【レポート】クラウド移行はまずはここから。「Amazon FSx for Windows File Server」によるファイルサーバ移行のベストプラクティス #AWSSummit
こんにちは。
ご機嫌いかがでしょうか。
こちらは2019年06月12〜14日に行われたAWS Summit Tokyo 2019のセッションレポートです。
6月14日 14:00-14:40
クラウド移行はまずはここから。「Amazon FSx for Windows File Server」によるファイルサーバ移行のベストプラクティス
セッション概要
- クラウドのほぼ2/3がWindows OS
- Windowsファイルサーバーのオンプレ管理の課題
- ハードウェアの管理
- ソフトウェアの管理
- AWSで運用した場合
- ハードウェアの管理 無くなる
- ソフトウェアの管理は必要
- ハードウェアとソフトウェアの管理を両方AWSでした
- ゴール:Windowsストレージのクラウド移行へのベストソリューションを提供
- Windowsアプリケーションとの互換
- パフォーマンスを提供
- ミリセックレベルのレイテンシ
- 高いスループット、IOPS
- エンタープライズ利用を想定
- Windowsファイルサーバーのオンプレ管理の課題
- Amazon FSx for Windows File Server
- ネイティブなWindowsとしての互換性
- 完全マネージド
- NTFS
- ネイティブSMB 2.0 to 3.1.1
- Microsoft AD連携とWindows ACLをサポート
- 既存のIdentity管理、グループ管理を使える
- DFSネームスペース、DFS レプリケーション
- 高速で柔軟なパフォーマンス
- SSDストレージ
- 高スループット、高IOPS
- 容量に関係なくパフォーマンスレベルを選択可能
- キャッシュにより高いパフォーマンスを提供
- バーストも可能 (1日あたりの上限あり)
- サブミリセカンドレベルのレイテンシ
- CloudWatchによるモニタリング
- エンタープライズ用途に最適
- ハードウェア障害検知、継続的な監視
- AZをまたいだデータレプリケーション
- S3へのバックアップ
- DFSネームスペースとDFSレプリケーション
- 保存時だけでなく通信中のデータも暗号化
- AD連携とWindows ACLサポート
- VPCセキュリティグループを使ったアクセスコントロール
- IAMを使ったAPIアクセスコントロール
- CloudTrailによる記録
- PCI-DSS + ISO、HIPPA準拠
- アクセス性
- EC2
- VMware Cloud on AWS
- WorkSpaces
- AppStream 2.0
- OnP
- Windows Server 2008以降
- Windows 7以降
- Linux (Sambaクライアント)
- 完全マネージド
- プロビジョニング、セットアップ、ボリューム管理
- Windowsソフトウェアアップデート
- 自動バックアップと管理
- 幅広いユースケース
- ホームディレクトリ
- ビジネスアプリケーション
- Webサービスおよびコンテンツ管理
- ソフトウェア開発環境
- ネイティブなWindowsとしての互換性
- Amazon FSx for Windows Fileserver 価格
- Storage容量
- スループット容量
- バックアッププライス
- TCO例
- ストレージ容量:1024GB、ベースラインスループット:8Mbps、バックアップ:500GB → 約200ドル
- Amazon FSx for Windows Fileserver リージョン
- 7つのリージョン、東京リージョンあり
- アーキテクチャ
- VPC、サブネット内にエンドポイントを作る
- SMBマルチチャンネル対応
- マルチAZ
- DFSレプリケーションを確立される
- DFSネームスペースを使って冗長構成をとる
- 大容量データの管理
- DFSネームスペースで複数のファイルシステムを統合
- 最大50,000共有
- リードレプリカを使ったスケールアウト
- ドキュメント参照
- シャーディングを使ったスケールアウト
- 例えば社員の頭文字でファイルシステムを分ける
- バックアップ
- 毎日自動化されたバックアップ
- ユーザー指定バックアップ
- 既存のホームディレクトリを FSx へ移行
- AWS Managed ADを用いて片方向の信頼関係を構築
- 既存ファイルをマイグレーション
- 既存ACLを担保
- 詳細を知りたい方はドキュメント参照
- 簡単なデモ
所感
社内システムのAWS移行における大きな山場の一つ、ファイルサーバー。
そのマネージドサービスが紹介されました。
反響の大きいサービスの一つと言えます。
セミナーで紹介されていたアーキテクチャは公式ドキュメントに記載がありますので
参考にして頂ければと存じます。
公式ドキュメント
What Is Amazon FSx for Windows File Server?
Performance in Amazon FSx for Windows File Server
Multi-AZ File System Deployments
以上、吉井 亮 がお届けしました。