コミュニティ「参加者」から「貢献者」へのポジションチェンジのススメ

コミュニティ「参加者」から「貢献者」へのポジションチェンジのススメ

Clock Icon2024.12.19

こんにちは、つくぼし(tsukuboshi0755)です!

このブログはクラスメソッドグループのコミュニティ活動 Advent Calendar 2024 の記事一覧 | DevelopersIOの12/19の投稿記事になります。

今回は、既に何かの勉強会イベントに参加している方々に向けて、ぜひコミュニティに貢献してみませんか?というお誘いのポエムとなります。

個人的な所感が多分に含まれる内容となっているため、あらかじめご容赦頂けますと幸いです。

コミュニティの「参加者」と「貢献者」の違い

今回コミュニティの参加者と貢献者の違いを、以下のように定義します。

  • 参加者:勉強会イベントに参加してインプットはしているが、アウトプットはしていない人
  • 貢献者:勉強会イベントに参加してインプットをしているだけでなく、アウトプットもしている人

一番の大きな違いは、コミュニティ内で アウトプットをしているかどうか です。

アウトプットを作成する事で、そもそもイベントに参加していない方に対してアウトプットをシェアする事で、コミュニティのアピールに繋がるためです。

恐らく今のコミュニティに貢献している方々の大多数は、最初はコミュニティ「参加者」から始まったのではないかと推測しています。(もちろん私もその内の一人です)

コミュニティに貢献する事で得られるメリット

「なぜコミュニティに貢献すると良いのでしょうか?」この質問は、人によって様々な意見があると思います。

私も、現時点で自身がコミュニティに貢献する理由を、明確に一言で言い表すのは正直難しいです。(最近は単純に楽しかったり、居心地が良いからというのが大きいのかなとは思います)

しかしこの記事では、まだコミュニティに貢献した事がない方々に対するモチベーションになったら良いなと思い、あえて「コミュニティ参加に留まらず貢献を始めると、自身にどのようなメリットがあるか」にフォーカスしてみます。

個人的な経験に基づく内容にはなりますが、主に以下3つのメリットがあるのではないかと考えているので、もし必要であれば最初の入り口としてご参考頂ければと思います。

より高度なスキルアップに繋がる

コミュニティ貢献のためにアウトプットを作成すると、その中で新たな気づきを得られ、まず自身の理解が深まります。

またそのアウトプットをネット上でシェアする事で、他の人からのフィードバックをもらったり議論する事もできるため、さらに新しい知識を得る機会が増えます。

結果として、コミュニティ貢献をする事でさらなるスキルアップに繋がる可能性が高まります。

様々な人との繋がりができる

コミュニティには、様々な職業や文化、背景を持つメンバーが集まっています。

コミュニティ貢献によって所属するメンバーと交流する事で、異なる視点や考え方を知る事ができ、人との繋がりを広げる事ができます。

その繋がりを通じて、今後思わぬ新しい出会いや機会が生まれる可能性もあります。

自身のキャリア形成に役立つ

コミュニティ貢献を通じて、アウトプット作成やイベント作りに対する積極性、様々な場面でのコミュニケーション等を経験できます。

これらの経験は、自身の職場でのキャリアアップや新たなプロジェクトへの参加においても応用できると考えています。

また、コミュニティ貢献の実績はポートフォリオとしても提示できる場合が多いため、自身のキャリアを形成する上で有効な手段となる場合が多い印象です。

コミュニティに貢献するにはどうすればいいか

ではコミュニティに貢献する(=アウトプットする)には、具体的に何から始めれば良いでしょうか。

個人的には主に以下4つの方法で貢献する事ができると考えています。

なお初心者にとって下に行くほど難易度が高くなるように記載しましたが、あくまで個人の感覚次第ですので取り組む順番は前後してしまっても構わないと思います。

SNSで発信する

もしアウトプットした経験がなければ、気軽に始められるため一番最初にオススメしたい方法です。

特にエンジニアの場合、現時点ではXで情報発信をしている方が多い印象です。

もし発信先のプラットフォームを迷われていたら、Xから始める事を推奨します。

https://x.com/

どんな内容でも良いので、まずはイベントに参加して自分が感じた事をSNS上で発信してみると良いでしょう。

その際に、イベント毎に#マークから始まるタグが設定されている場合がほとんどですので、そのタグを付与して発信するとコミュニティの認知度にも貢献できるため一石二鳥です!

