2016年秋のクラスメソッドカナダ合宿
こんにちは、虎塚です。
11月の第3週に、バンクーバーオフィスのメンバーで合宿に行ってきました。その時の様子をレポートします。
- 目的: カナダでのビジネス展開の方針とアクションプランの作成、チームビルディング
- 日程: 2016年11月21日(月)〜23日(水)
- 行き先: ブリティッシュコロンビア州ビクトリア市
- ビクトリア市は、オフィスがあるバンクーバー市と同じ州に属していますが、別の島です。
1日目
合宿1日目は、この季節にはめずらしいほどの晴天に恵まれました!
ビクトリアに移動
朝ダウンタウンのWaterfrontで集合して、バンクーバーからビクトリアへ水上飛行機で移動しました。ほかの移動手段もありますが、水上飛行機ならバンクーバーのダウンタウンからビクトリアのダウンタウンまで、わずか35分です。現地での活動にそなえて、行きはラクをすることにしました。
パイロットは1名です。安全上の注意説明を、iPad上の動画で見せられました。それよりも飛行機のワンオペのほうが気になります。
海の上では安定飛行でしたが、陸の上を通っている間は非常に揺れました。バンクーバーからビクトリアに向かうにつれて天気がよくなり、空からの素晴らしい眺めを楽しむことができました。
滞在先に到着
今回は、日中にディスカッションする場所を確保するために、Airbnbでアパートを借りました。ホテルは照明が暗かったり、大きいテーブルがなかったりするからです。
アパートの鍵の受け渡しには、Keycafe を利用しました。カフェに置かれた鍵用ロッカーで、専用のキーとコードを使って鍵を交換できます。貸す側と借りる側が直接会わずに鍵を交換できるので待ち合わせが不要になるし、専用ロッカーなので安全です。
アパートは土足禁止の清潔な広い部屋で、皆「こんなところに住みたい!」と大興奮でした。
一部のメンバーは夜もこちらに泊まり、残りのメンバーは近くのホテルに泊まりました。でも、安いホテルにした結果、暖房が壊れていたり、フロントに相談しても直してもらえなかったりと、ホテル宿泊組は大変だったようです。
昼食: The Blue Fox Cafe
アパートに荷物を置いて、皆で腹ごしらえに行きました。
町歩きをして良さそうなお店を探したいところですが、時間を節約するため、全面的にYelpを頼りました。今回は、評判のよいThe Blue Fox Cafeに行きました。
店内は多国籍なインテリアで明るい雰囲気です。有名店らしく、ひっきりなしに客が入っていました。
メニューは、Southpaw Grilled Ham & Cheeseを選びました。サンドイッチの具にスパイスが効いていて、おいしかったです。ほかのメンバーは、オムレツやエッグベネディクト (Benny) を注文していました。
ビクトリアの街歩き
天気がよかったので、皆でダウンタウンを少し散策してからアパートに戻りました。古い町並みを楽しみました。ビクトリアにはカナダ最大の中華街もあります。
有名なEmpressホテルとブリティッシュコロンビア州議事堂です。ビクトリアは、ブリティッシュコロンビア州の州都です。
発表: 3本
午後の前半は、発表と質疑応答をおこないました。
まず、最近入社したメンバーのために、あらためてクラスメソッドの会社説明をしました。各事業部のビジネスの概要を紹介してから、AWSコンサルティング部の方針や実績を詳しく説明しました。
次に、オペレーションチームのメンバーが、オペレーションチームの体制やメンバーを紹介しました。オペレーションチームでは、日本、ドイツ、カナダの3拠点および関連会社のアノテーション株式会社のメンバーで協力して、お客様にサービスを提供しています。
最後に、現地採用メンバーが、ブリティッシュコロンビア州で企業が加入する一般的な医療保険の仕組みについて、日本から来たメンバー向けに説明しました。
ブレーンストーミング: カナダでのビジネスについて
午後の後半は、カナダでのビジネス展開についてブレーンストーミングをしました。
日本のメンバーが合宿で使ったビジネスモデル・キャンバスを、ブレーンストーミングでアイディアを発散させるための観点として活用しました(今回のメンバーには、ビジネスモデル・キャンバスの知識を持つ人がいなかったので、本来の使い方はしませんでした)。
まず、カナダのお客様にどんな価値を提供するかについて話し合い、合意しました。次に、6個の観点をもとに、個人ワークとしてアイディアを付箋に書き出しました。
- お客様がどのように「われわれが提供する価値」を利用するか
- 見込顧客
- クラスメソッドをカナダで知ってもらうためにできること
- お客様に価値を届けるために必要なリソース
- 協力するパートナー
- 何の活動をするか
最後に、皆で出したアイディアをKJ法で整理しました。明日のディスカッションの準備として、1日目はここまでで終了です。
