QuickSight ユーザーの削除~作成したアセットの所有権を転送する~

QuickSight ユーザーの削除~作成したアセットの所有権を転送する~

QuickSight ユーザー削除時に、他の QuickSight ユーザーにアセットの所有権を転送することができます。削除されては困るアセットがある場合は所有権を転送しましょう。
Clock Icon2025.03.04

コーヒーが好きな emi です。

以下のブログで QuickSight ユーザーとグループの削除方法を紹介しています。
https://dev.classmethod.jp/articles/create-and-delete-quicksight-users-groups/

QuickSight ユーザーの削除時に、その QuickSight ユーザーが作成してオーナーとなっているアセットが残っている場合、他の QuickSight ユーザーに所有権を転送することができます。上記ブログではその手順を紹介していませんでした。

今回は QuickSight ユーザー削除時に他の QuickSight ユーザーに所有権を転送する手順を紹介します。

イメージ

test-user が作成して所有しているリソースがあります。
delete-quicksight-user_6

test-user 削除時に、これらのアセットの所有権を私のユーザーに転送します。
delete-quicksight-user_7

QuickSight ユーザー削除をやってみる

QuickSight 管理画面で、ユーザーの管理画面を開きます。
test-user を削除しますので、右のゴミ箱マークをクリックします。
delete-quicksight-user_1

test-user が作成して所有者となっているアセットがありますので、以下二択が表示されています。

  • すべての孤立したリソースの所有権をこのアカウントの別のユーザーに移します
  • 孤立したすべてのリソースを削除

今回は所有権を別のユーザーに転送するので上をチェックした状態で 「OK」 をクリックします。

※データストーリーとトピックの扱いについては別途ブログを書きます。
delete-quicksight-user_2

所有権を転送するユーザーの選択画面になりますので、ユーザー名を入力します。候補からユーザーが出てくるので選択して、 「リソースの削除および転送」 をクリックします。
delete-quicksight-user_3

test-user が削除できました。
delete-quicksight-user_4

以下はサンプルアセットが転送されてきた私の分析一覧です。同じものがたくさん見えますね。
このように所有権を別のユーザーに転送すると、所有権が転送されたアセットが見えるようになります。
delete-quicksight-user_5

「孤立したすべてのリソースを削除」を選択すると、所有権のあるアセットも一緒に削除されます。

おわりに

QuickSight ユーザー削除時に、他の QuickSight ユーザーにアセットの所有権を転送することができます。削除されては困るアセットがある場合は所有権を転送しましょう。

本記事への質問やご要望については画面下部のお問い合わせ「DevelopersIO について」からご連絡ください。記事に関してお問い合わせいただけます。

参考

https://docs.aws.amazon.com/quicksight/latest/user/delete-a-user-account.html

https://repost.aws/ja/knowledge-center/quicksight-access-resource-deleted-user

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