に、まずはアクセス許可を与える必要があります。
この辺は元からBedrockでClaude系を利用していた人なら慣れた感じで利用開始できると思います。
Bedrockのモデルアクセスから該当モデルがリクエスト可能になっていることを確認し、リクエストします。
リクエストに成功すると、プレイグラウンドからClaude3.5 Sonnet v2が選択できるようになっています。
コードでの使い方は簡単だよ
これまで東京リージョンで Claude 3.5 Sonnet 利用されていた方だったら簡単です。
ModelId : anthropic.claude-3-5-sonnet-20240620-v1:0
と指定していた箇所を
ModelId : apac.anthropic.claude-3-5-sonnet-20241022-v2:0
と変更するだけで利用できます。基本的に利用方法に変更はありません(詳細はClaude 3.5 Sonnetの利用方法を参照してください。
利用上の注意
東京リージョンで有効にはなりましたが、裏側の実態はシドニーリージョンへのクロスリージョンを行っているだけとのことで、日本国内リージョンしか使えないお客様には案内できないことが判明しました。(ご指摘を受けました。)
どうにか使えるかと思って頑張っていましたが、あくまでソウルリージョンを利用するため、シドニーリージョンへのInvokeでエラーとなってしまいます。権限でエラーとなってしまう箇所がありますのでアカウントでどの程度の制限がかかっているかは各自ご確認いただければと思います。
有効化は東京リージョンに対してのみで利用できます。
おわりに
大阪リージョンのアナウンスはありましたが、東京リージョンでも同じタイミングでClaude 3.5 Sonnet v2が利用可能となりました。
これにより、東京リージョンのBedrock Agentでも Claude3.5 Sonnet v2を使うことができるようになる下地ができました。
次は東京リージョンへオンデマンド展開してほしいなって考えています。