【アップデート】 AWS Configで21個の新しいリソースタイプがサポートされました

【アップデート】 AWS Configで21個の新しいリソースタイプがサポートされました

2026.01.07

こんにちは!クラウド事業本部のおつまみです。
みなさん、AWS Config 使っていますか?リソースの設定変更履歴を追跡して、コンプライアンスチェックに活用されている方も多いと思います。

今回AWS Configで21個の新しいリソースタイプがサポートされました!

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/01/aws-config-new-resource-types/

早速確認してみよう!とのことで、今回は概要と注目リソースタイプについてご紹介します。

3行まとめ

  1. AWS Configで21個の新しいリソースタイプがサポート
  2. EC2、SageMaker、S3 Tables、GuardDuty、IoT、Route 53などのサービスが対象
  3. 既に「すべてのリソースタイプを記録」設定を有効化している場合は自動的に追跡される

アップデートにより何が嬉しくなったのか

AWS Configは、AWSリソースの構成を継続的に監視し、設定変更を記録するサービスです。これにより、コンプライアンス監査、セキュリティ分析、変更管理などが可能になります。

しかし、AWS Configがサポートしていないリソースタイプについては、設定の追跡や履歴管理ができませんでした。

今回のアップデートにより、以下のメリットがあります。

  • より広範なリソースカバレッジ: EC2のサブネットCIDRブロックやSageMakerユーザープロファイルなど、これまで追跡できなかったリソースの設定変更を記録可能
  • セキュリティ強化: GuardDutyのマルウェア保護プランやRoute 53のDNSSEC設定など、セキュリティ関連リソースの構成管理が容易に
  • 自動適用: 「すべてのリソースタイプを記録」設定を有効化している場合、これらの新しいリソースタイプは自動的に追跡対象になります

追加された21個のリソースタイプ

今回サポートされた新しいリソースタイプは以下の通りです。

No. リソースタイプ サービス 説明
1 AWS::AppStream::AppBlockBuilder Amazon AppStream 2.0 アプリケーションブロックを作成するためのビルダー
2 AWS::DataSync::LocationEFS AWS DataSync EFSファイルシステムへの転送先または転送元
3 AWS::DataSync::LocationHDFS AWS DataSync Hadoop分散ファイルシステムへの転送先または転送元
4 AWS::EC2::SubnetCidrBlock Amazon EC2 VPCサブネットのIPv6 CIDRブロック
5 AWS::GuardDuty::MalwareProtectionPlan Amazon GuardDuty マルウェア保護のための設定プラン
6 AWS::IoT::BillingGroup AWS IoT Core デバイスの請求グループ
7 AWS::IoT::ThingGroup AWS IoT Core IoTデバイスのグループ管理
8 AWS::Logs::Delivery Amazon CloudWatch Logs ログ配信設定
9 AWS::Logs::DeliveryDestination Amazon CloudWatch Logs ログ配信先の定義
10 AWS::Logs::DeliverySource Amazon CloudWatch Logs ログ配信元の定義
11 AWS::Route53::DNSSEC Amazon Route 53 DNSセキュリティ拡張機能の設定
12 AWS::Route53Resolver::OutpostResolver Amazon Route 53 Resolver Outpost環境でのDNS解決設定
13 AWS::S3::MultiRegionAccessPoint Amazon S3 複数リージョンにまたがるアクセスポイント
14 AWS::S3Tables::TableBucket Amazon S3 Tables テーブル形式データ用のS3バケット
15 AWS::S3Tables::TableBucketPolicy Amazon S3 Tables テーブルバケットのアクセスポリシー
16 AWS::SageMaker::AppImageConfig Amazon SageMaker SageMaker Studioのカスタムイメージ設定
17 AWS::SageMaker::Domain Amazon SageMaker SageMaker Domainの設定
18 AWS::SageMaker::Image Amazon SageMaker カスタムイメージの定義
19 AWS::SageMaker::Space Amazon SageMaker SageMaker Studio内の共有スペース
20 AWS::SageMaker::StudioLifecycleConfig Amazon SageMaker Studioライフサイクル設定
21 AWS::SageMaker::UserProfile Amazon SageMaker SageMaker Studioユーザープロファイル

