Azure Database for MySQL でパブリックプレビューとなっていた 8.4/9.1 が利用できなかったので、サブスクリプションのブロックを解除してもらった
いわさです。
数ヶ月前のアップデートになるのですが Azure Database for MySQL で MySQL 8.4 および 9.1 がパブリックプレビューとなっています。
その際にちょうど AWS や Azure などで MySQL 8.4 LTS を評価したいタイミングがあり作成しようとしたのですが、Azure Database for MySQL で 8.4 や 9.1 のエンジンバージョンを指定することが出来ませんでした。2024 年 11 月ごろの話です。
まだ私のサブスクリプションで有効化されていないのかなと思い少し待つことにしたのですが、2025 年 1 月後半になってもまだ使えない状態でした。
2025/1/28時点のポータル
ちょっと困っていたのですが、改めて別のドキュメントを確認してみたところ、パブリックプレビューではあるものの、全ユーザー同時に解放されている機能ではなかったようで、指定のメールアドレス宛てに連絡が必要とのこと。
今回こちらを使って Azure Database for MySQL 8.4/9.1 が選択できるようになったのでその様子を紹介します。
申請
アナウンスが記載されている公式ドキュメントはこちらです。
注意
ホリデー シーズン中の Azure デプロイの制限により、新しいサーバーを作成するときに、Azure MySQL バージョン 8.4 および 9.1 のオプションが一部のユーザーに表示されない場合があります。 影響を受けるお客様のために、Azure MySQL 8.4 および 9.1 パブリック プレビューに登録するサブスクリプション ID をこのメール アドレス (AskAzureDBforMySQL@service.microsoft.com) に送信できます。 メールの受け取り後、サブスクリプションのブロックを解除して、Azure MySQL 8.4 と 9.1 の選択を有効にします。
ホリデーシーズンとのことだったのでいつから全サブスクリプションで利用可能になるのかは不明ですが、私のサブスクリプションでは利用できない状態だったのでメールを送信してみることに。
上記メールアドレスあてに 8.4 と 9.1 が利用したいという旨と対象サブスクリプション ID、対象リージョンを伝えました。
どういう流れで解放されるのか不明だったのですが、メールを送った翌日には次内容の連絡をもらいました。
解放されるサブスクリプションがリスト管理されているようです。
The below subscription is white listed but it will take 1-2 hours to propagate the changes to the region, so try creating server after 2 hours
解放後
数時間後にあらためて確認してみると、該当サブスクリプションで利用可能になっていることが確認できました。8.4 も 9.1 も東日本リージョンで選択ができますね。
メール受信後
また申請と関係のないブラジルリージョンでも利用可能になっていることを確認しました。
関係のないリージョンも解放された
どうやらサブスクリプション単位で解放されるようで、指定したリージョン以外でも利用できるようになっていました。
さいごに
本日は Azure Database for MySQL でパブリックプレビューとなっていた 8.4/9.1 が利用できなかったので、サブスクリプションのブロックを解除してもらいました。
どの程度のサブスクリプションが影響を受けているのかわからないのですが、パブリックプレビューバージョンが利用できない場合は公式ドキュメントで紹介されているこちらの E メールアドレス宛に利用したい旨を連絡してみましょう。