
AWSome DayでインプットしたAWS初学者向けの学習法について
こんにちは、営業の平田です。
1カ月ほど前になりますがAWSJ主催のAWSome Dayに参加したので、本記事では個人的な意見/感想を交えつつ、イベントを通して得たAWSの学習法にフォーカスをして書きたいと思います。
はじめに
簡単に私について
クラスメソッドでの役割としては営業をしており、主にクラスメソッドのサービスをご検討いただいている新規のお客様をご対応させていただいております。
AWSの経験値はほぼ無しです。まさにAWSome Dayのターゲットにハマるところです。
Udemyの講座を見ながらEC2やVPCなどを作ってみたりはしたものの理解しているかと言われると怪しかったり、1年半前にCLF、1年前にSAAを取得したものの記憶は大分褪せていたり...
イベントの参加理由
上記の自分のAWSの担当業務であったりレベル感であったりに紐づくところになりますが、今回このイベントに参加した理由としては、ざっくり以下3点です。
- 自分が担当するお客様の中で一定数は今回のイベントがマッチすると思い、今後のご案内の際に使える情報をキャッチで出来そう!という期待
- もっと体験談をもってお客様にお伝え出来ることを増やしたい!
- 認定資格を取得したものの、知識が褪せていることへの危機感
ここでちょっと余談ですが、私はこのイベントに関してインスタのストーリー広告で知りました。プライベートの時間を過ごしながら、こういうところでもAWSの入り口って転がっているもんなんだな~と思わぬところでの接点にちょっとびっくりでした。
このブログの内容について
【書くこと】
①AWSome Dayとは?(イベントの概要紹介)
②本イベントを通してインプットしたAWS学習法の紹介
③イベントに参加して感じたメリットや感想
【書かないこと】
イベントを通して発信があった技術的な内容
※下記のイベント概要で記載の通り、AWSの概要であったり、EC2やRDSやS3等の基本的なサービスの紹介等がありましたが、そちらに関しては既にDevelopersIO内でも数々の記事が上がっているかと思いますので、そちらをご参照ください。
①AWSome Dayとは?(イベントの概要紹介)
- イベントページ:Amazon Web Services, Inc. AWSome Day Online Conference | AWS 初心者向けオンラインイベント
- 概要:~踏み出そう、AWS への最初の一歩~AWS クラウドの基礎を 3 時間で学ぶオンラインイベント
- 開催日:4月10日㈭ 10:00‐13:00 or 14:00‐17:00
- 参加費:無料
- ターゲット:AWSome Day Online Conference はこれから AWS クラウドを学びたいと思っている方や、クラウドに関する知識を身につけたい開発者、IT マネージャー、システムエンジニア、システムアドミニストレーター、デベロッパー、ビジネス部門の方に最適です。初心者向けの内容のため、上記の方に加え AWS に興味をお持ちの方や AWS の利用をはじめたい方にもおすすめです。
- 当日の流れ:
- モジュール 1:AWS の概要、グローバルインフラストラクチャとコンピューティング
- モジュール 2:ストレージとデータベース
- モジュール 3:ネットワークとセキュリティ
- モジュール 4:AWS でイノベーション
- モジュール 5:次のステップのご紹介(主に学習方法にピックアップ)
②本イベントを通してインプットしたAWS学習法〜
インプットした情報(学習方法)の中で自学型と参加型に分類して紹介
自学型(※いつでも、かつ自分のペースで。)
Skill Builder
ⅰ)- 概要:自分のペースで学べる公式学習プラットフォーム。動画やテキストでインプットでき、ハンズオンやミニテストを通じてアウトプットも可能。
- ターゲット:初学者から上級者まで
- 費用:無料のコンテンツもあるが、有料サブスクリプションの購入でより幅広く利用可に。(有料サブスクリプションは、個人かチームか、また月額か年額かによって金額が異なる)
- 無料/有料で利用出来るコンテンツの詳細は、こちらのブログをご覧ください。
- 無料と基礎でフィルターかけた結果が以下のような感じです。最初、Skill Builderってどんなもんなのか分からない中で予算下ろすの難しそう...という状況であれば一旦無料の範囲で色々見てみるのも良さそうだなと思いました。
- 無料と基礎でフィルターかけた結果が以下のような感じです。最初、Skill Builderってどんなもんなのか分からない中で予算下ろすの難しそう...という状況であれば一旦無料の範囲で色々見てみるのも良さそうだなと思いました。
- 無料/有料で利用出来るコンテンツの詳細は、こちらのブログをご覧ください。
- 個人的推しポイント
- 自分のペースで進めることが出来るので、業務の傍ら進めやすい。
- AWS Builder Labsでは、ハンズオンにお金をかけずに試行錯誤出来る。
- 無料利用枠でやってもなんかよく分からずにやっていたら結果的に料金がかかってしまいそうで怖い!なんていうお悩みありませんか?私は以前スナップショットの消し忘れで、知らず知らずにお金がかかっていました...そういうことへの立派な対策になります。
