Xvoucherの管理者画面で「割り当て済みだが使用されていない」バウチャーの一覧を確認してみた
2025.02.03コンバンハ、千葉（幸）です。
Xvoucherは学習や資格認定プログラム販売のプラットフォーマーです。AWS認定試験バウチャーのAWS認定再販業者およびディストリビューターでもあります。
社内でXvoucherの「管理者」（正式名称はCustomer/顧客）として「利用者」（正式名称はCandidate/候補者）にバウチャーの割り当てを行っている場合、その使用状況をトラッキングしたいことがあります。
今回は「すでに利用者に割り当て済みだが、利用者がまだ使用していないバウチャー」を確認する術を記します。
今回やりたいこと
せっかくなので、期限切れが近いバウチャーの確認方法もあわせて確認します。
想定読者
Xvoucherの管理コンソールにCustomer（顧客）としてログインできる方
先にまとめ
- Xvoucher管理コンソールの「Track（追跡）」->「Vouchers（試験バウチャー）」からバウチャーの一覧を確認できる
- 「すでに利用者に割り当て済みだが、利用者がまだ使用していないバウチャー」をフィルタリングするには以下を指定する
- 「Current State（現在の状態）」として「Issued（発行済み）」を選択
- 「Consumed Date（利用日）」として「IsNull（無効です）」を選択
- 期限切れが近いものに限定したい時には「Expiration Date（利用期限）」でフィルタリングする
Xvoucherの期限切れ間近のバウチャーを確認したい
Xvoucherでは、期限切れが90日以内に迫ったバウチャーがあるとCustomer宛にメールで通知が行われます。
件名例：ACTION NEEDED: Expiring AWS Certification Exam Vouchers
文面例は以下です。
Hello,
You are receiving this email because you have purchased AWS Certification exam vouchers from Xvoucher in your customer account, 「アカウント名」. This is a courtesy notification to inform you that some of these vouchers will soon expire.
To get your exact expiration dates, please log into your Xvoucher account and visit your inventory detail report.
Assigned but Unused Vouchers
As of today, the following vouchers have been assigned to candidates, have not yet been redeemed, and will expire soon. We recommend that you contact your candidates to encourage them to redeem their voucher before the expiration date. Xvoucher will also notify candidates directly to inform them of upcoming expiration dates.
Converted but not assigned Vouchers
You have no converted but not assigned vouchers expiring in the next 90 days
Please note that this is a summary of vouchers that will be expiring soon; it is not your full voucher inventory, visit our Help Desk to better understand expiration dates.
If you need additional assistance, please reach out to Xvoucher Support at 「連絡先」 or visit our Help Desk.
Assigned but Unused Vouchers（割り当て済みだが未使用のバウチャー）、Converted but not assigned Vouchers（変換済みだがアサインされていないバウチャー）についてアナウンスされます。メールでは、当該バウチャーが何個あるかまでが示されています。
今回は、上記のようなメールを受け取った後に、前者のAssigned but Unused Vouchers（割り当て済みだが未使用のバウチャー）が誰（どのCandidate）宛にアサインされたものであるかを確認するケースを想定しています。
Xvoucherのバウチャー一覧をフィルタリングする
Xvoucherの管理コンソールでの操作を順番に記載していきます。言語設定は英語で行っていますが、日本語の場合の項目名も併せて記載します。
①「Track（追跡）」->「Vouchers（試験バウチャー）」を選択します。
②フィルタリング条件を設定し、「Apply Filter（フィルタを適用する）」をクリックします。
| 英語項目 | 日本語項目 | 必須 | 指定する値/備考 |
|---|---|---|---|
| Candidate Email | 候補者の電子メール | いいえ | 今回の用途ではブランク想定 |
| Current State | 現在の状態 | はい | Issued（発行済み）のみ |
| Order Date | 注文日 | いいえ | バウチャーの注文日の期間を指定したい場合は入力。デフォルトで「ひと月前」が指定されているので注意 |
| Assigned Date | 割り当て日 | いいえ | バウチャーの割り当て日の期間を指定したい場合は入力 |
| Expiration Date | 利用期限 | いいえ | バウチャーの利用期限の期間を指定したい場合は入力。ここではメール受領日から90日後までの入力を想定 |
③表示されたバウチャー一覧の列のうち、「Consumed Date（利用日）」のフィルタリング条件として「IsNull（無効です）」を選択します。
ここまでの操作で「すでに利用者に割り当て済みだが、利用者がまだ使用していないバウチャー」の一覧が表示されています。Candidate（利用者）のメールアドレスなどで個人を特定できます。
左上にあるボタンから一覧をExcelとしてダウンロードすることもできます。
必要に応じてCandidate宛に個別に連絡を取り、バウチャーの使用を促すなどの対応をとりましょう。
終わりに
Xvoucherの管理コンソールで使用されていないバウチャーを確認する方法をまとめてみました。
やってみれば単純なフィルタリングでしたが、ステータスや用語の理解に少し苦労しました。同じような立場の方の参考になれば幸いです。
以上、チバユキ (@batchicchi)がお送りしました。
