AWS IoT TwinMaker が東京リージョンで GA になりました!

2023.10.20

こんにちは、CX 事業本部 Delivery 部の若槻です。

本日、デジタルツインアプリケーションをマネージドに構築できる AWS IoT TwinMaker が東京リージョンで GA(Generally Available:一般提供開始)となりました。

時系列

AWS IoT TwinMaker は、サービス発表から 2 年弱、サービス GA から約 1 年半を経ての、東京リージョン(ap-northeast-1)での一般提供開始となりました。

日付 イベント 参考
2021/11/30 re:Invent 2021 で新サービスとして発表 リンク
2022/04/21 6 リージョンで一般提供開始 リンク
2023/03/23 1 リージョン(AWS GovCloud 米国西部)で一般提供開始 リンク
2023/10/19 3 リージョン(東京含む)で一般提供開始 リンク

現在利用可能なリージョン

今回の GA により、以下の 10 リージョンで AWS IoT TwinMaker を利用可能となりました。

リージョン名 リージョン 提供開始日
米国東部 (バージニア北部) us-east-1 2022/04/21
米国西部 (オレゴン) us-west-2 2022/04/21
アジアパシフィック (シンガポール) ap-southeast-1 2022/04/21
アジアパシフィック (シドニー) ap-southeast-2 2022/04/21
欧州 (フランクフルト) eu-central-1 2022/04/21
欧州 (アイルランド) eu-west-1 2022/04/21
AWS GovCloud (米国西部) us-gov-west-1 2023/03/23
アジアパシフィック (ムンバイ) ap-south-1 2023/10/19
アジアパシフィック (ソウル) ap-northeast-2 2023/10/19
アジアパシフィック (Tokyo) ap-northeast-1 2023/10/19

価格

AWS IoT TwinMaker には、Basic、Standard、Tiered bundle の 3 つのプランがあります。

Basic および Standard を比べてみると、他の数多くのサービスと同様ですが、バージニア北部と比べて若干高い値段となています。

プラン 機能 バージニア北部 東京
Basic Unified Data Access API calls $1.50 per million calls $1.65 per million calls
Standard Unified Data Access API calls $1.50 per million calls $1.65 per million calls
Entities $0.05 per entity per month $0.0525 per entity per month
Queries $0.50 per 10k queries executed $0.525 per 10k queries executed

試してみる

東京リージョンで AWS IoT TwinMaker を試してみます。

コンソールにアクセスする

AWS マネジメントコンソールのトップページから AWS IoT TwinMaker のコンソールにアクセスします。この時点でのリージョンは東京となっています。

AWS IoT TwinMaker のコンソールにアクセスできました。リージョンもちゃんと東京となっていますね!

リージョンメニューを開くと、今回 GA された東京に加えて、ソウルとムンバイも利用可能になっていることが確認できます。

リソースを作成する

まずコンソールから「ワークスペース」を作成してみます。ワークスペースは AWS IoT TwinMaker の最上位のコンテナとなるリソースです。

ワークスペースが作成できました。

続いてワークスペースに「シーン」を作成します。

シーンを作成すると、3D モデルの配置やデータに応じたルールの設定ができるシーンコンポーザーにアクセスできました。

シーンコンポーザーから 3D モデル(gltf)の配置を行うこともできました。

おわりに

AWS IoT TwinMaker が東京リージョンで GA になったのでご紹介いたしました。

今までは TwinMaker を触る時にはいつも使っている東京リージョンからバージニア北部にリージョンを切り替えていたのですが、その必要が無くなるのはすごく嬉しいです。また東京リージョンにある既存の AWS サービスとも連携がしやすくなるため、案件などでの提案をしやすくなるのも嬉しいですね。

そして実はつい最近に下記のようなイベントに登壇したのですが、1ヶ月もしないうちに GA が実現してしまいました。全国のデジタルツイン大好きな面々が TwinMaker の基礎から応用例までを紹介し合うイベントとなっており、アーカイブ動画も公開されているので興味のある方はぜひご覧ください。

以上