[小ネタ] Windows 10 OSの言語設定を英語にしてみた

2021.01.02

しばたです。
新年最初の記事なので軽いネタを書きます。

動機

最近クラスメソッドでは社員の多国籍化が良い感じに進んでおり外国籍の方が着実に増えてきています。

私はまだ外国籍の方とそこまで密にコミュニケーションする状況になく、また、外国籍の方も日本語を学んで下さっているので今のところ社内のコミュニケーションは日本語で問題が無い状態ではあるのですが、そう遠くない未来で日本語だけだと厳しい状況になることが予想されます。

英会話(またはその他外国語会話)を学んでいくのはもちろんですが、普段使いするPCの言語設定やAWSマネジメントコンソールの言語設定も英語にしておいた方がコミュニケーションがより潤滑になるだろうと思い至ったのが動機となります。
あとは単純に英語OSに慣れておいた方が良いだろうというのも考えにあります。

私は普段Windows OSを使うので本記事はWindows OSの言語設定変更となります。macOSについては触れませんのでご了承ください。

Windows 10 OSの言語設定を英語にしてみる

それでは実際にやっていきます。

検証環境

検証環境は私が普段使う開発機となります。

  • 日本語版 Windows 10 October 2020 Update(20H2)

なお、記事中のスクリーンショットについては別途準備したHyper-V上のWindows 10仮想マシンで撮っています。(開発機の生のスクリーンショットを公開しにくいのと手順の再現のため)

OSの言語設定を変更する

Windows 10の言語設定はスタートメニューの「設定」から

「時刻と言語」を選び、

言語設定の「言語の追加」を選択します。

すると言語の追加ダイアログが表示されるので追加したい言語を選択します。
今回は「英語(米国)」を選択し「次へ」をクリックします。

続けてどの言語機能を追加するかチェックします。
追加と同時に表示言語を切り替える場合は「自分のWindowsの表示言語として設定する」にチェックを付けておきます。

「インストール」ボタンをクリックするとインターネットから追加する言語リソースをダウンロードしてインストールします。

インストールが終わるとサインアウトを要求されるのでサインアウトし、再ログインします。

これでOSの言語設定が「英語(米国)」に切り替わります。

ただ、言語リソースとして準備されていないもの(スタートメニューの「仕事効率化」の部分など)は日本語のままです。
また、一部のアプリケーション(スタートメニューの「Mixed Reality ポータル」)もまだ英語化されていません。

これは言語設定に表示の優先度があり、言語を増やしただけでは日本語が高優先度のままのためです。
言語表示の優先度を変えるには先ほどの「時刻と言語 (Time & Language)」設定で追加した言語の表示順を上に持っていきます。

上図の様にEnglish (United States)がJapaneseより上に来る様にします。
これで英語化されていないアプリケーションも英語化されます。
(ただし言語リソースではないものはこれでも変わりません。手作業で名前を変えるしかありません)

(応用編) 表示言語と地域(カルチャー)とコードページの設定変更

これで基本的な言語設定は変更完了なのですが、Windowsの言語絡みの設定には他に「地域(カルチャー)」と「コードページ」という厄介なものが存在します。

例えば前項の設定を実施した直後にWindows PowerShellコンソールを起動し以下のコマンドを実行すると下図の様になります。

# 現在のコードページを取得
chcp

# 現在のカルチャーを取得
Get-Culture

最初のdirコマンドの結果は英語化されて表示されているものの、コードページは932 (Shift_JIS相当)、カルチャーはja-JPとなっています。

カルチャーやコードページについて簡潔に説明する術をもっていないため、極めて雑に言ってしまうと、この状態は「表示は英語になったが中身は日本語OS相当」と捉えて頂くのがわかりやすいでしょうか。
通常のOS利用において問題になることは少ないでしょうが、アプリケーションの挙動などで「表示言語は同じに見えるが英語版OSと異なる挙動をする」ことがありますのでご注意ください。

これらの設定は必要に応じて変更すると良いでしょう。

1. 地域(カルチャー) を変更する

地域を変更するには「設定 (Settings)」の「地域 (Region)」から行います。
前項で言語設定を変更した直後は下図の様になっており、Cuntory or RegionRegional formatともにJapanになっていることがわかります。

こちらを変更してやればカルチャーも変わります。
(最低限Regional formatを変えればカルチャーは変わります)

2. コードページを変更する

コードページの設定はコントロールパネルの「地域 (Region)」から「Unicode対応でないプログラムの言語 (Language for non-Unicode programs)」を変更することで永続して変更できます。

コードページの設定変更は必要に応じて行ってください。

3. 変更例

コードページを65001 (UTF-8)、カルチャーをen-USに変えた場合は以下の様になります。

ここまで変えればOSの内部的な挙動も英語OSと遜色ないものになるでしょう。

(応用編) 日本語版Windowsを英語化したOS と 英語版Windows OS の違い

これまでの内容からWindows OSにおいては「日本語版Windowsを英語化したOS」と「英語版Windows OS」は等価でないことがお分かりいただけるかと思います。
言語設定以外に地域(カルチャー)やコードページの設定があるのに加え、すべての要素が言語リソース化されていないため表示要素も完全に同一にはなりません。

例えば、下図は通常の英語版Windows OSのスクリーンショットになります。

一見英語化した日本語版Windows OSと同様に見えますが、

  • スタートメニューの「Productivity (仕事効率化)」が英語表記である
    • 言語リソースでないものは英語表記になっている
  • コードページは 437
  • カルチャーも en-US

と異なります。

このほかにも日本語版Windows OSではネットワークアダプター名が「イーサネット」となり、設定のコアな部分にも言語依存があるので注意が必要です。

(英語版WindowsだとEthernetになる。NIC名が言語依存なのはWindowsの本当に悪い文化だと思います...)

「両者は異なる」ことを把握していれば問題になる事は少ないと思いますが、もし真に英語圏の環境と合わせたいのであれば英語版Windows OSを利用してしまうのが確実であり妥当だと思います。

おまけ : AWSマネジメントコンソールの言語設定を英語にする

OSの言語設定を変更した後は必要に応じて各アプリケーションの言語設定を変更しておけば良いでしょう。
本記事では個別のアプリケーションについては触れませんが、せっかくなのでAWSマネジメントコンソールの言語設定について一応触れておきます。
(わざわざ記事にするほどでもないですが...)

AWSマネジメントコンソールの言語設定は画面左下にあります。
こちらの言語名の部分をクリックすると言語の変更が可能です。

なお、この設定はnoflush_localeというCookieに保存されていますので、Cookieを削除した際は設定内容がクリアされます。

最後に

以上となります。
一見単純な変更に見えますがアプリケーションの挙動まで考えると考慮すべき要素は多いのでご注意ください。