【Amazon Connect】フロー名とキュー名に日本語を使ってはいけない話

2022.05.19

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こんにちは、リサリサです。Amazon Connectの監視設定をしていて、フロー名とキュー名に日本語が入っていると、メトリクスが上がらないという事を知ったので記事にしてみます。

Amazon ConnectのCloudWatchメトリクス

こちらにメトリクスの一覧が記載されています。

CloudWatch を使用したインスタンスのモニタリング - Amazon Connect 

「Amazon Connect CloudWatch メトリクスのディメンション」の「問い合わせフローメトリクスディメンション」、「キューメトリクスディメンション」に以下の記述があります。

問い合わせフローに非 ASCII 文字のディメンション名がある場合、CloudWatch ではそれを表示することができません。

キューに非 ASCII 文字のディメンション名がある場合、CloudWatch ではそれを表示することができません。

「問い合わせフローメトリクスディメンション」の

  • ContactFlowErrors
  • ContactFlowFatalErrors
  • PublicSigningKeyUsage

は、問い合わせフロー名が日本語だと上がって来ず、

「キューメトリクスディメンション」の

  • CallBackNotDialableNumber
  • LongestQueueWaitTime
  • QueueCapacityExceededError
  • QueueSize

は、キュー名が日本語だと上がってこないようです。

やってみた

「問い合わせフローメトリクスディメンション」の「ContactFlowErrors」を発生させてみます。

「999_エラーテスト」というフローを作成します。

これは、「問い合わせフローに対するエラー分岐が実行された回数」なので、必ずエラーの分岐に入るように、存在しないLambdaを呼び出すブロックを置いてみます。

電話番号に問い合わせフローを紐づけて、電話をかけます。

「start」という音声の後、「error」という音声が流れました。確実にエラーに分岐しています。ですが、メトリクスは発生しません。

フローの名前を「999_ERROR」に変更して、再度電話をかけてみます。

同じく「start」という音声の後、「error」という音声が流れ、しばらくするとメトリクスが上がりました。

やはり、「ContactFlowErrors」は、フロー名が英語だと上がり、日本語だと上がらないようです。

キュー名も試しましたが、同じく、日本語では上がらず、英語にすると上がりました。

最後に

日本語が設定できても、やっぱり使わない方がいいですね…。メトリクスが上がらずにお困りの方のお役に立てれば幸いです。