[アップデート] AWS Glue アプリケーション用の 14 個のネイティブコネクタが追加されました
クラウド事業本部コンサルティング部の石川です。AWS Glueは、14個の新しいネイティブコネクタがアプリケーション向けに追加されました。さらに様々なアプリケーションから簡単にデータを統合できるようになりました。
新しい14個のネイティブコネクタ
AWS Glueの新機能は、14個の新しいネイティブコネクタを追加することで、データ統合の可能性を拡張しました。今回さらに追加になったコネクタは以下のとおりです。
- Blackbaud Raiser's Edge NXT
- CircleCI
- Docusign Monitor
- Domo
- Dynatrace
- Kustomer
- Mailchimp
- Microsoft Teams
- Monday
- Okta
- Pendo
- Pipedrive
- Productboard
- Salesforce Commerce Cloud
ネイティブコネクタの特長
- 簡易な接続設定: AWS Glueコンソールまたは AWS Glue APIを使用して、アプリケーション固有のAPIを学ぶ必要なく接続を確立できます。
- スケーラビリティと高性能: AWS Glue Sparkエンジンの性能とスケーラビリティを活用できます。
- 標準認証方式のサポート: OAuth 2などの標準的な認証方法をサポートしています。
- データ操作の柔軟性: 接続のテスト、認証情報の検証、データのプレビュー、メタデータの閲覧が可能です。
気がついたら72個のネイティブコネクタが提供
コネクタは、マネジメントコンソールのGlueの画面で、Data connectionsを選択、[Create Connection]を押すと一覧が表示されます。
デフォルトでは、グリッド表示なので全て表示するためにリスト表示を選択しました。最近、爆発的に増えているなと思っていたネイティブコネクタ、改めて確認すると72個もありました。Newというのがここ半年ぐらいに追加されたネイティブコネクタです。
ここで、必要な認証情報を入力してネイティブコネクタ作成時に、接続をテスト、正常に機能することを確認して登録します。AWS Glue studioでソースとしてこの新しい接続を使用することができます。
最後に
AWS Glueの14個の新しいネイティブコネクタの追加により、合計72個のネイティブコネクタが利用可能となり、データ統合の可能性が大幅に拡大しました。簡易な接続設定、高いスケーラビリティ、標準認証方式のサポート、そして柔軟なデータ操作機能を備えたこれらのコネクタは、企業がより効率的にデータを活用し、データドリブンな意思決定を行うための強力なツールとなります。
これまで、アプリケーションからデータを取得するには別途SaaSサービスに契約してデータを連携する必要がありましたが、今日ではAWS Glueで様々なデータを抽出できるようになりました。「AWS Glue」と聞くとアナリティクスサービスというイメージが強かったかもしれませんが、今後は「Glue」の名にふさわしい、様々なアプリケーションをつなげるサービスに用途が拡大することを感じています。