「Cursor物語」というタイトルで、DeveloperIO Sapporo 2025の10分LTに登壇しました。#devio2025

「Cursor物語」というタイトルで、DeveloperIO Sapporo 2025の10分LTに登壇しました。#devio2025

2025.09.26

概要

2025年9月26日、DeveloperIO Sapporo 2025にて「Cursor物語 - "コードを書かないプレイングマネージャー"でも、理解/レビュー/判断を速く、正確に。」というタイトルで10分間のライトニングトーク(LT)を発表させていただきました。
非開発者の視点から、AIエディタ「Cursor」を活用した業務効率化の実践事例を共有しました。

発表の背景・目的

課題認識

テクニカルアカウントアドバイザー(TAA)チームのマネージャーとして、以下の課題を日々感じていました

  • 理解・レビュー・判断に時間がかかる
  • コードを直接書かないが、技術的な文脈把握と迅速な意思決定が求められる
  • メンバーの成果物レビューや顧客提案の品質向上が必要

解決のアプローチ

AIエディタ「Cursor」の導入により、これらの課題を効率的に解決する手法を確立し、同じような立場の方々に実践的なノウハウを共有することを目的としました。

プレゼンテーション内容のサマリー

1. Cursor概要とエンタープライズ対応

  • 基本情報: VS CodeフォークベースのAIエディタ
  • 料金体系: Hobby(無料)〜Enterprise(要問い合わせ)
  • エンタープライズ対応: SOC2 Type II準拠、プライバシーモード、.cursorignore設定

2. 実践事例

エピソード1:2年プロジェクトの途中参加メンバー向け説明資料作成

  • Before: 資料作成に人手4日の作業
  • After: 1日に短縮(75%削減)
  • 手法: Backlog-exporter → Cursor分析 → Marp自動生成の3ステップ

エピソード2:個人目標設定のセルフレビュー

  • Before: 2時間の分析・レビュー作業
  • After: 30分で完了(従来比1/4)
  • 効果: 客観性向上、迅速な軌道修正

3. 実践Tips

  • User Rules設定: 役割特化した回答の自動生成
  • MCP Server活用: AWS専用コンテキストでの精度向上(Knowledge、Pricing、CloudFormation、Documentation)

4. Cursorインフラ

Stanford大学でのCTO講演(Youtube)情報を基に、スケール(1日1億回呼び出し)と安定性(東京拠点含む4拠点体制)を紹介

参照元のYoutubeは以下です。
Stanford CS 153: Infra @ Scale - Cursor CTO & Co-Founder Sualeh Asif(2025/03/04)

今後の展望

社内勉強会が行われており、自分もブログでの継続的な知見共有ができたらなと思っています。

資料

SpeakerDeck

https://speakerdeck.com/cocacola917/cursorwu-yu

参考リンク

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まとめ

非開発者の立場からAIツールを活用した業務改善の実例を共有しました。
管理職やレビュー業務が中心の方々には、即座に活用できるノウハウと思います。
今後も継続的にAIツールの活用方法を探求して生産性向上とサービス品質向上していきたいです。

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