テクニカルサポートに寄せられる AWS WAF に関するよくある質問
テクニカルサポートの yama です。
今回はテクニカルサポートに寄せられる AWS WAF に関する、よくある質問をまとめました。
これから WAF を利用される方も、既に WAF を利用されている方にも、有益な情報だと思うので、ご一読いただけると嬉しいです。
マネージドルールにて誤検知が発生しました。どうすれば回避できますか?
誤検知への一般的な回避方法は以下の手順で行います。
①.誤検知があったルールと文字列を特定する。
②.誤検知があった文字列を許可(ALLOW)するルールを追加する。
③.追加したルールを、誤検知があったルールより高い優先度に設定する。
詳細な設定については、以下ブログをご参照ください。
AWS WAF のマネージドルールで誤検知が発生した場合、どうすれば回避できますか? | DevelopersIO
AWS WAF のルールと ALB のセキュリティグループやリスナールールでは、どちらが先に評価されますか?
WAF がトラフィックを評価する流れは下記の順序で行うので、ALB のセキュリティグループ、リスナールールが先に評価されます。
- 元となるサービスがウェブサイトへのリクエストを受け取る
- それを精査するために WAF へ転送
- ルール評価を WAF が行う
よくある質問 - AWS WAF | AWS
AWS WAF のルールと ALB のセキュリティグループどちらが先に評価されますか? | DevelopersIO
Web ACLs の overview 画面から過去のログを確認する場合、どのような方法で参照できますか?
Web ACLs の overview 画面で表示できる Sampled requests はあくまでサンプルです。
保持期間は最大過去 3 時間までとなります。過去のログを参照するためには、明示的にログへの保存を有効にする必要があります。
COUNT で記録するように設定したログが取得出来ていませんでした。原因と解決方法を教えてください。
COUNTされたリクエストのみを取得するように、ログに対してフィルターを設定している場合、マネージドルールでCOUNTと判断されたリクエストのログは COUNT ではなく EXCLUDED_AS_COUNTとして出力されるため、ログに出力されない場合があります。
EXCLUDED_AS_COUNTをフィルタ条件に追加するには AWS CLI などから設定が必要です。
AWS WAFでカウントされたログ取りこぼしてませんか? | DevelopersIO
おわりに
以上、テクニカルサポートに寄せられる AWS WAF に関するよくある質問でした。
こちらの記事については、今後よくある質問が増えましたら追記していく予定ですので、AWS WAF でお困りごとがありましたら確認いただき、少しでも開発のお役に立てれば幸いです。