【レポート】Amazon EKS と Datadog によるマイクロサービスの可観測性(パートナーセッション) #PAR-03 #AWSSummit

【レポート】Amazon EKS と Datadog によるマイクロサービスの可観測性(パートナーセッション) #PAR-03 #AWSSummit

AWS Summit Online Japan 2021 にて行われた、Datadog Japan合同会社によるパートナーセッション「Amazon EKS と Datadog によるマイクロサービスの可観測性」のレポートです。Amazon EKSクラスターを作成し、Datadogを利用して簡単にモニタリングダッシュボードを作成できる方法が紹介されています。
Clock Icon2021.05.17

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コンサル部のとばち(@toda_kk)です。

本記事は、AWS Summit Online Japan 2021 にて行われた動画セッション「Amazon EKS と Datadog によるマイクロサービスの可観測性」のレポートです。

Datadogを使ってAmazon EKSのモニタリングダッシュボードを作成し、メトリクス監視や分散トレーシングといったObservabilityを簡単に実現しよう! という内容になっています。

セッション概要

Amazon EKS 独自の機能を最大限に活用し、Datadog の直感的なプラットフォームでマイクロサービスの可観測性を実現する方法が学べます。

・EKS 環境からメトリクス、ログ、トレースを監視する方法

・リアル・ユーザー・モニタリング (RUM) などの機能を使用して、環境のユーザビリティをテストする方法

・外形監視 (Synthetics) 機能を使って、ユーザーが直面する問題を発見し、修正する方法

PAR-03 Datadog Japan 合同会社

スピーカー

Datadog Japan合同会社 セールスエンジニア 清水 勇輝
 氏

セッション動画

Amazon EKS と Datadog によるマイクロサービスの可観測性(パートナーセッション) - Summits JP Production

セッションレポート

セッションのトピック

  • デプロイ
  • モニタリング
  • E2Eテスト

EKSの特徴

自分たちでKubernetesを一から構築していくことも可能だが、EKSを利用することで次のようなメリットがある。

  • リソースの柔軟なプロビジョニング
  • CLIを使いKubernetesを操作
    • AWS CLI や eksctl など
  • WindowsおよびLinux ワークロード
  • IAM アクセス管理

デプロイするデモ環境

  • Terraformを利用
    • リポジトリを用意している
    • CloudFormationのテンプレートも用意しているので、コンソールから簡単に作成も可能
    • https://bit.ly/eksinfra
  • us-east-1リージョンにVPCを作成し、Windows用/Linux用のノードを1台ずつ作成
  • eksctlでクラスターを作成する
    • 20分程度かかる

Datadog と Amazon EKS

Datadogによるアプリケーショントレーシングについて

  • Datadogオペレーターによって、モニタリングの環境として可視化されたダッシュボードを利用できる
    • デフォルトでプリセットされたダッシュボードを確認できる
    • Kubernetesのモニタリングに必要な情報は概ねそろっているダッシュボードを簡単に利用できる
    • もちろん、カスタムしたダッシュボードを作成することも可能

Observabilityの3要素

  • メトリクス
  • ログ
  • トレース

始めてみる

サンプルコード

  • Datadog eコマースのチュートリアルを利用
  • まずは、Syntheticsから試してみる
    • ウェブサイトのパフォーマンス監視を行う
    • 外形監視ができる
    • E2Eテストも簡単に設定可能
  • Real User Monitoring(RUM)
    • ブラウザからアクセスしたリアルなユーザーのユーザージャーニーやUXなどを確認できる

インテグレーション

  • https://bit.ly/aws-dd-docs
  • 下記の3ステップで設定完了
    • IAMを設定
    • IAMにアカウントへの読み取り専用アクセスを許可
    • IAM認証情報をDatadogに追加
  • Kubernetes Operator
  • Operatorのインストールは下記の3ステップで設定可能
    • Operator Lifecycle Manager(OLM)をインストール
    • Operatorをインストール
    • マニフェストをデプロイ

ログについて

  • Kubernetesログの取り込みの方法
    • Docker/コンテナのソケットから取得する
    • Kubernetesログファイルから取得する
  • ログ情報を確認する
    • 時系列によるリクエスト数のグラフを確認できる
    • ファセットを利用したフィルタリングができる
    • タグで付与したメタデータを元にフィルタリングも可能

トレースとログのドリルダウン

  • イベントやAPMのSpan情報に関連したドリルダウン
    • ログとトレースの相関付け
    • カスタムSpanの手動設定
    • 自動設定された完全分離型のAPMトレーシング
  • Datadog Agentが持つトレースIDを利用して、ログとトレース間を相関付けることができる
    • サービスマップによって依存関係や相関関係を簡単に確認可能
    • ドリルダウンでどんどんリソース状況やトレーシングを表示できる

Kubernetesは案外すぐに使い始められる

クラスターのセットアップは、事前準備したスクリプトを使えば20分程度で完了するので、ぜひトライしてみよう!

デモの確認はセッション動画をどうぞ!

セッションではさまざまなデモ動画が公開されています。

実際に表示されるモニタリングダッシュボードや、Operatorのインストールなど、Datadogの利用を開始する上で非常に参考になるかと思います。

ぜひセッション動画をご覧ください!

以上、コンサル部のとばち(@toda_kk)でした。

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