AWS Organizations バックアップポリシーがサポートされているリージョンの確認方法

AWS Organizations バックアップポリシーがサポートされているリージョンの確認方法

2025.07.24

困っていること

AWS Organizations バックアップポリシーを設定する際、サポートされていないリージョンがありました。サポートされているリージョンを教えてください。

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ドキュメントを確認したのですが、バックアップポリシーについて、サポートされているリージョンが分かりませんでした。

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https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-backup/latest/devguide/backup-feature-availability.html#features-by-region

回答

AWS Organizations バックアップポリシーは、分かりにくいですが、ドキュメントではアカウント間管理(Cross-account management/クロスアカウント管理)と記載されている箇所をご確認ください。

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https://docs.aws.amazon.com/aws-backup/latest/devguide/backup-feature-availability.html#features-by-region
https://docs.aws.amazon.com/aws-backup/latest/devguide/manage-cross-account.html

「アカウント間管理」は「バックアップポリシー」を含むより広い概念です。

別のAWSドキュメントの「クロスアカウント管理の概要」セクションで、以下のように説明されています。

クロスアカウント管理は、クロスアカウントモニタリング、クロスアカウントバックアップ、バックアップポリシー、委任管理者アカウントで構成されます。これらの要素の一部がすべてのリージョンで利用できるわけではありません。クロスアカウント管理が利用可能な場所については、AWS 「リージョン別の機能の可用性」を参照してください。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-backup/latest/devguide/manage-cross-account.html

つまり、アカウント間管理(クロスアカウント管理)は、以下で構成されます。

  • クロスアカウントモニタリング
  • クロスアカウントバックアップ
  • バックアップポリシー
  • 委任管理者アカウント

表の「アカウント間管理」列で✓がついているリージョンでは、AWS Organizations バックアップポリシーを含むクロスアカウント管理機能全体が使用可能です。

執筆時点でドキュメントの表「AWS リージョン別の機能の可用性」の「アカウント間管理」列を確認すると、以下の通りです。

サポートされているリージョン

  • 米国東部 (バージニア北部)
  • 米国東部 (オハイオ)
  • 米国西部 (北カリフォルニア)
  • 米国西部 (オレゴン)
  • アジアパシフィック (ムンバイ)
  • アジアパシフィック (大阪)
  • アジアパシフィック (ソウル)
  • アジアパシフィック (シンガポール)
  • アジアパシフィック (シドニー)
  • アジアパシフィック (東京)
  • カナダ (中部)
  • 欧州 (フランクフルト)
  • 欧州 (アイルランド)
  • 欧州 (ロンドン)
  • 欧州 (パリ)
  • 欧州 (ストックホルム)
  • 南米 (サンパウロ)

オプトインリージョン

  • アフリカ (ケープタウン)
  • アジアパシフィック (マレーシア)
  • アジアパシフィック (香港)
  • アジアパシフィック (ハイデラバード)
  • アジアパシフィック (ジャカルタ)
  • アジアパシフィック (メルボルン)
  • カナダ西部 (カルガリー)
  • ヨーロッパ (ミラノ)
  • 欧州 (スペイン)
  • 欧州 (チューリッヒ)
  • イスラエル (テルアビブ)
  • 中東 (バーレーン)
  • 中東 (アラブ首長国連邦)

AWS GovCloud

  • AWS GovCloud (米国東部)
  • AWS GovCloud (米国西部)

サポートされていないリージョン

  • アジアパシフィック (台北)
  • アジアパシフィック (タイ)
  • 中国 (北京)
  • 中国 (寧夏)
  • メキシコ (中部)

組織全体でのバックアップ管理を検討する際は、利用予定のリージョンがサポート対象であることを事前に確認することをお勧めします。

サポートされていないリージョンでバックアップを管理したい場合は、メンバーアカウントで個別にAWS Backupの設定を行いましょう。

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