CloudOneのSPPOライセンスを別のAWSアカウントに関連付け変更する方法について
こんにちは、コンサル部@大阪オフィスのTodaです。
トレンドマイクロ社が提供しているCloud Oneを弊社契約のAWSアカウントにてSPPOライセンスにてご利用頂くことができるようになっています。
SPPOライセンスは安く従量課金で調達できる上、日本のサポートセンターへのお問い合わせが可能になります。
SPPOライセンスの詳細は下記ブログを参照ください。
今回、SPPOライセンスを関連付けしているAWSアカウントを変更する方法について質問を頂きましたので対応方法についてまとめてみました。
CloudOne公式のヘルプは下記ページを参考にしています。
■ サブスクリプションアカウントを変更する
https://cloudone.trendmicro.com/docs/jp/billing/billing-account-change/#aws
Cloud Oneとは?
Cloud Oneはトレンドマイクロ社が提供するソリューションでサーバ保護に必要な機能を提供するクラウド型総合サーバーセキュリティサービスです。
■ Cloud One
https://www.trendmicro.com/ja_jp/business/products/hybrid-cloud/cloud-one.html
■ 提供されている機能
- Workload Security
- Container Security
- File Storage Security
- Application Security
- Network Security
- Conformity
- Accounts and Identity Management (CloudOneアカウントとID管理)
確認前の前提条件
- CloudOneの環境があり、SPPOライセンスが適用済み
- AWSアカウント2点はも弊社提供のAWSアカウントを利用
変更イメージ
変更してみる
SPPOライセンスの関連付け変更は2点の操作が必要になります。
1.CloudOneを切換先AWSアカウントにリンク
2.切換元AWSアカウントにあるMarketplaceサブスクリプションをキャンセル
CloudOneを切換先AWSアカウントにリンク
AWSアカウントにログイン
切換先のAWSアカウントにログインします。
この段階ではログインするのみの操作で問題ございません。
AWS Marketplaceに移動
AWS MarketplaceのCloudOne画面に移動をおこないます。
■ Trend Micro Cloud One - AWS Marketplace https://aws.amazon.com/marketplace/pp/prodview-g232pyu6l55l4
サブスクリプションを申し込む
AWS Marketplaceにて[Continue to Subscribe]をクリックします。
Offer nameの選択画面が表示されるため選択肢から 「Classmethod, Inc. for SaaS YYYY-MM-DD- Private Offer」を選択します。
※ 「YYYY-MM-DD」は年月日が表記されライセンスにより日付が変わります。
※ 既に「Classmethod, Inc. for SaaS YYYY-MM-DD- Private Offer - current subscriptio」と表記されている物が表示されている場合SPPOライセンスは申し込み済みの状態になっています。
※ 既に「Trend Micro for SaaS - current subscriptio」となっている場合、「Classmethod, Inc. for SaaS YYYY-MM-DD- Private Offer」を選択頂く事でSPPOライセンスに切換が可能です。
選択後、[Subscribe]をクリックする事でライセンスの設定が完了します。
※CloudOneにて再度ログインを求められた場合は、ログインを実施ください。
ライセンス適用の確認
サブスクリプション適用が完了したらCloudOneのサブスクリプション管理にて内容を確認します。
CloudOneのダッシュボードから[サブスクリプション管理]を選択します。
詳細画面にてサブスクリプションタイプが「AWS Marketplace」、各Cloud Oneサービスがサブスクリプション「登録済み」になっている事を確認します。
上記で、CloudOneを切換先AWSアカウントにリンクする作業は完了です。
切換元AWSアカウントにあるMarketplaceサブスクリプションをキャンセル
切換元AWSアカウントにはCloudOneのMarketplaceサブスクリプションが残った状態になります。
サブスクリプションのキャンセルをおこないます。
※操作は切換元AWSアカウントにておこなうようにしてください。
AWS Marketplaceの確認
AWSマネージメントコンソールにログインをおこないサービスメニューから[AWS Marketplace Subscriptions]を選択します。
サブスクリプションのキャンセル
SPPOライセンスが適用されている場合、サブスクリプションに「Trend Micro Cloud One」の項目が表示されます。
Trend Micro Cloud Oneにある[管理]ボタンをクリックします。
詳細画面に移動すると契約欄にある[アクション]から[キャンセル]をクリックします。
キャンセル手続きをおこないサブスクリプションを終了させます。
上記で、切換元AWSアカウントにあるMarketplaceサブスクリプションをキャンセルする作業は完了です。
さいごに
今回はCloudOneのSPPOライセンスを別のAWSアカウントに関連付け変更する方法について確認しました。
少しでもお客様の作りたい物の参考になればと考えております。