AWS Builder Labs (セルフペースラボ) の Introduction to Amazon EC2 をやってみた

AWS Builder Labs (セルフペースラボ) で提供されている Introduction to Amazon EC2 を実際にやってみました。
2023.03.30

AWS Builder Labs (セルフペースラボ) とは

AWS Builder Labs (セルフペースラボ) とは、AWS Skill Builder 内で提供されている AWS の学習コンテンツです。
以下の特徴があります。

  • ハンズオン形式で実践的な学習ができる
  • AWS のラボ環境が提供されるため、コストを気にせずに学習できる
  • オンデマンドで利用可能なため、時間や場所を問わずに学習できる

AWS Builder Labs の利用には、個人またはチームのサブスクリプション契約が必要となります。
私は個人サブスクリプション (29 USD/月) を契約して AWS Builder Labs を使用しています。

詳細は公式サイトをご参照ください。

ラボ環境について

実際にラボ環境にアクセスしてみたら分かるのですが、通常の AWS マネジメントコンソールと全く同じです。 基本的には特に指示がない限り、初期状態からリージョンは変更しないでください。

Introduction to Amazon EC2 とは

Introduction to Amazon EC2 とは、AWS Builder Labs (セルフペースラボ) で提供されているコースの1つです。
所要時間は約1時間です、日本語版のコースも提供されています。

コースの概要については公式サイトより引用させていただきます。

このラボでは、Amazon EC2 インスタンスの起動、サイズ変更、管理、モニタリングの概要が扱われます。

Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) は、クラウド内で規模を変更できるコンピューティング性能を提供するウェブサービスです。Amazon EC2 を使用すると、デベロッパーはウェブスケールのクラウドコンピューティングを簡単に利用できるようになります。

Amazon EC2 のシンプルなウェブサービスインターフェイスをとおして必要な容量を取得し、簡単に設定することができます。使用するコンピューティングリソースは、お客様自身が完全にコントロールでき、Amazon の実績あるコンピューティング環境で実行できます。Amazon EC2 では、新しいサーバーインスタンスの取得と起動に要する時間が分単位にまで短縮されるため、容量のスケールアップもダウンも、コンピューティング要件の変化に合わせてすばやく実行できます。

また、Amazon EC2 はコンピューティングの経済性をも変革します。お支払いいただく料金は、実際に使用した容量の分のみです。デベロッパーは、Amazon EC2 のツールを利用して、よくある障害シナリオの影響を受けない、耐障害性のあるアプリケーションを構築できます。

コースの流れは以下です。

  1. Amazon EC2 インスタンスを起動する
  2. インスタンスをモニタリングする
  3. セキュリティグループを更新してウェブサーバーにアクセスする
  4. インスタンスのサイズを変更する: インスタンスタイプと EBS ボリューム
  5. EC2 の制限について調べる
  6. 終了保護をテストする

1. Amazon EC2 インスタンスを起動する

  • 終了保護を有効化した EC2 インスタンスを起動する
  • ユーザーデータのスクリプトよりウェブサーバー (httpd) をインストールする

2. インスタンスをモニタリングする

  • システムステータス、インスタンスステータスを確認する
  • CloudWatch メトリクスを確認する
  • システムログを確認する
  • インスタンススクリーンショットを確認する

3. セキュリティグループを更新してウェブサーバーにアクセスする

  • セキュリティグループのインバウンドルールのポート 80 を開放する
  • ウェブサーバーにアクセスできることを確認する

ブラウザからウェブサーバーへのアクセス結果です。

4. インスタンスのサイズを変更する: インスタンスタイプと EBS ボリューム

  • EC2 インスタンスを停止する
  • インスタンスタイプを変更する
  • EBS ボリュームのサイズを変更する
  • EC2 インスタンスを再度起動する

5. EC2 の制限について調べる

  • EC2 の制限 (クォータなど) を確認する

6. 終了保護をテストする

  • EC2 インスタンスの削除に失敗することを確認する
  • 終了保護を無効化後、EC2 インスタンスの削除に成功することを確認する

まとめ

実際にやってみて、初めて AWS を触るという方には凄く良いコンテンツではないかと思いました。
提示される手順と、実際のマネジメントコンソール画面にほとんど差異はありません。
よって誰でも問題なく完走できるかと思います。

EC2 は、AWS サービスの中でも、特に初心者の方が一番最初に触ることが多いサービスかと思います。
しかし、リソース削除忘れなど初心者にありがちのミスによって、高額な請求がきてしまう恐れもあります。
AWS Builder Labs はラボ環境のため、こういったコスト面を気にせずにハンズオンを実施できるのが本当に良いなと思いました!

今後も AWS Builder Labs のコンテンツを試してはブログ化していきたいと考えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!