Firewall Managerでマネージドルールを設定してみた

Firewall ManagerからAWS WAFのマネージドルールを一括で適用してみました。利用する際の注意事項についても記載しました。
2018.06.10

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、臼田です。

Firewall ManagerではAWS WAFを複数のアカウントに一括で適用できますが、せっかくなのでAWS WAFマネージドもどうやって適用できるか試してみたいと思います。

Firewall Managerの説明と使い方についてはこちらをご参照ください。

【新機能】AWS Firewall Managerを使ってみた

マネージドルールについてはこちらをご参照ください。

【新機能】AWS WAFマネージドルールを使ってWordPressに対する攻撃を防いでみた #reinvent

やってみた

マネージドルールをFirewall Managerから利用するには、Marketplaceから有効化する必要があります。

AWS Firewall Manager 管理者アカウントでまずはMarketplaceからマネージドルールを有効化します。

今回は検証するだけなので、一番安いTrendMicroさんのルールを選びます。

有効化の細かい手順は上述のブログをご参照ください。

有効化されたらPolicyを作成します。作成の詳細な手順も上記ブログをご参照ください。

Policyでrule groupを選択する場所でマネージドルールを選択することが可能になっているのでAdd rule groupします。そのまま作成を完了します。

作成が完了してしばらくしても、Organization配下のアカウントではStatusが正常になりません。マネージドルールはMarketplaceから有効化する必要があるため、Firewall Managerから一括で設定しても配下のアカウントでは自動的にSubscribeされないようです。

ということで、配下のアカウントでも同様にMarketplaceからマネージドルールをSubscribeします。

しばらくすると配下のアカウントでもマネージドルールが適用されました。

まとめ

Firewall Managerでは一括してPolicyを適用することがメリットですが、残念ながら現状ではマネージドルールは自動的に一括では適用できないようです。

個々のアカウントでMarketplaceからSubscribeしてから利用しましょう。