AWS Organizations バックアップポリシーがサポートされているリージョンの確認方法
困っていること
AWS Organizations バックアップポリシーを設定する際、サポートされていないリージョンがありました。サポートされているリージョンを教えてください。
ドキュメントを確認したのですが、バックアップポリシーについて、サポートされているリージョンが分かりませんでした。
回答
AWS Organizations バックアップポリシーは、分かりにくいですが、ドキュメントではアカウント間管理(Cross-account management/クロスアカウント管理)と記載されている箇所をご確認ください。
「アカウント間管理」は「バックアップポリシー」を含むより広い概念です。
別のAWSドキュメントの「クロスアカウント管理の概要」セクションで、以下のように説明されています。
クロスアカウント管理は、クロスアカウントモニタリング、クロスアカウントバックアップ、バックアップポリシー、委任管理者アカウントで構成されます。これらの要素の一部がすべてのリージョンで利用できるわけではありません。クロスアカウント管理が利用可能な場所については、AWS 「リージョン別の機能の可用性」を参照してください。
つまり、アカウント間管理(クロスアカウント管理)は、以下で構成されます。
- クロスアカウントモニタリング
- クロスアカウントバックアップ
- バックアップポリシー
- 委任管理者アカウント
表の「アカウント間管理」列で✓がついているリージョンでは、AWS Organizations バックアップポリシーを含むクロスアカウント管理機能全体が使用可能です。
執筆時点でドキュメントの表「AWS リージョン別の機能の可用性」の「アカウント間管理」列を確認すると、以下の通りです。
サポートされているリージョン
- 米国東部 (バージニア北部)
- 米国東部 (オハイオ)
- 米国西部 (北カリフォルニア)
- 米国西部 (オレゴン)
- アジアパシフィック (ムンバイ)
- アジアパシフィック (大阪)
- アジアパシフィック (ソウル)
- アジアパシフィック (シンガポール)
- アジアパシフィック (シドニー)
- アジアパシフィック (東京)
- カナダ (中部)
- 欧州 (フランクフルト)
- 欧州 (アイルランド)
- 欧州 (ロンドン)
- 欧州 (パリ)
- 欧州 (ストックホルム)
- 南米 (サンパウロ)
オプトインリージョン
- アフリカ (ケープタウン)
- アジアパシフィック (マレーシア)
- アジアパシフィック (香港)
- アジアパシフィック (ハイデラバード)
- アジアパシフィック (ジャカルタ)
- アジアパシフィック (メルボルン)
- カナダ西部 (カルガリー)
- ヨーロッパ (ミラノ)
- 欧州 (スペイン)
- 欧州 (チューリッヒ)
- イスラエル (テルアビブ)
- 中東 (バーレーン)
- 中東 (アラブ首長国連邦)
AWS GovCloud
- AWS GovCloud (米国東部)
- AWS GovCloud (米国西部)
サポートされていないリージョン
- アジアパシフィック (台北)
- アジアパシフィック (タイ)
- 中国 (北京)
- 中国 (寧夏)
- メキシコ (中部)
組織全体でのバックアップ管理を検討する際は、利用予定のリージョンがサポート対象であることを事前に確認することをお勧めします。
サポートされていないリージョンでバックアップを管理したい場合は、メンバーアカウントで個別にAWS Backupの設定を行いましょう。