【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】Claude Code を使う前にやったセキュリティ設定4選

【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】Claude Code を使う前にやったセキュリティ設定4選

2026.05.25

はじめに

クラスメソッドアカウント営業部の土屋です。
本記事では、非エンジニアである私が「Claude Codeのセキュリティ設定において最低限これだけはやっておこう」というセキュリティ設定を、紹介します。


なぜこの記事を書いたか

私は非エンジニアの営業担当として、Claude Codeを日常的に使う機会が増えています。議事録の整理、提案資料の下書き、営業数字の把握等もはや無くてはならないツールです。

ただ、使い始めた頃の正直な気持ちは「便利だけど、なんか怖い」でした。

  • お客様の情報が入ったファイルを、勝手に読まれないか?
  • 「コマンドを実行していい?」と聞かれたとき、よく分からないままOKを押して大丈夫なのか?
  • 知らない拡張機能(後述する「MCP」というもの)を入れて、情報が抜かれないか?

そこで公式ドキュメントを開いてみたのですが、「権限ルールの評価順序は deny → ask → allow」「サンドボックスとの併用が推奨」…という用語の壁にぶち当たり、最初の一歩で挫折しかけました。。


そもそも何が危ないのか — 押さえるべき2つのリスク

リスク① 機密ファイルの漏洩

Claude Codeは、自分のパソコンの中のファイルを読むことができます。便利な反面、放っておくと 「読まれたら困るファイル」までもが読まれてしまう リスクがあります。

気にすべきファイルの例:

  • パスワードや API キーが書かれた .env という設定ファイル
  • 自分用の SSH 鍵(~/.ssh/ フォルダ)
  • ダウンロード済みの契約書PDF
  • SlackやGmailからエクスポートしたデータ

これらがClaudeに読まれると、AIが中身を見て応答に含めてしまったり、悪意ある拡張機能が入っていれば外部に送られたり、といった事故につながります。

リスク② 危険なコマンドの暴走

Claude Codeは、人間に「このコマンドを実行していい?」と聞いた上で、PC のコマンドを実行できます。怖いのは、よく分からないまま「OK」を押してしまう ことです。

代表的な危険コマンド:

  • rm -rf → ファイルやフォルダを 一気に削除
  • sudo管理者権限 でなんでも実行

特に「プロンプトインジェクション」という攻撃手法では、悪意あるサイトの文章をClaudeに読ませることで、こうした危険なコマンドを実行するよう仕向けられます。


最低限やるべき4つの設定

claude-code-4-settings-overview

設定① 機密ファイルを読ませない

.envなどの機密ファイルをClaudeが読めないようにブロック。漏洩リスクの一番大きな入り口を塞ぎます。

何ができるの?

Claude Code には「この種類のファイルは絶対に読ませない」というルールを設定する仕組みがあります。これを permissionsdeny(拒否)ルールと呼びます。

やり方

Claude Code の中で /permissions というコマンドを入力すると、現在の権限設定が確認できます。

deny(拒否)セクションに、読ませたくないファイルのパターンを追加します。公式ドキュメントが推奨している基本パターンは以下のとおりです(Claude Code 公式ドキュメント より):

{
  "permissions": {
    "deny": [
      "Read(//**/.env*)",
      "Read(//**/credentials*)",
      "Read(~/.ssh/**)",
      "Read(~/.aws/**)"
    ]
  }
}

用語ミニ解説

  • Read(...) → ファイルを 読む ことを禁止
  • // → パソコン全体のどこにあっても対象にする書き方
  • ~/ → 自分のホームフォルダの中を対象
  • **/ → 「どのフォルダの中にあっても」という意味
  • .env*.env から始まるすべてのファイル(.env.local など)

⚠️ ひとつだけ知っておいてほしいこと

このルールは「Claudeに直接ファイルを開かせない」設定です。ただし、Claudeが裏でコマンド(例: cat .env)を使って中身を読みに行くケースまでは止められません。完全に塞ぎたい場合は、サンドボックスという「隔離部屋」のような仕組みを併用するのが公式の推奨です。


設定② 危険なコマンドを止める

結論: rm -rf などの「実行されたら戻せない」コマンドを最初からブロック。

やり方

公式ドキュメントの例を参考に、こんな設定を入れます:

{
  "permissions": {
    "deny": [
      "Bash(rm -rf *)",
      "Bash(git push --force *)",
      "Bash(sudo *)",
      "Bash(curl *)",
      "Bash(wget *)"
    ]
  }
}

