iPhone 17 の購入準備!デバイス上で物理SIMをeSIMへ変換した

iPhone 17 の購入準備!デバイス上で物理SIMをeSIMへ変換した

2025.09.13

2025年9月10日、Appleから発表されたiPhone 17シリーズでは、全モデルで物理SIMスロットが廃止されeSIMのみの対応となった。これまでアメリカでのみ実施されていた物理SIM廃止が、ついに日本にも波及した形だ。

私は現在iPhone 13 Proで物理SIMを使用している。少し前(iPhone 12の頃)まではデュアルSIMに対応しているとはいえ、物理SIM1本・eSIM1本の組み合わせで、eSIM2本には対応していなかった。その時の名残で、メインは物理SIM、サブにeSIMという運用を続けていた。

しかし、iPhone 17への移行を考えると、事前に物理SIMからeSIMへの変換を済ませておく必要がある。そこで、早速eSIMへの変換を実行してみた。

本記事では、iPhone単体で物理SIMをeSIMに変換する手順を紹介する。

eSIM変換の2つの方法

物理SIMからeSIMへの変換には、主に2つの方法がある。

  1. iPhone単体での自動変換:iOS 16以降で追加された機能で、通信事業者に連絡することなく、iPhone上で直接変換が可能
  2. 通信事業者への連絡による変換:従来通りの方法で、通信事業者に連絡してeSIMプロファイルを発行してもらう

今回は、通信事業者とのやりとりが不要で迅速な1番目の方法を試してみた。

検証環境

  • iPhone 13 Pro
  • iOS 18.6.2
  • povo 2.0(物理SIM)
  • 安定したWi-Fi環境

事前準備

iPhone単体でのeSIM変換には、以下の条件を満たしている必要がある。

  • iOS 16以降がインストールされている
  • 対応するiPhoneモデル(iPhone XS/XR以降)
  • アクティブな物理SIMが挿入されている
  • 通信事業者がこの機能に対応している

物理SIMからeSIMへ変更する詳細な方法は、Appleの公式ドキュメントでも紹介されている。

https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph3f11fba92/ios

iPhone単体でのeSIM変換手順

手順1:設定アプリを開く

  1. ホーム画面から「設定」をタップ
  2. 「モバイル通信」を選択

resized_ggin49ymr005o8aybrtc

手順2:SIM回線を選択

現在使用中の物理SIM回線が表示されているので、それをタップする。「主回線」または通信事業者名(ドコモ、KDDI、ソフトバンクなど)が表示される。

resized_ps5q8884taxbptdhi5tp

手順3:eSIM変換オプションを確認

物理SIM回線の詳細画面で、以下のいずれかのオプションが表示されるはずだ。

  • 「eSIMに変更」
  • 「Convert to eSIM」

resized_dxzfbqu7uaxceh8u0bhw

注意:このオプションが表示されない場合
通信事業者がこの自動変換機能に対応していない可能性がある。その場合は方法2(通信事業者とのやりとり)が必要だ。

手順4:変換プロセスの実行確認

  1. 「eSIMに変更」をタップ
  2. 確認ダイアログで「eSIMに変更」を選択
1. eSIMに変更 2. ダイアログで更に選択
resized_wxdw0gehswrhoxagwl2w resized_hh0qutxiiazwgxlfb8c5

手順5:変換プロセス実行

最終確認がおこなわれる。サイドボタンをダブルクリックして実行を承認する。

resized_at7j6f2k3ayolcdr36rq

アクティベートは約2〜5分で完了する。この間、一時的に通信が途切れる場合がある。

  1. iPhoneが自動的に通信事業者のサーバーに接続
  2. 物理SIMの情報がeSIMプロファイルに変換される
アクティベート中 ネットワークに接続中
resized_zgybarimj3tc26ruatfn resized_yggcoqa8atc9hdvgmhky

手順6:変換処理の完了

変換処理が完了し、完全にeSIMへの変換が終了した。「完了」ボタンをタップして変換処理を終了する。

resized_l4jrz9elfqyi031ctrfv

手順7:変換完了の確認

アクティベートが完了すると、物理SIMは自動的に無効化され、eSIMで通信するようになる。正しくeSIMで通信できているか確認するため、以下の操作を行った。

  1. デバイスの電源をOFFにして、物理SIMを取り出す
  2. 電源をONにして、通信できることを確認
  3. 「設定」>「モバイル通信」でeSIMとして表示されることを確認

物理SIMを抜いた状態でも問題なく通信できることを確認できた。

まとめ

物理SIMからeSIMへの変換は、iOS 16以降の機能を使えば簡単に実行できた。povo 2.0の場合は、iPhone上での操作だけで完結し、通信事業者とのやりとりは一切不要だった。

これで手元にiPhone 17が届いた時には、「eSIMクイック転送」機能で新しいiPhoneへ簡単に移行できる準備が整った。

iPhone 17の登場により、日本でもeSIM時代が本格的に到来した。現在物理SIMを使っている方は、今回紹介した方法で簡単に変換できる可能性が高い。ただし、通信事業者によっては対応していない場合もあるため、その際は従来通り通信事業者に連絡する必要がある。

さらにiPhone 17では最大8つのeSIMを登録できるようになり、これまで以上に柔軟なSIM運用が可能になる。複数の通信事業者を使い分けたり、海外旅行時に現地SIMを気軽に追加したりと、より便利になることが期待できる。

物理SIMからeSIMへの変換を検討している方は、ぜひこの方法を試してみてほしい。

この記事をシェアする

FacebookHatena blogX

関連記事