【レポート】「クラウドで実現するJTBのビジネス基盤」~100年企業の決断~ #AWSSummit
はじめに
AWS Summit Tokyo 2019 Day3 で開催されたセッション”「クラウドで実現するJTBのビジネス基盤」~100年企業の決断~” についてレポートします。
スピーカーは 株式会社 JTB 田村直樹様と山北育英様です。
セッション概要は次の通りです。
『マーケットイン思考』と『データドリブン』の徹底により、お客様ニーズを捉えたサービス提供とマーケティング高度化し、ビジネスの最大化を実現するための基盤造りを目指している。
JTBホームページを基軸としてあるべき姿を実現させるため、データに基づいた販売サイクルを進行させるべく、アプリケーションとインフラのボーダレスが特徴的なAWSを最大限活かし、理想のビジネスを実現したいと考えている。
セッションレポート
以下、セッションレポートです。
- 実はJTBに関わってるかもしれない
- 出張宿泊のシステムの先や、昔行ったの修学旅行
- ラグビーワールドカップの公式旅行代理店をしている
- オリンピック/パラリンピックのツアーを発売する
- AWSの利用は進んだことをしているわけでも、進んでいるわけでもない
- 老舗の古い体質の会社でもAWSを活用して新たな業態に変わることを紹介したい
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「マーケットイン」とそこのデータを信頼しよう
- ITがインフラをコストではなく、新たな立ち振舞を行うためのあという投資と考えよう
- 108年目の企業 売上1兆 旅行・出版など
- 1912年創業 昔は国策で外貨(外国人旅行客)を獲得するためだった
- 1000店舗
- オンライン事業は20年前に開始
- インターネットやコンビニで、旅行やチケットなどを販売
- JTBの歴史の半分の時に東京オリンピックがあった
- オンライン事業
- 30年前から売上1兆円、旅行者は増えてるが旅行単価は下がってる
- マーケットと環境が変わった
- Booking.com 、Expedia、UBER、 airbnb…
JTBが達成したいこと
- マーケット思考、データを解析してお客様の体験価値の最大化
- 元々ヒューマンタッチのビジネス(カウンターで顧客と話す)
- 今はテクノロジーになってる
- データの民主化 -> データを使える状態にする
- UI/UX -> お客様の価値を上げる
- 世の中の変化のスピードは遥かに早い
- 70年代パソコン、80年代フロッピー、インターネット、スマートフォン
- 変化スピードは加速している
- 50数億のモバイルユーザーがいる
- 旅行するとき行動
- 旅行行ってみよう - どこいこうか - 行き先になにある - 移動手段は - 予約 - 購買 - 旅行の話をシェア
- 2000年代はじめ、オフラインを中心としながらオンラインを見る
- 今、ほとんどがオンラインで完結
- 旧来の旅行会社
- サプライヤー(ホテル/飛行機など) -> 旅行会社 <- お客様 メーカー
- 今の旅行会社
- サプライヤー(ホテル/飛行機など) -> 旅行会社 <- お客様 市場
- 個人のサービス提供者 -> 旅行会社 <- お客様 フリーマーケット
- JTBの3つのチャレンジを実行中
- マーケティングプロセス改革
- 今まではマス型アプローチ、それをお客様ひとりひとりを理解したアプローチ
- 顧客理解をデータでおこなう
- お客様がより快適にすばやく旅行の商材を選択できる
- 膨大なデータを迅速に処理/学習しなければならない
- データの収集、分析、シナリオ作成、をさせるインフラがAWS
- 第一印象が決まるまで0.1秒、UXに問題がある場合に88%戻らない可能性、UIデザインが改善された場合200%予約の改善というデータがある
- ”体験”が重要
- 「データドリブン」「マーケットイン」
- テクノロジー活用デジタル化推進
- プライベートDMPを構築中
- 可視化、分析、統計解析、これからUIの改善に取り組む
- 部署間の横連携が大事
- セキュリティ/プライバシーも解決が必要
- 既存システムもAWSに順次移行し、稼働中
- アゴダ社との業務提携(UI/UX,データ解析・分析力)
- ダイナミック化に向けたシステム投資
- 2021年度に向けてシステム改修
- 航空・鉄道会社のダイナミック型運賃(価格が変動する)に対応するようにシステムを改修
- パンフレット 利点:価格が先まで、早割 、欠点:空いてるのに高い
- USJも価格変動性を導入
- マーケティングプロセス改革
- パプリッククラウドと投資タイミング
- サービスを選択して使いたい
- IT投資をビジネスのタイミングにしたい
- システム調達が非常に短い時間で行われる
- システム課題の解決
- 既存インフラの老朽化
- オンプレ、プライベートクラウド、複雑な運用
- ビジネスに悪い影響を与える事が分かった
- パフォーマンス、セキュリティ
- パフォーマンスは売上に、セキュリティは安心へ
- BizDevOps
- 組織の高度化
- 人間の力
- 運用に時間が取られてた、それを開発や保守にリソースを変えていく、そのためのAWS
- デジタル人材の開発
- 人材育成
- 既存インフラの老朽化
- 成功のためのスケジュール
- TOKYO2020がターゲット
- すべてが終わるわけではないが、第一フェーズを終える
- パートナー企業、AWSと調和を取って進めることができた
- AWSもJTBも進化しないと生き残れない
- 次の100年成長していきたい
まとめ
古くからある非常に大きな企業が、今まさに変革しようとしてる事を感じました。そこで選択されるインフラとしてAWSのようなパブリッククラウドは最適なはずです。