ClaudeでBacklog MCPから情報を参照できるように試してみた

ClaudeでBacklog MCPから情報を参照できるように試してみた

Backlog公式MCPサーバーをClaude Desktopにつないでみました。その導入手順をまとめました。
2026.03.28

こんにちは、カスタマーサクセス部の奥井大和/やまとです。

はじめに

Nulab 公式の Backlog MCP サーバー(nulab/backlog-mcp-server)を Claude に接続してみました。

当初はブラウザ版 Claude でつなぐつもりでしたが、そのままでは接続できず、Claude Desktop での導入になりました。今回はその経緯と導入手順をまとめます。

また、著者の環境ではnpxではなくpnpm dlx を使用しており、APIは1Password CLIで管理しています。その設定も備忘録として記載します。

結論

  • 2026/03/27 時点では、ブラウザ版 Claude(claude.ai)では Backlog MCP サーバーにリモート接続できなかった
  • Claude Desktop であれば、導入できた
  • ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.jsonに以下を追加
{
  "mcpServers": {
    "backlog": {
      "command": "npx",
      "args": ["backlog-mcp-server"],
      "env": {
        "BACKLOG_DOMAIN": "<Backlog のドメイン>.backlog.com",
        "BACKLOG_API_KEY": "<Backlog の API キー>"
      }
    }
  }
}

動作確認環境

環境とツール バージョン
macOS Sequoia 26.3.1
Claude 1.1.9134 (87a63a)
Node.js v22.12.0
pnpm 10.24.0
1Password CLI(op) v2.32.0
backlog-mcp-server v0.9.0

前提条件

構成

Claude Desktop が backlog-mcp-server をローカルプロセスとして起動し、stdio 方式で通信します。Backlog API へは backlog-mcp-server が HTTPS でアクセスします。

セットアップ方式

公式では npx、Docker、クローン&ビルドなど複数のセットアップ方式が用意されています。著者はメンテナンスコストの観点からnpxpnpm dlx)を採用しています。他のセットアップ方式は以下を参考にしてください。

https://github.com/nulab/backlog-mcp-server

やってみたこと

ブラウザ版 Claude で試した(失敗)

普段はブラウザ版 Claude(claude.ai)を使っているので、まずブラウザ版で試しました。設定 > コネクタ > 「カスタムコネクタを追加」から追加を試みましたが、接続できませんでした。

カスタムコネクタを追加

カスタムコネクタはリモート MCP サーバーの URL(https://...)を入力する仕組みです。Backlog MCP サーバーは stdio トランスポート(ローカルプロセスとの標準入出力通信)のみに対応しており、リモート接続に必要な Streamable HTTP エンドポイントを提供していません。

そのため、ブラウザ版 Claude のカスタムコネクタからは接続できませんでした。

Claude の種類 MCP 接続方式 Backlog MCP
claude.ai(ブラウザ版) リモート MCP のみ 接続不可
Claude Mobile(iOS / Android) リモート MCP のみ 接続不可
Claude Desktop(デスクトップアプリ) stdio / リモート両対応 接続可能
Claude Code(CLI) stdio 接続可能

参考:Model Context Protocol のトランスポート

Claude Desktop で試した(成功)

Claude Desktop なら stdio トランスポートに対応しているため、Backlog MCP サーバーをローカルプロセスとして起動し接続できると思い、実際に試してみました。
以下の手順で導入しました。

手順

1. claude_desktop_config.json に追加する

設定ファイルの場所はこちらです。

  • Mac:~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json

mcpServers に以下を追加します。

"backlog": {
  "command": "npx",
  "args": ["backlog-mcp-server"],
  "env": {
    "BACKLOG_DOMAIN": "<your-domain>.backlog.com",
    "BACKLOG_API_KEY": "<your-api-key>"
  }
}
パラメータ 説明
BACKLOG_DOMAIN Backlog のドメイン(例: example.backlog.com
日本向け環境の場合は example.backlog.jp
BACKLOG_API_KEY 発行した API キー
pnpm dlx + 1Password CLI 方式

著者の環境設定では、Backlog ドメインを .backlog.jp(日本向け環境)で使用しています。
グローバル環境の場合は .backlog.com を使用してください。

"backlog": {
  "command": "op",
  "args": [
    "run",
    "--env-file=/Users/<ユーザー名>/.backlog-mcp.env",
    "--no-masking",
    "--",
    "/Users/<ユーザー名>/Library/pnpm/pnpm",
    "dlx",
    "backlog-mcp-server"
  ],
  "env": {
    "BACKLOG_DOMAIN": "<your-domain>.backlog.jp",
    "ENABLE_TOOLSETS": "all",
    "OPTIMIZE_RESPONSE": "1",
    "MAX_TOKENS": "10000"
  }
}
パラメータ 説明
command 1Password CLI を起動コマンドとして指定
--env-file op:// 参照 URI を含む環境変数ファイル
--no-masking 出力のマスクを無効化。MCP は stdio(標準入出力)で JSON を通信するため、マスクが有効だと JSON が破壊され通信に失敗する可能性があります。なお、この設定により API キー等の機密情報がプロセスの標準出力に平文で流れる点に留意すること
-- の後 Claude Desktop が PATH を読まないためフルパスが必要
ENABLE_TOOLSETS 有効にするツールセット(省略時は全て有効)
OPTIMIZE_RESPONSE 1 で GraphQL 風フィールド選択を有効化
MAX_TOKENS レスポンスの最大トークン数

設定後は、Claude Desktop を終了し、再度起動します。

2. 動作確認

カスタマイズからコネクタを選択すると、Backlog MCP がコネクタに追加されていることが確認できます。

コネクタ確認

試しに「MCP から Backlog の直近一日の課題を取得して」と入力します。

ClaudeTest

課題情報を取得できました。

他にもやってみたこと

ブラウザ版 Claude で何とか Backlog に接続できないか、API を直接叩く方法も試しました。

Claude のスキルやプロジェクト機能を使い、curl コマンドや React Artifact で Backlog REST API(https://xxx.backlog.jp/api/v2/...)を直接実行させてみようと試しました。

しかし結果は、エラー(host_not_allowed)がでました。claude.ai のコード実行環境はエグレスプロキシ(アウトバウンド制御)によりアクセス先ドメインが制限されている可能性があります。

ブラウザ版 Claude から Backlog API にアクセスする手段は、色々模索しましたが、見つけられませんでした。Backlog MCP サーバーを自力で Streamable HTTP 対応に改修すれば理論上は可能ですが、別途サーバーの常時稼働が必要になるため、本記事のスコープ外とします。

さいごに

ブラウザ版では接続できませんでしたが、Claude Desktop で Backlog MCP を導入し、課題の参照ができるようになりました。今後リモート MCP(Streamable HTTP)に対応することがありましたら、ブラウザ版やモバイル版からも接続できるようになるはずです。

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