💡 curlwget を一緒に止めているのは、外部の知らないサイトから怪しいデータを取ってこさせない ためです。Web ページの中身を介した攻撃(プロンプトインジェクション)の入口を一つ減らせます。

⚠️ これらの deny は変数置換等で回避される可能性もあり万全ではありませんが、「やらないより圧倒的に安全」な土台になります。より強固な防御はサンドボックス併用です。

承認時の判断軸 3つ

設定②を入れても「ask(都度確認)」のコマンドは出てきます。私は次の3つで判断します:

  1. コマンドの意味が分かるか?
  2. 実行されたら戻せるか? (削除系・上書き系は要警戒)
  3. 自分の作業フォルダの外を触っていないか?

設定③ bypassPermissionsモードを使わない

Claude CodeにはbypassPermissionsモードという設定があります。便利そうに見えますが、初心者は使わないほうがいいと考えています。

どんなモード?

確認を全部スキップして、Claude にやらせたいことを全部やらせる」モード。

なぜ危険か

「いちいち確認されるのが面倒だから」と切り替えたくなる気持ちは分かります。ですが、

  • 誤った操作も、悪意ある指示も、全部実行されます
  • 営業職の PC には、お客様情報・社内資料・個人情報など、漏洩したら大ごとになるデータが入っています

公式ドキュメントにも「このモードは、Claude Code が損害を引き起こせないコンテナや VM などの隔離された環境でのみ使用してください」と明記されています(Claude Code 公式ドキュメント)。


設定④ 知らない MCP サーバーを入れない

MCP は便利な拡張機能ですが、信頼できるものだけに。

MCP とは

MCP は「ClaudeをSlackやGmailなどの外部サービスと繋ぐ拡張プラグイン」のようなものです。たとえば:

  • Slack MCP → Claude が Slack の DM を読んだり送ったりできる
  • Gmail MCP → メールの要約や返信下書きを Claude に頼める
  • HubSpot MCP → 顧客管理システムの情報を Claude が扱える

…という具合に、Claude の活躍の場を一気に広げてくれます。
claude-code-mcp-connections

なぜ要注意か

営業職は、まさに Slack、Gmail、CRM、カレンダー といったツールを毎日使っています。「あ、それ繋げると便利そう!」と惹かれる気持ちはよく分かります。

  • MCP は「他人が作ったプログラム」です
  • 一度入れた MCP は、初期設定のまま使うと、その MCP が提供する操作が広く許可されます(個別に絞ることも可能ですが、初期設定は要注意です)
  • 悪意ある MCP は、お客様の情報や Slack DM、メールの内容を 外部に送る ことができてしまいます

つまり、MCP を入れる = 自分のデジタル業務生活の鍵を渡すことに近いのです。

私が MCP を入れるときに決めている3つのルール:

  1. GitHub からクローンしたリポジトリの .mcp.json は自動承認しない
  2. Anthropic コネクタディレクトリ に掲載があるか確認する — Anthropic が一定の基準で確認した拡張機能だけが掲載されています
  3. 「便利そう」では入れない — 「公式が紹介している」「自分が中身を信頼できる」の2軸でしか入れない

やってみての効果

設定後、不安が消えて、業務効率も落ちていません。

設定前は、毎回 Claude を起動するたびに「今日は変なファイル読まれないかな」と無意識に身構えていました。今は「最低限のガードは効いている」という安心感があります。

設定後も「ask(都度確認)」のプロンプトは出てきますが、そのたびに「このコマンドは何をするんだろう?」と一瞬考える 「立ち止まる癖」 がついたのは、AI ツール全般に共通する大事な姿勢だと思います。


もっと深く学ぶための次のステップ

結論: 本記事は入り口です。次のリソースで深掘りできます。

公式ドキュメント

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まとめ

非エンジニアの営業担当として、私が Claude Code を使う前にやった「最低限これだけ」4つの設定を紹介しました。

# 設定 一言で言うと
機密ファイルを読ませない .env などを deny で守る
危険なコマンドを止める rm -rf などを deny で守る
「全部スキップ」モードを使わない bypassPermissions は触らない
知らない MCP サーバーを入れない 公式 + 自分の信頼の2軸で判断

不安なまま使うより、設定してから使う方が、結果的に作業も速くなります。Claude Code との付き合いがより楽しく、より生産的になることを願っています!


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