表示形式詳細解説:Area line chart(エリアラインチャート) #quicksight #09 | Amazon QuickSight Advent Calendar 2016
当エントリは『Amazon QuickSight Advent Calendar 2016』の09本目のエントリです。
昨日の08本目のエントリは『Line chart(折れ線グラフ)』でした。
- 表示形式詳細解説:Line chart(折れ線グラフ) #quicksight #08 | Amazon QuickSight Advent Calendar 2016 | Developers.IO
『AWS re:Invent 2016』の直前に一般利用可能となったAWSによるBIサービス、Amazon QuickSight。発表されたばかりですが、早速Amazon QuickSightを使い倒すべく色々な切り口でその内容について見て行きたいと思います。
09本目となる当エントリでは、Amazon QuickSightの表示形式のうちの1つ、Area line chart(エリアラインチャート)』の内容について見て行きたいと思います。
折れ線グラフの概要については以下をご参照ください。
Area line chart(エリアラインチャート)について
エリアラインチャートを使って、一定期間にわたる1つ以上のメジャーまたはディメンションの値の変化を表示・比較します。各値が単純な線では無く、チャートの色エリアで表示されるという点で通常の『折れ線グラフ』とは異なります。この表示方法により、項目毎の値を相互に比較して評価する事が容易になります。
エリアラインチャート色のフィールドが選択されていない状態ならばX軸に最大2500個のデータポイントを表示します。色で塗り潰す方式を選択した場合だと、X軸に最大200個のデータポイント、色を最大25個表示します。ビジュアルの表示制限を超えてデータを処理する方法の詳細については下記をご参照ください。
エリアラインチャートのアイコンは以下となります。
Area line chart(エリアラインチャート)についての機能説明
当該表示形式でサポートされている機能の対応状況は以下の内容となります。
機能 | 利用可否 | 説明 |
---|---|---|
凡例の表示 | Yes | |
タイトルの表示 | Yes | |
軸の範囲を変更 | Yes | Y軸の範囲を設定可能です。 |
色変更 | Yes | |
要素のフォーカスor除外 | Yes (例外あり) |
以下の場合を除き、チャートの任意の行に フォーカスを当てる事が出来ます。
上記の場合、行にのみフォーカスを当てる事が可能です。 |
ソート | Yes | X軸及び値に対して、選択したフィールドで 値を並べ替える事が可能です。 |
フィールドの集約 | Yes | 値に対して選択したフィールドに対して集計を適用する 必要があります。X軸またはグループやカラーに選択した フィールドに集計を適用する事は出来ません。 |
ドリルダウンの追加 | Yes | X軸及びカラー/フィールドに対して ドリルダウンレベルを追加可能です。 |
Area line chart(エリアラインチャート)の作成方法
エリアラインチャートを作成するには以下の手順で行います。
- 1.[Analysis]ページにてツールバーの[Visualize]を選択。
- 2.アプリケーションバーの[Add]から[Add Visual]を選択。
- 3.[Visual Types]ペインにて[area line chart]アイコンを選択。
- 4.[Fields list]ペインにて、使用するフィールドを適切なフィールド枠にドラッグアンドドロップ。通常は、ターゲットフィールドで指定されているように、ディメンションフィールドまたはメジャーフィールドを使用します。メジャー項目としてディメンションフィールドを選択した場合、Count集計関数が自動的に適用され、数値が作成されます。
- 単一メジャー(数値項目)の折れ線グラフを作成する場合、ディメンション(切り口)をX軸フィールド枠に、メジャー(数値項目)をValueフィールド枠にドラッグします。
- 複数メジャー(数値項目)の折れ線グラフを作成する場合、X軸フィールド枠にディメンション(切り口)をドラッグし、2つ以上のメジャー(数値項目)をValueフィールド枠にドラッグします。[色]フィールド枠は空のままです。
- 複数ディメンション(切り口)の折れ線グラフを作成する場合、ディメンション(切り口)をX軸フィールドにドラッグ、1つのメジャー(数値)をValueフィールド枠に、1つのディメンションを[色]フィールド枠にドラッグします。
- 単一メジャー(数値項目)の折れ線グラフを作成する場合、ディメンション(切り口)をX軸フィールド枠に、メジャー(数値項目)をValueフィールド枠にドラッグします。
- 5.(オプション)1つまたは複数の追加フィールドをX軸またはグループ/色のフィールド枠にドラッグして、ドリルダウンレイヤーを追加します。ドリルダウンの追加の詳細については、下記をご参照ください。
まとめ
という訳で『Amazon QuickSight Advent Calendar 2016』09本目、表示形式『Area line chart(エリアラインチャート)』に関するご紹介でした。明日もお楽しみに!