持続可能なアーキテクチャ:過去、現在、そして未来 #AWSreInvent #SUS302

re:Invent2023のセッション「SUS302 Sustainable architecture: Past, present, and future」についてのレポートです。
2023.12.10

AWS認定トレーニング講師の平野@おんせん県おおいたです。

今日は「SUS302 Sustainable architecture: Past, present, and future」というタイトルのセッションについてレポートします。

公式セッション紹介(日本語訳)

2021年にAWS Well-Architected Frameworkの持続可能性の柱が発表されて以来、環境の持続可能性への注目はクラウドワークロードの重要な非機能要件にまで高まっている。このセッションでは、この柱とそのベストプラクティスを再考します。お客様がアーキテクチャのリソースとエネルギー効率の可視性を確立するために使用しているメカニズムやツール、最適化の特定と優先順位付けの方法について深く掘り下げます。お客様の事例とデモを通じて、アプリケーション・チームのために持続可能性のショーバック・メカニズムを構築し、変革を推進する方法を学びます。

オンデマンド動画

概要/オススメポイント

持続可能性に関する社会的要求が高まっています。企業も積極的に対応する必要が出てきています。

そして我々ITに関わる者にとっても、避けられない課題になっています。仮想化された世界のクラウドにおいては一見持続可能性と無縁のように見えますが、アーキテクト次第で環境負荷を下げることが出来ます。

このセッションでは、AWSを活用して環境負荷を下げる方法を学びます。

AWSでは2年前Well-Aechitected Framewarkに持続可能性の柱が追加されました。 これは皆さん知ってますよね。

その中で、サステナビリティにおける共有責任モデルを定義しました。セキュリティの責任共有モデルと同様、AWSとAWSの利用者とでそれぞれ責任が分担されるモデルです。

ビジネスニーズを実現するプロセスで、コスト最適化を図ると同様に、サステナビリティへの要求を満たしていく必要があります。

ここでサステナビリティ可視化のデモが紹介されます(動画をみてくださいね)

実際の設計では、トレードオフを認識して進める必要があります。

適切なサービスを選択して、トレードオフを解決していきましょう。

AWSにはサステナビリティを実現するためのツールが各種そろっています。

また、クラウドフォーメーションテンプレートから、環境負荷を評価するオープンソースソフトウェアもあります。(こちらも動画内でデモがあります)

このほかにもAWSではサステナビリティを促進するためのライブラリがそろっています。

持続可能性への対応が不可避になってきています。 このセッション、全員の方に見て頂きたいです。

まとめ

セッションの概要を紹介しました。ご興味があれば上記のリンクよりセッション動画をご覧ください。

また、英語が苦手な方は、YouTubeの概要欄の「文字起こし表示」を活用してみて下さい。例えば文字起こしのテキストを翻訳ツールに簡単にコピペできます。

皆様のスキルアップのお手伝いになれば幸いです。