QuickSightのユーザーを削除してアセットを別のユーザーに引継ぎしてみた

ユーザーの削除の際に引継ぎ先を聞いてくれました
2024.02.01

はじめに

データアナリティクス事業本部 BIチームのkariyaです。
Amazon QuickSightで、ユーザーを削除する際にアセットを引き継ぐ流れを確認したので記録しておきます。

やりたいこと

  • 引継ぎ元のユーザーで分析を作成する
  • 引継ぎ元のユーザーを削除し、引継ぎ先のユーザーを指定する
  • 引継ぎ先のユーザーで分析を確認する

やってみる

引継ぎ元のユーザーで分析を作成する

引継ぎ元、つまりこれから削除するユーザーにて、分析を作成します。

分析を作成したら、この時点での分析の共有設定を確認します。

分析の許可を管理 を選択します。

分析を作成したユーザーがOWNER(所有者)になっています。

引継ぎ元のユーザーを削除し、引継ぎ先のユーザーを指定する

それではここからユーザーを削除していきます。

画面の右上のアイコンから、QuickSightの管理へ移動します。

削除するユーザーの削除ボタンを選択します。

「すべての孤立したリソースの所有権をこのアカウントの別のユーザーに移します」を選んでOKを選択します。

引継ぎ先のユーザーを入力し、「リソースの削除および転送」を選択します。

引継ぎ先のユーザーで分析を確認する

引継ぎ先のユーザーでQuickSightを確認すると、削除したユーザーが作成した分析が確認できました。

削除前と同様に、共有設定を確認すると、COOWNER(共同所有者)に設定されていました。 削除されたユーザーの権限(所有者)と同等の権限が与えられていることが確認できました。

おわりに

ユーザー削除時にアセットを引き継げるということは知識としてありましたが、実際にやってみることで引継ぎのイメージが明確になりました。

実際に運用する際は、アセットの引継ぎが必要か、引継ぎせずアセットを削除した方が良いのかを含めて検討して慎重に実施したいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。
少しでも参考になりましたら嬉しいです。