私の場合は、JAWS-UG(#jawsug)やCATS(#catalks)の勉強会に参加する事が多いため、以下のように発信しています。

また勉強会内の他のアカウントで有益な情報が発信されていたら、ガンガンいいねやリポストで反応してみましょう!

ブログでレポートを書く

SNSでの情報発信に慣れてきたら、次にイベントの参加レポートをブログ形式で作成してみると良いと思います。

勉強会の内容について、レポートの形でより深掘りし長めの文章として書く事で、自身の理解度も深まります。

特にエンジニアの場合は、ZennやQiita等のプラットフォームを使って簡単にブログを始められるので、まずはそちらで試してみると良いでしょう。

https://zenn.dev/

https://qiita.com/

ブログの場合、タイトルの最後に#マークから始まるタグを付与して自身のSNSアカウントでシェアすると、より多くの人にアクセスしてもらえる可能性が高まります。

私の場合は、re:Inventに参加した際には以下のようなレポートを書きました。

https://dev.classmethod.jp/articles/reinvent2022-dop207/

https://dev.classmethod.jp/articles/reinvent2022-report-sec204-r/

またレポートの作成に慣れてきたら、勉強会を見ていて気になった点を自分でも検証してみて気づいた事をブログにまとめると、より深い理解に繋がるかもしれません。

イベントで登壇する

参加レポートを書く事でブログの執筆にも慣れてきたら、いよいよイベントの登壇にも応募してみましょう!

もし可能であれば始めは短い時間のLT枠から挑戦してみると、資料の準備がしやすく登壇の負担も減るのでオススメです。

登壇が完了したら、登壇資料についてもSNSやブログでシェアしてみましょう。

特にエンジニアの場合は、SpeakerDeck等のスライド共有サイトに登壇資料をアップロードし、SNSでシェアする事が多い印象です。

https://speakerdeck.com/

私の場合は、以下のようなイベントで登壇を実施し、その資料をブログ形式でシェアしています。(数が多すぎたので絞っています)

https://dev.classmethod.jp/articles/jaws-ug-festa-2024-lt/

https://dev.classmethod.jp/articles/jaws-ug-aiml-bedrock-claude-night-2-lt/

https://dev.classmethod.jp/articles/cats-5-gpts-lt/

なお登壇に応募するためには、登壇が可能な勉強会選びも必要です。

例えばAWSに関する勉強会で言うと、以下の勉強会は基本的に登壇テーマは問われず、かつオンラインで開催頻度も多いため、個人的にはこれから登壇を始めたい方にオススメしたいです。

https://jawsug-bgnr.connpass.com/

https://jawsug-asa.connpass.com/

https://jawsug.connpass.com/

コミュニティ運営に携わる

イベントの登壇にも慣れてきたら、タイミングにもよりますがコミュニティ運営に携わる事も考えてみると良いと思います。

コミュニティ運営に携わる事で、イベントの企画に関わる事ができ、今まで想像していなかった人との繋がりができるようになります。

私の場合は、JAWS-UG茨城の運営に携わらせて頂く機会があり、以下のようなイベントを開催しています。

普段会社では接する事のない人と力を合わせてイベント企画を進めるのですが、これが非常に新鮮な経験で楽しいです!

https://jawsug-ibaraki.connpass.com/

例えばJAWS-UGの場合だと全国各地に専門支部があるため、もし興味があれば興味がある支部の運営メンバーとして手を挙げてみるのも良いかもしれません。

おわりに

今回はコミュニティの「参加者」から「貢献者」へポジションチェンジする理由と方法について書いてみました。

個人的な見解にはなりますが、コミュニティに貢献したい理由は人によって千差万別で良いと思っています。

今回話したようにスキルアップやキャリア形成を目的とする場合もありますし、元々コミュニティに貢献する事や人と話す事が好きで楽しいからという場合や、そもそもやった事ないからチャレンジみたいという場合もあるでしょう。

自分が納得できる理由を持った上で、とにかく行動に移し始める事が一番大事なのではないかなと思います。

コミュニティの貢献に踏み出してみたい人は、ぜひ自分のやりやすい方法からアウトプットにチャレンジしてみてください!

以上、つくぼし(tsukuboshi0755)でした!

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