[プレビュー]あのAmazon倉庫が再現できるか? ロボットの管理アプリ構築サービス AWS IoT RoboRunner 登場! #reinvent

2021.11.30

せーのでございます。いよいよはじまりましたre:Invent 2021。早速色々出てきた新サービスの中から私は「AWS IoT RoboRunner」を速報でご紹介します。

つまり複数台のロボットの管理をしやすくするサービス

AWSには物理ロボットをAWSを通して管理するようなサービスがいくつかあります。AWS IoT GreenGrassを使えばロボットの中身にエージェントを立ててクラウドと通信したり、コードをOTFでアップデートさせたりできますし、AWS RoboMakerは現実世界と同じような環境をクラウド上に3Dで作り出し、その中で作ったコードをシミュレーションできます。今回のサービスは「複数台のロボットをいかに効率的に動かすか」という課題を解決するためのサービスとなります。

複数台のロボット x AWS、といえば思い浮かぶのはコレですね。

そう、Amazonの倉庫です。Amazonの配送倉庫は100台単位でロボットが動いていて、注文された商品を人間が棚まで取りに行くのではなく、目的の商品が入っている一番近い棚が人間の元までやってくるシステムです。
当然このシステムを構築するにはロボット同士がぶつからないようにするトラッキングシステムや「近い棚はどこなのか」という判別システムなど、複数のロボットを連携させて動かすオーケストレーションが必要となります。

そこで重要なのが

  • 違うメーカー、違うタイプのロボットをどう連携させるか
  • ロボットと管理システムをつなげるソフトウェアをどう作るか
  • 複数のロボットを効率的に動かす方法

です。

そんな問題を解決しよう、というのがこのAWS IoT RoboRunnerとなるわけです。

特徴

AWS IoT RoboRunnerの主な特徴は

  • それぞれのメーカー、タイプのロボットデータをゲートウェイを通じてAWS IoT RoboRunnerに連結させる
  • AWS IoT RoboRunner内でリポジトリを作ってアプリを一括管理する
  • Task Managerを通してロボットのタスク(作業内容)を管理する
  • 作業する場所をそれぞれdestinationとしてラベル付けしてpathという形で連携させる

となります。

つまり、それぞれのロボットを動かす独自コードをTask(中身はJSON)という形で管理して、それをゲートウェイを通じてクラウドに送信、クラウド上のリポジトリに載っているアプリケーションを使って一括管理する、という仕組みです。

アプリ上ではFacility(施設)、Destination(行き先)、Path(道程)と言ったオブジェクトを使ってRobot(ロボット)、Fleet(複数台のロボットをまとめるグループ)がどこにいて、どこまで動けて、そこで何をするか、ということを集中的に管理します。
例えばお互い向かい側からロボットが進んできたらぶつかります。その状況をRoboRunner上で把握してそれぞれのロボットのタスクに「右に動く」「左に動く」「止まる」といった司令を書き込んでTask Managerを使ってロボットに指示、ロボットを動かすコードがそのキューを受け取って実際に動く、といった感じで管理していくイメージですね。Task ManagerはLammbdaを使って実行されます。

なんかこれはエンジニアとして非常に楽しそうに感じます。

現在パブリックプレビュー中

そんなAWS IoT RoboRunnerはもう既に触れます。マネージメントコンソールから検索してみると

あります。現在はバージニアとフランクフルトリージョンで使えるようです。

まとめ

これからの時代を象徴するようなサービスが出てきましたね。これまでもピンポイントに色々な場面でロボットを使っている産業は多いのですが、これらを統括して連携させるシステムというのはいかにもAWSぽい、と言えるのではないでしょうか。
このサービスはAmazonのfulfillmentシステム、つまり実際の倉庫で動いているシステムがベースになっているそうなので、ぜひ最先端のロボット管理を学んでみたい方は触ってみてはいかがでしょうか。

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AWS re:Invent | Amazon Web Services

参考リンク