
CFM Technical Implementation Playbooks(CFM TIPs)が日本語化されていました!
先日 CFM TIPs へアクセスしたところ、言語の選択肢に「日本語」が追加されていることに気付きました!
以前までは英語をはじめとした3種類の言語での提供でしたが、日本語が追加されました。
リリースノートを確認すると 2025年5月にリリースされていたようです。
CFM TIPs とは?
そもそも、今回の主題である CFM TIPs とは何か?という点については、コンテンツ内で以下のように定義されています。
AWS Cloud Financial Management Technical Implementation Playbooks (CFM TIPs) は、組織内で効果的なクラウド財務管理機能を実装および改善するための完全なプレイブックです。
クラウド財務管理フレームワークとAWS Well-Architected Frameworkのコスト最適化の柱 を活用して、組織に特定の機能セットを実装するためのアクセスしやすい段階的なプレイブックを作成しました。これにより、継続的で自律的なコスト最適化とガバナンスを保証するメカニズムが実現します。
CFM TIPsは、CFMアクティビティのためのAWSの専門家によって厳選され、基準を高めたベストプラクティスのコレクションです。
引用:https://catalog.workshops.aws/awscff/ja-JP#cfm-tips
CFM TIPsは現在、4つの主要な柱に分かれています:[1] 文化の変革、[2] 基盤、[3] 可視化、[4] サービスコスト最適化プレイブック。
文化の変革 - 組織全体でコストを意識する文化の醸成に重点を置きます。
基盤 - タグ付け戦略の定義、予算の設定、コスト異常検出モニターの設定が含まれます。
可視化 - Cloud Intelligent Dashboards (CID) のデプロイとKPIダッシュボードでの主要業績評価指標の設定が含まれます。
サービスコスト最適化プレイブック - 特定のAWSサービスの推奨事項を提供します。
平たく言うと、AWS が定義するクラウド財務管理(CFM)を実践するための AWS サービスを用いた具体的なアクションやガイド集となります。
個人的には「サービスコスト最適化プレイブック」で Cost Explorer を始めとした AWS サービスの具体的な操作方法が合わせて紹介されているため、すぐに始められるところがお薦めです。特定サービスに関して、状況の把握やコスト最適化の余地がないかを確認する際に、とても有効です。
日本語化されたコンテンツを確認してみる
アクセスして内容を確認してみます。
本日(2025/09/25)時点では、2024年12月の内容が最新となっています。
英語版では 2024年12月から3回(日本語化対応を除く)アップデートがされているため、この部分はまだ反映されていないため注意が必要です。
画像や動画を除く、コンテンツが全て日本語化されています。
コスト管理の領域では慣れない用語も多く機械翻訳ではニュアンスが難しいこともあり、日本語で記載されているのはとてもありがたいです。
マネジメントコンソール画面の画像も日本語のものであれば、普段日本語で利用している私としてはなお嬉しいなと感じました。
さいごに
CFM TIPs の存在を知っていたけれど、英語や機械翻訳の内容では利用が難しいと断念された方がいれば、是非日本語化されたコンテンツで改めて、利用を検討いただくことをお薦めしたいです。