[アップデート] AWS WAF の CAPTCHA 機能で日本語がサポートされました

2023.02.17

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

いわさです。

AWS WAF にはカスタマイズしたルールに基づいた CAPTCHA を表示して人間が操作していることを確認する機能があります。

CAPTCHA の中でいくつかテキストが表示されますが今までは英語のみ対応していました。
本日の以下のアップデートで 10 の言語サポートが追加されました。

サポートされた言語

  • アラビア語
  • ドイツ語
  • スペイン語
  • フランス語
  • イタリア語
  • オランダ語
  • 日本語
  • ポルトガル語
  • トルコ語
  • 中国語 (簡体字)

日本語がサポートされている!ということで設定方法などを確認してみました。

特に設定は不要

以下が CAPTCHA の設定画面ですが特に言語に関する設定項目は見当たりません。

適当な Web ページを作成し WebACL をアタッチして確認してみましょう。
アタッチ先はなんでも良いです。私は普段 API Gateway で Mock を使ってます。

普通に英語で表示されました。しかし左下に言語選択のドロップダウンが表示されています。

手動切り替え!?と思ったのですが、デフォルト言語はブラウザの言語設定に応じて自動で切り替わる仕様でした。

試しにブラウザの言語設定を日本語にしたものだと次のように表示されます。

選択した言語でコンテンツが表示されていますね。

自動でこの機能が追加され無効化も出来ないので、既に AWS WAF CAPTCHA をご利用の方は今回のアップデートがエンドユーザーに配信されているものと認識しておきましょう。

音声は英語

本日時点で CAPTCHA では視覚と音声の 2 種類の確認がサポートされています。
音声コンテンツの画面表示は日本語で表示することが出来ました。

ただし、再生してみると音声は英語でした。 入力する回答も日本語になるでしょうし、表示コンテンツの日本語化よりは大変そうですがアクセシビリティを考えると日本語使いたいですね。

さいごに

簡単ではありますが、本日は AWS WAF の CAPTCHA 機能で日本語がサポートされたということで設定方法や使い方、注意事項などを確認してみました。

まとめると以下です。

  • 特に設定不要。ブラウザ言語設定で勝手に判断してくれる。
  • 音声パズルは英語のまま!