オンプレ環境WindowsにCloudWatch Agentをインストールする手順

オンプレ環境WindowsにCloudWatch Agentをインストールする手順

オンプレ環境のWindowsサーバにCloudWatch Agentをインストールする手順です。本エントリではCloudWatch AgentのインストールはAWS Systems Managerより実施しています。
Clock Icon2019.08.07

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オンプレ環境のWindowsサーバにCloudWatch Agentをインストールする手順です。本エントリでは、CloudWatch Agentのインストール、設定はAWS Systems Manager(以下SSM)より実施しています。

構成

CloudWatch Agentの設定ファイルはSSM Parameter Storeで管理し、SSM経由で設定します。オンプレ環境ではIAMロールを利用することができませので、IAMユーザのアクセスキーを利用してCloudWatchにデータを送信します。

00

本エントリでは、オンプレ環境の代替として、IAMロール未割り当てのEC2を利用しています。

前提

オンプレ環境

AWS

目次

  • CloudWatch Agent インストール
  • IAM 認証情報設定
  • CloudWatch Agent 開始
  • CloudWatch 確認

CloudWatch Agent インストール

SSMを利用しCloudWatch Agentをインストールします。SSMのコンソールより「ランコマンド」をクリックします。

「コマンドの実行」をクリックします。

以下の項目を指定し「実行」をクリックします。(記載のない項目はデフォルト)

  • コマンドのドキュメント … AWS-ConfigureAWSPackage
  • Action … install
  • Name … AmazonCloudWatchAgent
  • ターゲット … Choose instances manually
  • Instances … インストール対象インスタンス(対象の確認方法については後述)

コマンドのステータスが「成功」であることを確認します。

インストールを実施したサーバにて、サービスを確認するとCloudWatch Agentがインストールされていることが確認できます。

なお、ランコマンド実行時に指定するインスタンスIDについては「マネージドインスタンス」より確認が行えます。プレフィックスに「mi-」が付いたインスタンスは、オンプレミスサーバーまたは仮想マシン(VM)マネージドインスタンスとなります。

IAM 認証情報設定

オンプレ環境からCloudWatchにデータを送信するためには、アクセスキー/シークレットキーが必要になります。CloudWatch AgentをインストールしたWindowsサーバにて、管理者でPowerShellを開き、以下コマンドを実行してCloudWatch Agent用に作成したIAMユーザの認証情報を設定します。

aws configure --profile AmazonCloudWatchAgent

プロンプトに従い値を入力します。「AWS Access Key ID」、「AWS Secret Access Key」に指定する値は、CloudWatch Agent用に作成したIAMユーザの情報になります。

PS C:\Users\Administrator> aws configure --profile AmazonCloudWatchAgent
AWS Access Key ID [None]: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
AWS Secret Access Key [None]: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
Default region name [None]: ap-northeast-1
Default output format [None]: json

コマンドが完了すると以下にプロファイルが出力されます。

  • %USERPROFILE%.aws\credentials
  • %USERPROFILE%.aws\config

CloudWatch Agent 開始

SSMのコンソールより「ランコマンド」をクリックします。

「コマンドの実行」をクリックします。

以下の項目を指定し「実行」をクリックします。(記載のない項目はデフォルト)

  • コマンドのドキュメント … AmazonCloudWatch-ManageAgent
  • Action … configure
  • Mode … onPremise
  • Optional Configuration Location … Parameter Storeに格納したパラメータ名(CloudWatch Agentの設定)
  • ターゲット … Choose instances manually
  • Instances … CloudWatch Agentをインストールしたインスタンス

コマンドのステータスが「成功」であることを確認します。

インストールを実施したサーバにて、サービスを確認するとCloudWatch Agentが開始されていることが確認できます。

CloudWatch 確認

CloudWatchコンソールより「メトリクス」をクリックします。

検索ボックスにて、CloudWatch Agentをインストールしたサーバのホスト名を入力しEnterをクリックします。

CloudWatch Agentからデータが送信されていれば、以下のようにメトリクスが表示されます。

なお、ホスト名については、SSMコンソールの「マネージドインスタンス」から確認することも可能です。

データが送信されていない場合は、CloudWatch Agentのログ等を確認し、トラブルシューティングが必要になります。

  • C:\ProgramData\Amazon\AmazonCloudWatchAgent\Logs\amazon-cloudwatch-agent.log

トラブルシューティングのマニュアルは以下となります。

参考

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