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超便利なDB用GUIツール『0xDBE』が『DataGrip 1.0』として正式リリースされました

2015.12.17

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今年7月に以下エントリで紹介していたDB専用GUIツール『0xDBE』が、正式に『DataGrip』という製品名でこの度リリースされた模様です。

当エントリでは、ツール『DataGrip』の機能及び費用について簡単にではありますがご紹介してみたいと思います。

目次

 

DataGrip: 主な機能

Your Swiss Army Knife for Databases and SQL(データベースとSQLのスイスアーミーナイフ)』とTOPページで自ら宣言もしているように、DataGripはDB周り、SQLを使いこなす上で実に様々な機能を有しています。

datagrip_01

Exploring your databases(DBを探索する)

DataGripは複数DB環境に対応し、MySQL, PostgreSQL, Microsoft SQL Server, Oracle, Sybase, DB2, SQLite, HyperSQL, Apache Derby や H2といったDBをサポートしています。(これまでのエントリでAmazon Redshiftでも使ってたりしますので、準拠するDBシステムでも繋がると思われます) DBシステムがJDBCドライバを持っていれば、DataGripから接続する事が可能です。

DBオブジェクトの表示・管理や、(→Database Objects)

名前による要素の横断インクリメント検索、(→Navigation)

また、テーブル情報の編集等も可能になっている様です。(→Table editor)

Intelligent coding assistance(コードアシスト)

SQLコードを書いて行く上での様々な便利機能も充実しています。

各種要素のコード補完(→JCode completion)、

コード生成(→Code generation)、

要素のリネーム(→Renaming and finding usages)、

コード解析やクイックフィクス(→Code analysis and quick-fixes)、

整形機能(→Smart text editor)等など。

勿論、見た目の表示内容の変更も可能です。(→Customize appearance)

Executing queries(クエリ実行)

クエリ実行に際して、開発者が嬉しくなるような機能も充実しているようです。

クエリ実行時には実行するSQLの範囲を選択する事が出来たり、

また、結果表示に対しても正規表現での検索や、結果からのDDL作成が出来たり、

結果のdiff表示等も行えたりします。

この部分の詳細については『Executing queries』をご参照ください。

Miscellaneous features(その他の機能)

その他の機能についても嬉しいものが揃っています。

SQL実行の際に記法を整えておけば以下のようにパラメータを活用する事も出来ます。

CSVファイルエディタの機能もあるようです。

また、データベースのダイアグラムにも対応!これは便利そうですね。

この部分の詳細については『Miscellaneous features』をご参照ください。

 

DataGrip: 価格

EAP版だった『0xDBE』は無償で利用出来ましたが、今回新たに製品版としてリリースされた事で利用に際する費用も掛かるようになりました。商用利用・個人利用等でそれぞれ金額が異なっています。また、最近JetBrains関連製品の費用体系がガラリと変わりましたが、DataGripもそれに倣う形で年額・月額費用に対応しています。

 

まとめ

以上、ついに製品版としてリリースされたDB用GUIツール『DataGrip』のご紹介でした。有償になったという事で継続利用を躊躇う方もいるかと思いますが、DB周りの操作やSQLの開発において結構面倒くさい作業は多いものです。そんな煩わしい部分を補完し助けてくれる機能がこのDataGripにはあると思います。個人的に購入しても良いでしょうし、開発効率が上がるので会社で購入してくれ!と提案するのもアリなのではないでしょうか。それ位の充実したものがこちらのツールにはあるかと思います。ちなみに私個人的にはDataGripの上位ツール(?)である『Intellij IDEA』をつい先日年間ライセンスで更新致しました。今後も末永く使って行こうと思います。こちらからは以上です。

参考情報: