表示形式詳細解説:Scatter plot(散布図) #quicksight #11| Amazon QuickSight Advent Calendar 2016
当エントリは『Amazon QuickSight Advent Calendar 2016』の11本目のエントリです。
昨日の10本目のエントリは『Pivot table(ピボットテーブル・クロス集計表)』でした。
『AWS re:Invent 2016』の直前に一般利用可能となったAWSによるBIサービス、Amazon QuickSight。発表されたばかりですが、早速Amazon QuickSightを使い倒すべく色々な切り口でその内容について見て行きたいと思います。
11本目となる当エントリでは、Amazon QuickSightの表示形式のうちの1つ、Scatter plot(散布図)の内容について見て行きたいと思います。
Scatter plot(散布図)について
散布図を使うと、ディメンションに対する2つまたは3つのメジャー(数値情報)を視覚化出来ます。
散布図の各『バブル』は、ディメンション内の1つの項目を表します。X軸とY軸はメジャー(数値情報)に適用される2つの異なる測定値を表します。ディメンション内の項目の2つのメジャー(数値情報)の値が交差するポイントにバブルが表示されます。必要に応じてバブルのサイズを使い、追加のメジャーを表示する事も出来ます。
散布図では、色やカラーを使わない場合、X軸とY軸の交点に対して最大50のデータポイントを表示出来ます。使う場合だと最大2500のデータポイントを表示出来ます。ビジュアルの表示制限を超えてデータを処理する方法の詳細については下記をご参照ください。
散布図のアイコンは以下の通りです。
Scatter plot(散布図)についての機能説明
当該表示形式でサポートされている機能の対応状況は以下の内容となります。
機能 | 利用可否 | 説明 |
---|---|---|
凡例の表示 | Yes (例外あり) |
グループ/色フィールドに値が入力されている場合、 凡例が表示されます。 |
タイトルの表示 | Yes | |
軸の範囲を変更 | Yes | X軸及びY軸双方の範囲変更が可能です。 |
色変更 | Yes | |
要素のフォーカスor除外 | Yes (例外あり) |
ディメンションとして日付フィールドを使用している 場合を除き、散布図のバブルにフォーカス、または除外する事が 可能です。その場合、フォーカスのみ可能で除外は出来ません。 |
項目のソート | No | |
フィールドの集約 | Yes |
X軸、Y軸、およびサイズに対して選択した フィールドに集約を適用する必要があります。 また、グループ/カラー用に選択したフィールドに 集約を適用することはできません。 |
ドリルダウンの追加 | Yes | グループ/カラーフィールドにドリルダウンレベルを 追加できます。 |
Scatter plot(散布図)の作成方法
ピボットテーブルを作成するには以下の手順で行います。
- 1.[Analysis]ページにてツールバーの[Visualize]を選択。
- 2.アプリケーションバーの[Add]から[Add Visual]を選択。
- 3.[Visual Types]ペインにて[scallter plot]アイコンを選択。
- 4.散布図を作成する場合、X軸及びY軸にメジャー(数値項目)を、色/カラーのフィールド枠にディメンションをドラッグします。バブル毎のサイズを表現させたい場合、サイズを指定するメジャー(数値項目)をサイズ枠にドラッグします。
- 5.(オプション)1つまたは複数の追加フィールドをY軸またはグループ/色のフィールド枠にドラッグして、ドリルダウンレイヤーを追加します。ドリルダウンの追加の詳細については、下記をご参照ください。
まとめ
という訳で『Amazon QuickSight Advent Calendar 2016』11本目、表示形式『Scatter plot(散布図)』に関するご紹介でした。明日もお楽しみに!