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約1ヶ月でAWS認定資格を10個取得したエンジニアの学習法まとめ

2023.12.21

はじめに

こんにちは、AWS事業本部コンサルティング部の酒井です。
業界歴1年9ヶ月のエンジニアが約1ヶ月でAWS認定を10個取得し、遂にAll Cert(12冠)を達成したので、学習法についてまとめたいと思います。
効率よく資格取得したい方や勉強時間が限られている方は参考にしてみてください。

私は業務と資格は全く別軸の話だと考えていますので、あくまで資格取得にフォーカスした学習法であることをあらかじめご了承ください。

試験履歴

試験名 合格日 スコア 勉強時間(hh:mm) 個人的難易度
AWS Certified Solutions Architect - Associate 2022-08-17 781 20:00 ★★★☆☆
AWS Certified Solutions Architect - Professional 2023-03-07 778 33:00 ★★★★★
AWS Certified DevOps Engineer - Professional 2023-11-14 823 11:17 ★★★☆☆
AWS Certified Developer - Associate 2023-11-25 772 03:44 ★★★★☆
AWS Certified SysOps Administrator - Associate 2023-11-27 876 03:11 ★★☆☆☆
AWS Certified Security - Specialty 2023-12-04 836 06:14 ★★☆☆☆
AWS Certified Database - Specialty 2023-12-08 876 04:41 ★★☆☆☆
AWS Certified Advanced Networking - Specialty 2023-12-11 769 06:43 ★★★★★
AWS Certified SAP on AWS - Specialty 2023-12-13 873 03:16 ★★☆☆☆
AWS Certified Data Analytics - Specialty 2023-12-16 812 03:37 ★★★☆☆
AWS Certified Machine Learning - Specialty 2023-12-18 842 05:11 ★★★★☆
AWS Certified Cloud Practitioner 2023-12-19 858 00:23 ★☆☆☆☆

やったこと

試験勉強をするにあたって実践してきたことを紹介します。

1. 継続する

モチベーションに左右されずに勉強・学習をするには、習慣化することが大事です。
週4回以上の頻度で2ヶ月継続すると物事が習慣化できるとされています。
では、どのように継続させるのか

  • ハードルを下げる
    毎日4時間以上勉強しようと意気込んでも、学習が億劫になり離脱率が高くなってします。
    「問題集を1問だけ解いてみる」「5〜10分勉強してみる」といった小さい目標を設定し、勉強を始めるハードルを低くしましょう。
    とりあえずとりあえず始めてみる事で、作業興奮と呼ばれる状態を引き出し、結果的に長時間勉強ができるのです。

  • やる気の出る・維持しやすい環境を作る
    「誰かと一緒に勉強をする」「同じ目標を持ったコミュニティに所属する」等の外的要因をきっかけにモチベーションを保つことが容易になります。
    私の場合は、「クラスメソッドに入社する」ことで要件を満たしました。
    資格取得者が多く、学習意欲の高い人が多いため、良い影響を受けることができます。

2. 試験を予約してから勉強する

試験を予約しておき、当日までに合格できるだけの勉強を行います。
夏休みの宿題をギリギリまでやらないタイプの人間には、このやり方が最適でした。

加えて、「〇〇日に試験を受けてくる」と親、友人や同僚等に宣言するのもいいでしょう。
計画をたてる、周囲の人に宣言することで、目標達成率が大幅に上がるとされています。

3. アウトプットを重視する

効率よく学習するには アウトプット > インプット にする必要があります。
理想は 7:3 ですが、AWS未経験の場合はどうしてもインプットが必要になるケースも多いので、 6:4 or 5:5 でも問題ありません。
具体的な学習内容は以下の通りです。

  • アウトプット
    • 問題集
      インプットよりも先に問題集を解きましょう。
      学習時間の7割は問題集に充てます。
      試験によって学習教材の充実度が異なるので、「SAA-C02 問題集」等で検索し、Udemy等のWeb問題集や書籍に付属する問題集から好きな物を選びましょう。
      AWS認定資格の試験では、実際のシナリオに基づいた問題が出題されます。
      そのため、「問題文に慣れる+苦手分野を理解する」の観点を満たせる問題集が最適です。
  • インプット
    • 生成AI
      問題集でわからない且つ解説が不十分な場合は、とりあえず生成AIに投げましょう。
      繰り返し質問ができるので、自身のわかりやすい表現や用語で理解することができます。
    • BlackBelt
      頻出サービスについては、BlackBeltで要点を抑えましょう。
      構成図や図解等でわかりやすく解説されているので、イメージ記憶が行いやすく記憶の定着が容易になります。
      BlackBeltは動画ではなくPDFの利用を推奨をします。
    • 合格者のブログ
      人気の資格であれば、合格者の個人ブログもおすすめです。
      要点や躓きやすいポイントをまとめてられており、試験直前にさらっと読んでおくといいでしょう。

4. こまめに休憩を取る

長時間学習するよりも短時間集中して学習する方が効率が良いとされています。
私はポモドーロ・テクニックを活用したタイマー利用していました。
学習時間の記録もできるので、以下がおすすめです。

以下のように学習時間を記録することで、モチベーションアップにも繋がるので一石二鳥です。

5. 睡眠時間を削らない

夜遅くまで勉強するケースがよく見られますが、以下の点から睡眠時間を削るのはタブーです。

  • 記憶の定着は睡眠中に行われる
  • 寝不足は日中のパフォーマンスを低下させる

最低でも7時間は寝るようにしましょう。

まとめ

今回は約1ヶ月でAWS認定を10個を取得した学習法をご紹介しました。
当初は年度内に全冠することを目標にしていましたが、いつの間にか短期取得する事に楽しさを見出し、ゲーム感覚で資格を取得していました。
短期取得は試験合格がモチベーションアップに繋がり、継続的な学習が行えたこともメリットだと感じました。
今回は極端な例でしたが、学習法自体は期間に関係なく実践できると思いますので、少しでもいいなと思える方法があれば、ぜひ試してみてください。
それでは、充実した資格取得ライフを!!!!