[祝GA]大規模な産業機器データの収集、保存、整理、モニタリングを容易にするAWS IoT SiteWiseが一般利用可能になりました!

2020.07.11

どうも!大阪オフィスの西村祐二です。

re:Invent2018で発表されたAWS IoT SiteWiseがついに2020/7/10にGA(一般利用可能)となりました!

https://aws.amazon.com/blogs/aws/aws-iot-sitewise-now-generally-available/

AWS IoT SiteWiseとは?

産業機器からのデータの大規模な収集、保存、整理、モニタリングを容易にするマネージドサービスです。産業施設全体の機器を簡単にモニタリングして、機器およびプロセスの障害、生産における非効率性、製品の欠陥といった無駄を特定します。

引用元:https://aws.amazon.com/jp/iot-sitewise/

AWS IoT SiteWiseの特長

特長を簡単にまとめてみます。詳細を知りたい方は公式サイトドキュメントを確認ください。

  • AWS IoT SiteWise ゲートウェイソフトウェアを提供
    • OPC-UA データアグリゲーター、またはヒストリアンデータベースからデータを読み込み
    • 毎秒何千ものデータストリームをアップロード可能
    • オフライン時にデータをローカルにキャッシュ
    • IoT Core とのネイティブな統合をサポート
  • 数十万の資産の階層にまたがる産業施設のモデル定義が作成可能
    • 単一のセンサー、組立ライン、またはサプライチェーンなど階層構造を保ちながら管理可能
    • 機器データとモデルをリンクさせることが可能
  • 機器データを時系列で管理可能
    • スケーラブルで効率的なデータストアに保存
  • 機器データに対してデータ処理可能
    • 機器データのメトリックを計算
    • 数学および統計演算子の組み込みライブラリを使用してデータ変換可能
    • =>生産プラントの機器全体の有効性(OEE)などの一般的な産業指標を作成
  • SiteWise Monitorというモニタリングツールを提供
    • リアルタイムでアセットデータや計算されたメトリクスを表示
    • 履歴データと比較して分析可能
    • タブレットやスマホからアクセス可能

簡単に試せるデモがある

産業機器向けのサービスというと試すのが大変という印象を持つ方がいらっしゃると思いますが、AWS IoT SiteWiseには簡単に試せるデモが用意されています。

用意されているデモでは風力発電所を想定したデータセット7日分をAWS IoT SiteWiseで利用できるようにデプロイしてくれます。(裏でCloudFormationが動きます)

デモを試してみる

AWS IoT SiteWiseのコンソールにアクセスすると右上にデモの表示があります。

▼デモ作成をクリックすると下記のような画面になり、3分ほどまちます。

※「デモ作成」のボタンをクリックすると即作成処理が走ります。

▼完了すると表示が下記のように変化するので「アセットを表示」をクリックしてみます。

▼アセット表示の画面では産業機器(今回は風力発電所)がどんな属性を持っているか、どのような階層で管理されているかわかるようになっています。

デモでは複数のタービンを管理しているようです。

また、機器からのデータも簡易的に確認することができます。

▼産業機器をどのように管理するかのモデル定義を作成・編集することができます。

SiteWise Monitor

SiteWise MonitorというSiteWiseにデータを送信するデバイスや機器からの運用データを操作するためのマネージドウェブアプリケーションを提供しています。

SiteWise Monitorを利用するには2020/7/11現在、AWS SSOを有効にする必要があります。

AWS SSOを有効にする方法はドキュメントを参照ください。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/iot-sitewise/latest/userguide/monitor-getting-started.html#monitor-enable-sso

無効のままSiteWise Monitorにアクセスすると下記のような画面が表示されます。

▼私の環境ではAWS Organizationsの関係でAWS SSOを有効にできなかったので、公式ブログに掲載されていた画面の画像を載せておきます。なかなかリッチなダッシュボードで良さそうですね。

アセットデータと計算されたメトリックをほぼリアルタイムで表示したり、複数のアセットと異なる期間の履歴時系列データを比較、分析することもできるようです。

AWS IoT SiteWise monitor

(引用元:https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/aws-iot-sitewise-now-generally-available/

※SiteWise Monitorのユニークアクティブユーザーごとの月額料金が10ドルとなっているのでご注意ください。

対応リージョン

  • 米国東部(バージニア北部)
  • ヨーロッパ(アイルランド)
  • ヨーロッパ(フランクフルト)
  • 米国西部(オレゴン)

料金見積もりツールが提供されている

規模が大きくなるからこそ、どれぐらいの料金がかかるか気になるところだと思います。

AWS IoT SiteWise Calculatorというエクセルの見積もりツールが提供されていますので、こちらを使ってだいたいの費用感を見積もることができます。

AWS IoT SiteWise Calculator

さらに詳しく知りたい方

英語になりますが、実際の画面を操作しながら説明する動画などがありますので、詳しく知りたい方はこちらも確認すると良いかと思います。

https://aws.amazon.com/iot-sitewise/resources/

さいごに

産業機器からのデータの大規模な収集、保存、整理、モニタリングを容易にするマネージドサービスAWS IoT SiteWiseが一般利用可能になりました。

もし、自社工場や産業機器のIoT化を考えている方は、このサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

このブログが誰かのお役に立てたら幸いです。