DataPortalレポートの混合データ結合指定がLEFT JOIN以外も選択可能になっていたので試してみた

DataPortalのレポートで混合データを扱う場合にLEFT JOIN限定となっていたのが常々悩みのタネでしたが、アップデートにてそれ以外の選択肢も追加されました。クエリやフィルタで頑張ってデータを整える手間から開放されるかもしれません。
2022.03.01

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DataPortalのアップデートにて混合データの結合指定が明示的に選択できるようになりました。いつのまにかUIが増えていることに気が付き、リリースノートを辿ってみたところ英語版にのみ記載を確認。

説明はほぼ不要なほどにわかりやすい内容です。具体的な操作箇所について書いてみました。

混合データの構成設定

レポートの「リソース」から「統合を管理」を選択します。

今回は「ADD A BLEND」を選択します。

テーブルを結合していくと、「Configure join」の表示が出てきます。これは今までなかったものです。

クリックしてみると、今までLEFT JOIN(左外部結合)に限定されていたものがそれ以外の構成も可能となっています。事前にフィルタ等を掛けてデータソースに対してふるいを掛ける必要から開放されるわけです。とりわけ内部結合で出したいレポートは事前に色々と手間掛かっていましたが、シンプルに構成指定だけでできるようになっています。

結合条件については、結合構成を選択する前に各テーブルにて対象のフィールドを「サイズ」へ追加しておく必要があります。

あとがき

LEFT JOINに限定されるために独自にフィールドを追加したり、クエリにてWhere句をひたすら連ねる等の対応を積み重ねることもありましたが、今後はそれらの手間からある程度開放されそうです。