AWS DeepRacer League Championship Cup 2019 開催報告 #reinvent
1年間競った頂点が決まる決勝戦を開催
re:Invent2019が開催していますが、その最終Keynoteの前、2019年12月5日8時(現地時間)に、「AWS DeepRacer League Championship Cup 2019」決勝戦が行われました。
残念ながら、本大会のノックアウトリーグに弊社社員は出場することが出来ませんでしたが、来年に向けてここはしっかりと観戦しておきたいところです。
(最後の枠を頑張って勝ち取ろうとした最終予選のレポートはこちら)
ノックアウトリーグのトーナメント結果
各AWS Summitや、バーチャルレース上位者が集結して、まず決勝の予選リーグを開催。64名の参加者が16名に絞られます。
こちらは、12月3日(現地時間)に試合が行われ、それぞれのトーナメントへ勝ち進む形になりました。
この、MGM Grand Garden Arenaで開催されていた様子は、こちらのブログで紹介しています。
そして、勝ち残った16名でトーナメントを行い、1対1のタイムバトルをして勝ち上がったのが、なんと3名中2名が日本のレーサーでした。
決勝大会の様子
決勝戦に進んだのは、Sola@DNPさん、Fumiakiさん、Roger@NCTU-CGIさん。それぞれ通過順に競います。
レースは、90秒間で最速のLAPを競い、1台ずつ走らせます。
まず1人目のSolaさん。最初から攻めたスピードながら、コースアウトを連発、一周Lapタイムを計測できないと思われましたが、少しスピードを落とした感じで3周目に12秒台を叩き出すと、そこからは記録を伸ばすべくコースアウトも構わず攻めに攻めてLap5で最速10.236を出しました。その後は、かかんに速度アップして挑むものの乾燥することが出来ずDNFになっています。
2人目のFumiakiさん。最初のラップから堅実に走り、徐々にタイムを刻んでLap4で11秒台に突入、10秒台を狙えばSolaさんを超えることも可能かと思われましたが、速度を早めるとコースアウトするリスクが多く、結果一周完走するすることが出来ず、11.065でフィニッシュ。現時点で2位です。
最後3人目はRogerさん。先に走った2人より早く走らなければ勝てないため、基本コースアウトになってもいい気持ちでガンガン飛ばしていきます。Lap3で12秒台完走できたのですが、その後焦りからか、コースアウトを連発。結果前2人のタイムを上回ることが出来ませんでした。
優勝はDNP社のSolaさんに決定!
最終的に、予選を勝ち進んできた順位通り決着がつきました。
AWS人工知能技術リーダーであるDr. Matt Wood氏からトロフィーが渡されました。
優勝:瀧下初香氏 (Sola@DNP) 日本 00.10.236
準優勝:大野史暁氏 (Fumiaki) 日本 00.11.065
3位:朱詠嘉氏 (Roger@CNTU-CGI) 台湾 00.12.156
優勝したSola氏には、賞金という名目ではなく、奨学金として、25000ドルが進呈されるようです。
さいごに
前回の2018大会決勝戦に比べ、大変白熱したスピードある戦いになりました。
1年という歳月で、DeepRacerをここまで操縦できるようになるのは、素晴らしいと思いました。
また、2020年大会が行われることも発表されましたが、今度はレースの勝敗方法が変わる模様です。
クラスメソッドとしては、今度こそ、今度こそ世界大会への出場を目指します!