- セキュリティの設定を施さずに安全にハンズオンを出来る。
- AWS Builder Labsではなく、普通に学習用のアカウントを作って試行錯誤するのも方法としてはありますが、それだと攻撃を受けないために最初の諸々の設定で心折れそう、、なんて人もいるのではないでしょうか。AWS Builder Labsだったらその部分も担保されているので安心です。
- ロールごとに、また認定資格ごとにおすすめのコンテンツがまとまっているので、自分に最適な学習の方法が見えやすい。
- ロールごと:こちらのページをご覧ください。
- 例)ソリューションアーキテクト/開発者/DevOpsエンジニア/運用担当等
- 認定試験ごと:以下画像参照
- ロールごと:こちらのページをご覧ください。
- AWSome Day参加者には以下がおすすめ
- AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) 日本語実写版(※無料)
AWS Hands-on for Beginners
ⅱ)- 概要:動画を見ながらAWSのサービスを触ることをガイドしてくれるチュートリアル、様々なシナリオで動画を視聴しながら一緒に手を動かすコンテンツ。約30のシリーズがあり、それぞれに10程度のセッションを含む。
- ターゲット:初学者
- 費用:無料
- 個人的推しポイント
- ライセンス料をかけずにハンズオンの講座を受講することが出来る。
- SkillBuilder同様だが、自分のペースで進めることが出来る。
- Skill Builderと類似しているので違うポイントをピックアップ
- 受講するのにはAWSアカウント必須ではないものの、ハンズオンを実施する際にはAWS Builder Labsと異なり、自身のAWSアカウントを利用。そのため利用費がわずかに発生する。また、リソースの消し忘れにも注意!
- 全編無料(※上記項目に類似するが、ライセンス料等は発生しないものの、ハンズオンで発生した利用費は負担する必要がある。)
- 初学者にフォーカスしたコンテンツ集
- Skill Builderは初学者~上級者まで幅広く学びたい人におすすめだが、AWS Hands-on for Beginnersは名前の通り初学者向け。
- AWSome Day参加者には以下がおすすめ
参加型(知識教授側がリードしてくれる。※止めようとしても止めることが出来ない。)
ビルダーズオンラインシリーズ(ウェビナー)
ⅲ)- 概要:AWS初心者や学習中の開発者向けの動画コンテンツ。サービスの基礎から最新技術の解説までコンテンツを用意。
- ターゲット:初学者(見るからに安心)
- 費用:無料
- 個人的推しポイント
- AWSアカウントの有無にかかわらず、ブラウザから参加可能。自分の好きなタイミングで視聴。(動画視聴の際に、会社名やメールアドレスの入力などは必要)
- そもそもAWSアカウントを作ろうか、、いや作っても使いこなせないんじゃないか?みたいな不安からAWSアカウントを作っていない、そんな層にもおすすめ。
- 1本1本が短め
- 例えばAWS 超入門 2024だと30分程度の動画が3本で完結するためハードルが低い。(だけでなく、生成AIやモダンアプリに関するセッションもあり、初学者以外にも有用なコンテンツがある。)
- AWSアカウントの有無にかかわらず、ブラウザから参加可能。自分の好きなタイミングで視聴。(動画視聴の際に、会社名やメールアドレスの入力などは必要)
- AWSome Day参加者には以下がおすすめ(どちらも30分程度)
- はじめに押さえておきたい!初学者向け AWS キーワード Top 10
- AWS をはじめよう!だれもが可能性を追求できる環境 (Level 100)
認定試験ワークショップ
ⅳ)- 概要:AWS認定資格のためのウェビナーまたはオンデマンドイベント。
- ターゲット:初学者から上級者まで
- 費用:無料
- 個人的推しポイント
- 受験前に自分の習熟度の確認と勉強の穴を見つけるのにぴったり。
- AWSの学習の習熟度をはかるためにははやり明確なゴールがあるとやりやすい!その際には認定資格の取得を目指す人が多いかと思います。そんなときに試験前に是非。
- リアルタイムでQAが出来る。
- 受験前に自分の習熟度の確認と勉強の穴を見つけるのにぴったり。
- ※注意点
- 私が検索したときは、日本語で絞ったところ引っかかったコンテンツが0に(涙)
- 受験前に自分の習熟度の確認と勉強の穴を見つけるのにぴったり。
- 英語のコンテンツがほとんどなので、英語が分かる、かつ認定資格取得の際に無料コンテンツを有効に活用したい人にはおすすめ。
- 英語のコンテンツがほとんどなので、英語が分かる、かつ認定資格取得の際に無料コンテンツを有効に活用したい人にはおすすめ。
クラスルームトレーニング
ⅴ)- 概要:AWS 認定インストラクターが実施する公式トレーニング。実践的な演習を通じて、AWSの基礎から応用まで体系的に学ぶことが出来る。
- ターゲット:初学者から上級者まで
- 自分のペースで、というよりは短期集中型で一気にスキルアップすることを目指したい。
- 費用:1 日間コースだと ¥70,000 (税別)、3 日間コースだと ¥210,000 (税別)
- 個人的推しポイント
- 認定講師による直接の指導のため、より不明点の解決がしやすい!