夕食: NUBO Japanese Tapas
現地採用メンバーから日本料理のリクエストがあり、Nubo Japanese Tapasに行きました。日本で食べられる一般的な握り寿司やタコ焼きなどに加えて、海外ならではのメニューもありました。
上は、Lucky Strike RollとGiant Caterpillar Rollです。特にCaterpillarのほうは、なかなか衝撃的な見た目ですが、すべての料理がおいしかったです。
2日目
あいにく2日目は一日中天気が悪く、冷たい雨が降り続けていました。食事に出たほかはずっとアパートに詰めて、ディスカッションをしました。
ディスカッション: カナダビジネスについて
前日は議論の発散のフェーズで、この日は収束のフェーズです。成果物としてロードマップ、マイルストーン、アクションプランをまとめました。
昼食: Mo:Lé Restaurant
昼食はMo:Lé Cafeに行きました。ここも温かな雰囲気の人気カフェです。
写真は、Joe's Potato Gratin with Eggsです。グラタン皿に載って出てくるかと思いきや、かなり立体的な料理でした。目玉焼きの下には、やわらかい薄切りのポテトが並べられています。果物も盛りだくさんで、おいしかったです。
ビクトリアのBenniesにすっかりハマってしまったメンバーは、昨日に引き続きBenniesを注文していました。
ディスカッション: 運用について
昼食後もカナダビジネスの話で盛り上がりましたが、夕方になんとかまとめて、次のテーマに移りました。
クラスメソッドの海外拠点であるベルリンとバンクーバーのオフィスでは、東京との時差を利用して、日本の夜間時間帯に障害が発生した際の緊急対応を実施しています。この運用をもっと盤石にして、お客様に24時間365日のサービスを提供するために、バンクーバーのメンバーができることについて話し合いました。
夕食: the DOCKS
夕食は、the Docksに行きました。
このお店にはオイスターバーとレストランがあり、オイスターバーでは牡蠣を1個1カナダドルで食べられます。さらに、金曜日にはなんと1個50セントになります。ただ、夕食が牡蠣とウィスキーだけでは寂しいので、レストランのほうに行きました。
写真は、前菜として注文した牡蠣と、主菜のRoasted Wild BC Salmon Filetです。とてもおいしかったです。ほかのメンバーは、Grain Fedのステーキや、海産物が大きなボウルに山盛り入ったThe Mixerという料理を注文しました。店員さんたちは冗談が多く、気さくで、雰囲気のよいお店でした。
ゲーム会
街中のリカーショップで安いワインを調達した後、アパートに戻って皆でボードゲームをしました。
「Hey, that's my fish!」と「Codename」をしました。上の写真は、Codenameです。Codenameは、英語の単語を介して現地メンバーと日本から来たメンバーが共有するイメージの違いが浮き彫りになり、とても面白かったです。
3日目
いよいよ最終日です。初日ほどの青空にはなりませんでしたが、雨が上がって晴れ間が覗く天気になりました。
観光
午前中は、グループに分かれて観光です。MINIATURE WORLDというミニチュア模型がたくさんある博物館に行ったので、写真を紹介します。ここは、期待していた以上に素晴らしい場所でした。
最初の写真は、ボートの修理屋のミニチュアです。驚くほど渋いですね。次の写真は、ヨーロッパ各地の有名なお城を集めたミニチュアです。現実にない風景を作ることができるのも、ミニチュアの良さだとに気づきました。
カナダ各地の昔の風景や、カナダ軍が派兵されたさまざまな戦地を再現したミニチュアがたくさんありました。また、有名な童話や物語のワンシーンを表現したミニチュアもありました。
バンクーバーに移動
昼過ぎにビクトリアを出発し、バンクーバーまで約5時間かけて戻りました。経路と所要時間は、次のとおりです。
- Downtown, Victoria -> Swartz Bay: バスで1時間20分
- Swartz Bay -> Tsawwassen Bay: フェリーで1時間30分
- Tsawwassen Bay -> Downtown, Vancouver バスと電車で1時間20分
長距離移動で全員ふらふらになりましたが、バンクーバーのダウンタウンまで無事に帰り着くことができました。
お疲れ様でした。
おわりに
2泊3日の合宿で、有意義な情報交換と意見交換の時間をもつことができました。日本と比べて人数が少ないカナダチームですが、結束がさらに強まったと思います。
行き先に選んだビクトリアは、バンクーバーと違って古い町並みとのどかな雰囲気で、観光地として素晴らしかったです。
それでは、また。