注目のリソースタイプ

AWS::GuardDuty::MalwareProtectionPlan

概要
GuardDutyのマルウェア保護プランの設定を追跡できます。

重要性
GuardDutyのマルウェア保護は、EC2インスタンスやコンテナワークロードのマルウェア検出に使用されます。
この設定の変更履歴を追跡することで、セキュリティ対策の状態変更を監査できます。

https://dev.classmethod.jp/articles/introduction-2024-amazon-guardduty/

ユースケース

  • セキュリティコンプライアンス監査での設定変更履歴の証跡
  • マルウェア保護設定が誤って無効化された場合の検出
  • 複数アカウントでの一貫したマルウェア保護設定の管理

AWS::Route53::DNSSEC

概要
Route 53のDNSSEC(DNS Security Extensions)設定を追跡します。

重要性
DNSSECは、DNSクエリとレスポンスの整合性を暗号化署名で保証し、DNSスプーフィングやキャッシュポイズニングなどの攻撃を防ぎます。
この設定の変更履歴を記録することは、セキュリティ要件において重要です。

https://dev.classmethod.jp/articles/route53-add-dnssec/

ユースケース

  • 金融機関や医療機関などの厳格なセキュリティ要件への対応
  • DNSSEC設定の有効化・無効化の変更履歴管理
  • コンプライアンス監査でのDNSセキュリティ設定の証明

AWS::S3Tables::TableBucket

概要
S3 Tablesのテーブルバケット設定を追跡します。

重要性
S3 Tablesは、Apache IcebergなどのテーブルフォーマットをS3上で効率的に管理するための新しいストレージクラスです。これらのリソースの設定変更を追跡することで、データレイク基盤の変更管理が容易になります。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-s3-tables-tokyo-region-ga/

ユースケース

  • データレイクのテーブル設定変更の監査
  • アナリティクスワークロードにおけるストレージ設定の変更履歴
  • データガバナンス要件への対応

設定方法

すべてのリソースタイプを記録している場合

「すべてのリソースタイプを記録」を有効化している場合、追加の設定は不要です。新しいリソースタイプは自動的に追跡されます。

特定のリソースタイプのみを記録している場合

  1. AWS Configコンソールにアクセス
  2. 「設定」から記録設定を編集
  3. 追跡したい新しいリソースタイプを選択して保存

CleanShot 2026-01-07 at 10.04.39@2x

または、AWS CLIで設定

aws configservice put-configuration-recorder \
  --configuration-recorder name=default,roleARN=arn:aws:iam::123456789012:role/config-role \
  --recording-group allSupported=false,resourceTypes=AWS::GuardDuty::MalwareProtectionPlan,AWS::Route53::DNSSEC

Config Rulesでの活用

これらの新しいリソースタイプは、Config RulesやConfig Aggregatorでも利用できます。

例えば、以下のようなカスタムルールを作成できます

  • GuardDutyマルウェア保護プランが特定の設定になっているかをチェック
  • Route 53のDNSSECが有効化されているかを確認
  • SageMaker UserProfileが特定の実行ロールを使用しているかを検証

対応リージョン

これらの新しいリソースタイプは、各リソースが利用可能なすべてのAWSリージョンでサポートされています。

注意点

コスト

  • AWS Configは記録されるリソースの数と評価されるConfig Rulesの数に基づいて課金されます
  • 新しいリソースタイプを追跡する場合、記録対象リソースが増えるため、コストへの影響を確認してください
  • 「すべてのリソースタイプを記録」を有効化している場合、今回追加された21個のリソースタイプも自動的に追跡対象となり、該当リソースが存在する場合は記録コストが発生します

既存環境への影響

  • 既存リソースへの直接的な影響はありません。
  • 「すべてのリソースタイプを記録」を有効化している場合、自動的に新しいリソースタイプが追跡されます
  • 大量のリソースがある場合、初回の設定記録に時間がかかる可能性があります

まとめ

今回はAWS Configの新機能「21個の新しいリソースタイプサポート」についてご紹介しました。

この機能により、より多くのAWSリソースの設定変更を追跡でき、コンプライアンス管理やセキュリティ監査の精度が向上します。

特にGuardDutyのマルウェア保護設定やRoute 53のDNSSEC設定など、セキュリティ関連リソースの追跡が可能になったことは大きなメリットです。
詳しい使い方は、AWS Configのドキュメントをご参照ください。

AWS Config とは? - AWS Config

最後までお読みいただきありがとうございました!
どなたかのお役に立てれば幸いです。

以上、おつまみ(@AWS11077)でした!

参考

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