Azure App Service で新しいカスタムドメインコンソールがプレビューになっていたので使ってみた
いわさです。
先日以下の記事で App Service にカスタムドメインを設定しました。
そして、本日これらのリソースを削除しようとしたところ見慣れないメニューを見つけました。
Custom domains (preview)
そして通常のカスタムドメインメニュー内では新しいコンソールが使える旨がポップアップされています。
本日はこちらの新しいユーザーインターフェースを使って App Service へカスタムドメインを追加してみました。
通常版
従来のものは以下のような構成でした。
カスタムドメインの構成に必要な基本情報と、HTTPS の強制化オプション、カスタムドメイン一覧、所有している App Service ドメイン一覧が表示されています。
この画面からAdd custom domain
を選択することでカスタムドメインの追加とそれに必要な DNS 検証に必要な操作を行うことが出来ます。
プレビュー版
こちらがプレビュー版です。
かなりシンプルというか、他の Azure ポータルのインターフェースと同じようなデザインでしょうか。
そして、基本情報とカスタムドメインの追加ボタン、App Service ドメインの購入ボタンが用意されています。
変わった点として、ドメイン追加画面ではドメインプロバイダーをまず選択するようになっています。
App Service ドメイン
App Service ドメインを選択した場合は所有しているドメインとドメインタイプを選択します。
ルートドメインの場合はそのまま Add が可能です。
サブドメインの場合はサブドメインを入力して Add します。
特徴としては検証が不要ですぐにカスタムドメインを追加することが出来るという点です。
App Service ドメインと統合されている Azure DNS へ自動でレコードが作成されています。
自動検証という挙動自体は従来と同様ですが、保有ドメインの中から選択出来るようになっている形ですね。
App Service ドメイン以外
App Service ドメイン以外を選択した場合は従来のようにドメインを入力します。
ここでは Amazon Route 53 で管理しているドメインを使ってみます。
そうすると検証に必要なレコード情報が表示されます。
この状態だと Add ボタンは使えなくて、Validate ボタンが使えます。
Validate ボタンの挙動は従来と同じです。
こちらはレコードの検証に失敗した状態です。
検証用の TXT レコードをホストゾーンへ作成しました。
Validate ボタンで検証に成功するようになり、Add ボタンが押せるようになりました。
HTTPS Only オプションが無くなった
従来のカスタムドメイン画面では HTTPS Only のオプションボタンが用意されていました。
プレビュー機能では該当のオプションがなくなっていますね。
App Service の構成から HTTPS Only は有効化出来るので基本的にそちらを使いましょう。というところでしょうか。
さいごに
本日は Azure App Service で新しいカスタムドメインコンソールがプレビューになっていたので使ってみました。
新しいコンソールですが、第一印象としてすっきりして使いやすくなったなと感じました。
Microsoft Q & A では、従来の画面で検証用の値が省略記号での表示になっていてすぐに確認できず不便だというフィードバックを見たことがあります。
このプレビュー機能だとその点も改善されているのでフィードバックが反映されているような感じがしてとても良いですね。