- 自分が大学受験したとき予備校選びの際、動画授業か直接講師が授業か2タイプありました。動画授業だと自分のペースで進めやすいというメリットの反面、いくらでもだれることが出来る気がしており、個人的に向いていなかったので笑、こういう直接受講できるコンテンツの方が身につきやすいんだろうなと思ったりします。
- 自分の担当業務やレベルにあったコースをしっかり学ぶことが出来る。
- 基礎、アーキテクト、開発者等幅広いトレーニングコースあり。
- また、それぞれの中でレベル感が分かれているものも。
- 受講者同士でのディスカッションなどもあり、よりインプットとアウトプットを短期間に重ねることが出来る。
- 認定講師による直接の指導のため、より不明点の解決がしやすい!
番外編
AWSランプアップガイド
- 概要:AWSの学習ロードマップ
- 上記のようAWSには豊富に学習できるコンテンツがあります。ただ、おそらく多くの人が、どれから着手すべきなんだ…これを完遂したは良いものの次はどれをやるべき?となると思います。おすすめの学習のステップや所要時間、タイプ(デジタルトレーニングorクラスルームトレーニングorセルフペースラボ等)が細かく記載されています。
- ターゲット:初学者から上級者まで
- 費用:無料
- AWSome Day参加者には以下がおすすめ
- AWS Ramp-Up Guide: Cloud Essentials
- 初学者向けは、おそらくとにかくAWSのユーザーを拡大するためにという目的で無償で有用なコンテンツが沢山あります。でも、どれも初学者向け初学者向けと言われるとその中でどういうステップアップをしていけば良いのだろうか…みたいなところがなかなか見えづらいと思います。そんなときに是非こちらを。
- 個人的なイメージは学生時代のシラバス的な感じ。
- これを習得するためにはAとBを利用しこんな力を養いますというような学習の全体を俯瞰した図的な位置づけ。
- AWS Ramp-Up Guide: Cloud Essentials
③イベントに参加して感じた感想とメリット
正直イベント参加前は、初学者向けのイベントとは言え、きっとみんなある程度の知識を持っている前提で進むだろうし、自分の疑問なんてみんな既知の事実なのでは?、QAタイムがあっても低レベルな質問出来ないし...あって無いようなものかもしれない、とか思っていました。
でも、蓋を開けてみるとそんなこと無くて安心しました。
ちゃんと自分が思っている初学者のレベル感で、例えを用いながら分かりやすく説明されていました。
ですし、QAに関してはウェビナーのようにみんなの質問チャットかと思っていましたが個人チャット(AWS-自分)だったので、質問しやすかったです。また、質問数が多くて流れるということもなく、しっかり1つ1つ回答していただきました。
特に初学者として有難かったポイント(メリット)
- (イベントアンケートに回答したら)$25のクレジットの付与
- イベント開催から1週間後までにアンケートを提出すると、月末までにクレジットがメールにて送付される。(今回のクレジットの有効期限は、2026年12月31日)
- 無料利用枠を活用しつつ、$25のクレジットの付与によって費用をかけずに試すことが出来る幅が広がる。
- イベント開催から1週間後までにアンケートを提出すると、月末までにクレジットがメールにて送付される。(今回のクレジットの有効期限は、2026年12月31日)
- (AWSさんのイベント基本的にそうなんだろうと思いつつ)1週間録画を視聴可能。
- 正直どれだけ簡単なこと場に噛み砕かれていても一回で理解するのは難しい…という部分があったときに、自分のペースで視聴できるのは大変助かる。私は当日は聞いて咀嚼すること、分からないところを聞くことに専念し、後日録画を見てメモメモ、という感じでした。
おわりに
AWSome Dayは、非技術者や初学者向けにAWSの、またクラウドの基礎のインプットに非常におすすめのイベントです。定期的に開催されているようなのでよろしければ参加してみて下さい。
また、今回のイベントのようにAWSの情報であったり技術的な情報のキャッチアップのコンテンツは豊富に用意されています。そういったものを活用しながら是非AWSの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。
そして、上記のようなAWSの方で提供されている学習コンテンツも沢山ございますが、AWSのパートナーのサポートも得ながらステップバイステップで学習したいという方!是非クラスメソッドでお手伝いをさせて下さい。
弊社では定期的に初学者向けハンズオンセミナーを開催しております。直近ですと5月28日㈬に開催します。AWSアカウントを作ったこともない人も是非!!その場でしっかり咀嚼できるか不安、、という場合でもOK、参加者にはハンズオンの手順書をプレゼントしております。改めて、ご自身で振り返ってみるというのもおすすめです。
【5/28(水)】はじめてでも安心!AWSハンズオンセミナー
※本イベントにご参加いただく場合、AWSの無料利用枠を活用することは出来ません。
ただし、AWS直接契約のアカウントの場合は有償の24/365の技術サポート窓口の無償提供や利用費の割引、クラウド保険などを付帯しております。
詳細につきましてはお申し込みいたただのちに、弊社の担当営業からご案内させていただきます。