Interface 型の VPC エンドポイントを利用して WinSCP で Amazon S3 へ接続してみた

2023.09.08

はじめに

テクニカルサポートの 片方 です。
Interface 型の VPC エンドポイントを利用して WinSCP で Amazon S3 へ接続可能であるか検証する機会があったので、紹介します。 WinSCP を利用する際のインストール方法など、「AWS側の設定」「クライアント側の設定」に関しては割愛させて頂きます。設定される場合は以下弊社ブログを参考にしてください。

やってみた

事前準備

以下の条件で VPC を作成します。

  • パブリックサブネットなしで、プライベートサブネットの数 1 つのみ
  • NAT ゲートウェイなし
  • S3 用の Gateway 型 VPC エンドポイントあり

以下の条件で Interface 型の VPC エンドポイントにアタッチするセキュリティーグループを作成します。

  • HTTP (80) インバウンドルール開放
  • HTTPS (443) インバウンドルール開放

構築開始

事前準備が完了したら、先ずは Interface 型の VPC エンドポイントを作成します。

対象の VPC を選択 ⇒ 事前準備で作成したセキュリティーグループをアタッチします。

更に、VPC のセクションで「追加設定」をクリック。DNS 名を有効化のチェックボックスにチェックを入れます。

問題なければ、下部の「エンドポイントを作成」をクリックします。
エンドポイントのページから、対象のインターフェイス型 VPC エンドポイントのプライベート DNS 名が表示されるか確認します。

WinSCP で接続

WinSCP の画面より、ホスト名 (H) に s3.ap-northeast-1.amazonaws.com を記載する
リモートデスクトップ(R)の空欄へ、接続対象の S3 バケット名を記入(例:/kensho20230213)
アクセスキー、シークレットキーの記載があることを確認する。問題なければ、下部の「ログイン」ボタンをクリックする。

設定に問題なければ、無事に接続可能です。

参考資料

アノテーション株式会社について

アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。