ほぼ週刊AWSマイスターシリーズ第5回 – ELB, AutoScaling & CloudWatch編に参加しました
こんにちは。くろの(福田)です。
今週AWSのオンラインセミナーシリーズである「ほぼ週刊AWSマイスターシリーズ」が開催されました。第5回目は玉川さんによるELB、AutoScaling、CloudWatchです。
■開催概要
- 日時:2011年10月26日(水)17時~18時
- 場所:オンラインセミナー
- 講師:AWS玉川さん
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AWSマイスターシリーズはほぼ毎週AWSの中の人がAWSの各サービスに関して詳細に解説をしてくれるとてもとてもとてもとてもとてもありがたいオンラインセミナーです。
クラスメソッドでは先週も多くの社員がセミナーに参加しました。
■ELB:Elastic Load Balancing
- ロードバランサ―のクラウドサービス
- 負荷分散
- スケーラブル
- 高い可用性
- ヘルスチェック機能
- 安価な従量課金
■ELBの特徴
- ELBはトラフィックに合わせて、自動的にキャパシティを増減する
- ELBを使用するときには、DNS名を用いる
- サポートしているプロトコル:HTTP、HTTPS、SSL、TCP
- CloudWatchとの統合
- IPv4とIPv6のサポート(現在、US Eastリージョンのみ)
- IAMを利用してAPIへのアクセス制限設定可能
- SSLサポート
- セッションアフィニティ(Session Stickiness)もサポート
- X-Forwardedヘッダーをサポート
■ELBの注意
- アベイラビリティゾーン間での分散は均等配分になる
- AZ内のインスタンス数、インスタンスのタイプは考慮しない
- 非常に急激にトラフィックが急増するシステムにELBを用いる場合は注意
- 5分以内で2倍以上のトラフィックが予想される場合はAWSに予め相談
- DNSキャッシングに注意
- SSL証明書のライセンスの単位(ドメイン数、サーバー数)に注意
- ELBのTCPコネクションは60秒後にTerminationされる
■ELBの利用上の制約
- UDPはサポートされない
- ELBそのものに対するアクセス制限はできない
- URLレベルの負荷分散には現時点で対応しておりません
- ELBに対してEIPを割り当てる機能は現時点で対応しておりません
- ELBのリミット(初期10個)
■AutoScalingの特徴
- ELB連携
- 通知機能:SNSを利用してアクション実行時に通知送信
- ヘルスチェック機能
- AutoScalingの設定そのもののコストはかからない
■CloudWatchの特徴
- AWSクラウドのリソースをモニタリングするためのWebサービス
- EC2、EBS、ELB、RDS、SNS、SQS、ElastiCacheのモニタリング
- カスタムメトリクスも可能
- メトリクスベースにアラーム設定が可能
- 基本モニタリングは無料(EC2の5分間隔モニタリング)
おしまい