【Braze】メール配信設定してみた
こんにちは。アライアンス統括部 テクニカルグループ(実は半分データアナリティクス事業本部 ビジネスソリューション部 BIチーム所属)のまつおかです。
前回のBrazeブログでは、ユーザーデータのインポート方法についてご紹介しました。
今回はユーザーに向けて配信するメールの作成方法をご紹介します。
メールマーケティングは王道のマーケティング手法ではありますが、現在も有効な手法として活用する企業が多くあります。
Brazeではキャンペーン(Campaigns)またはキャンバス(Canvas)のページから、簡単なステップでパーソナライズされたメールを作成することができます。今回はキャンペーンでのメール作成方法のご紹介です。
※ この機能は2022年3月8日時点の情報を参照しています。製品アップデートに伴い、機能が修正・拡張されているケースがありますので予めご了承ください。
キャンペーンの作成 -Compose-
まずは左のメニューにあるCampaignsページを開き、右上のCreate Campaignsから「Email」をクリックします。
キャンペーン名と使用テンプレートを選択
次に今回追加するキャンペーンの名称を設定し、メールの編集方法とテンプレートを選択します。
メールを編集する際のエディターとして「Drag & Drop Editor」と「HTML Editor」が用意されていますので、どちらか使い勝手の良い方を選択してください。今回は「HTML Editor」を使用します。
エディター選択の下にはメールのテンプレートとしていろんな種類のテンプレートが用意されています。その中から作成キャンペーンのイメージにあったものを選択するも良し、一から作るも良し、はたまた事前に作成したテンプレートをアップロードするも良しですが、今回は「Blank Template」を選択し、一から作成してみたいと思います。
送信情報設定
テンプレートを選択すると表示される以下の画面の「Edit Sending Info」から、送信情報を設定します。
From Display Name + Address
差出人の表示名とアドレスを指定します。デフォルトの値はメール設定ページで設定が可能です。
Replu-To Address
返信先のアドレスを指定します。差出人アドレスに返信するか、もしくはメール設定ページで設定したアドレスを指定することができます。
Subject
メールの件名を設定します。ここではLiquidタグを使用することで、標準ユーザ属性にある first_name を参照し{{${last_name}}} さん、2月のセールのお知らせですよ!
と入力することで「まつおか さん、2月のセールのお知らせですよ!」といったパーソナライズした件名を設定することも可能です。
Liquidについての詳細はこちらをご参照ください。
Preheader(optional)
プリヘッダーとは、メール件名に続き表示されるメール内容の概要などを提供することができるテキストです。詳細はこちらをご参照ください。
本文編集
続いて「Edit Email Body」からメール本文を編集します。
左上のメニューからエディター3種(HTML Editor、Classic Editor、Plaintext Editor)の選択が可能です。今回はHTML Editorを使用し、事前に用意しておいたHTMLのコードを貼り付けました。作成したメール本文は右側のプレビュー画面ですぐに確認が可能です。
本文ができたら、プレビュー画面で実際に配信された際のメールを確認します。
プレビュー時、送信対象のユーザーを選択することができます。今回はCustom Userを選択し、メール件名に使用した標準ユーザ属性項目が正しく表示されるか確認するため、Last Nameに名前を入れて件名を確認します。入力した名前がちゃんと件名に入っていますね!
プレビューでメール表示を確認後、Test Sendタブからテストメールを送信します。
送信対象には事前に作成しているグループ、もしくは個々のメールアドレスを指定することができます。今回は自身のアドレスを入力しました。
スケジュール設定 -Delivery-
テスト配信で問題なく配信されていることを確認できたら、次は配信スケジュールを設定します。
配信タイプは以下3種類あります。
- スケジュール:設定した日時に配信
- アクションベース:ユーザーが設定されたアクションを実行した際に配信
- APIトリガー:APIのリクエストに従って配信
今回はスケジュール配信で、指定した日時に1回のみ配信する設定にしますが、日次、週次、月次のいずれかで決まった時刻に配信することも可能です。
セグメント選択 -Target Users-
次に配信対象のセグメントを選択します。
セグメントを選択すると、メール到達可能なユーザーの数が表示されます。
コンバージョンイベント設定 -Conversions-
設定の最後、コンバージョンイベントの設定をします。
コンバージョンイベントを設定することで、メールの配信後にユーザーが特定のアクションを実行したかどうかを計測することが可能です。指定可能なアクションは以下となります。
- アプリの開封
- 購入(特定の商品、もしくは何かしらの購入)
- 特定のカスタムイベントの実行
- メールの開封
- メール内リンクのクリック
さらにコンバージョンとして計測する期間を最大30日まで設定することが可能です。
今回は配信後1日以内にメール内のリンクをクリックした場合と、3日以内にメールを開封した場合のアクションをコンバージョンイベントとして設定しました。
最終確認 -Confirm-
これで全設定が完了しましたので、最終的に全体の設定を確認します。
ここまでで設定した内容が表示されますので、問題なければ「Launch Campaign」をクリックするとスケジュールに従って配信が開始されます。
さいごに
以上がキャンペーンでのメール配信設定方法となります。
段階を追って順に設定していくフローになっていますので、初めて利用される方にも非常にわかりやすい動線となっていると思います。
今後、さらに便利な機能などもご紹介できればと思います!