AWS Step Functions の AWS SDK 統合に過去1年間で追加されたサービスを2025年1月から遡って確認してみた

2025年1月15日、AWS Step Functions の AWS SDK 統合のアップデートで、 36個の AWSサービス が 追加されたアナウンスがありました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/01/aws-step-functions-integration-36-services-user-messaging/

Step Functions がサポートする AWSサービスについて、最新(2025年1月22日)と、2024年1月15日以前のリストを比較し、直近一年間で追加されたAWSサービスの確認を試みる機会がありましたので、紹介します。

AWS SDK integrations

追加されたサービス

2024年1月以降の1年間で、AWS SDKサービス統合に追加されたサービスは55個でした。

今回(2025年1月)のアップデートでは、2024年11月末から12月初旬にかけて開催された re:Invent で発表された、Aurora DSQL、S3 Tables などが追加されています。

Aurora DSQL操作

新たに追加されたAPIの動作を確かめるため、Aurora DSQLのAPIを実行する StepFunctionsのワークフローをバージニアリージョンで試しました。

ワークフロー

• createCluster: DSQLクラスタを削除保護は無効指定で作成
• getCluster: Identifierは、JSONata式を用いて取得した値を利用

{
  "QueryLanguage": "JSONata",
  "Comment": "This state machine orchestrates the creation and retrieval of an Amazon Aurora DSQL cluster.",
  "StartAt": "CreateCluster",
  "States": {
    "CreateCluster": {
      "Type": "Task",
      "Resource": "arn:aws:states:::aws-sdk:dsql:createCluster",
      "Arguments": {
        "DeletionProtectionEnabled": false
      },
      "Next": "Wait"
    },
    "Wait": {
      "Type": "Wait",
      "Seconds": 3,
      "Next": "GetCluster"
    },
    "GetCluster": {
      "Type": "Task",
      "Resource": "arn:aws:states:::aws-sdk:dsql:getCluster",
      "Arguments": {
        "Identifier": "{% $states.input.Identifier %}"
      },
      "End": true
    }
  }
}

実行結果

• Aurora DSQL 操作結果レポート

まとめ

Aurora DSQL 2024年12月にプレビュー公開されたばかりのサービスを、Step Functions の SDK 統合のみで操作する事ができました。

記事執筆時点で、StepFunctions の SDK統合がサポートするAWSサービスは369。今後のAWSサービスのアップデートにも追従される事が期待できます。AWSサービスを操作するStepFunctionsのワークフローを作成する際、最新のAWS SDK 統合 ドキュメントページを確認いただき、サポート対象である場合はその利用をお試しください。

Learning to use AWS service SDK integrations in Step Functions