利用していなかった AWS アカウントを解約してみた(2022年Ver.)
アノテーション・テクニカルサポートチームの 村上です。
2021年12月31日(大晦日)に、個人で利用していた AWS アカウントを削除する機会があったので、手順をまとめてみました。
アカウントを削除した理由
- アカウントを作成してから一年が経ち、無料利用枠が利用できる期間が終了してしまった。
- 会社で検証用の個人アカウントを準備してもらったので、サービスを試す目的での個人アカウントが必要無くなった。
- 現在ほとんど利用していないので、セキュリティという観点からも削除した方が良いと思った。
無料利用枠が利用できる期間について
今回、解約をするアカウントは 2020年12月に作成したものでした。
無料期間については、厳密に 1 年( 365 日)では無く、翌年同月の末日までとなるようです。
私の場合は、2021年12月31日で無料期間が終了したのですが、AWSからの無料期間終了に対しての案内メールは 2021年12月8日に届きました。
アカウント解約前の事前準備
アカウント解約前の事前準備にあたり、下記 AWS ドキュメントの手順を参考にしました。
AWS アカウントで不要になったアクティブなリソースを終了するにはどうすればよいですか?
アカウントを解約することで、すべてのアクティブなリソースが自動的に終了するわけではありません。アカウントを解約した後でも、アクティブな一部のリソースに対して引き続き料金が発生する可能性があります。解約前に発生した使用料は、すべて請求されます。
予期しない請求が発生しないようにするために、不要になったアクティブなリソースがあるかどうかを定期的にチェックすることをお勧めします。そして、こうした不要なリソースは必ず終了します。
解約するアカウントに残っていたリソース
・スナップショット
無駄な費用の発生を避ける為にもリソースの削除は徹底していたつもりでしたが、スナップショットが残っていました。
他にも無料利用枠内で収まっていましたが、ロググループ、請求用のアラートの利用もありました。
オペ業務をしている際にも、EBS 等の他サービスと供に作成するリソースについては削除を忘れることがあるので、日頃からチェックする癖が必要かと思います。
下記スクリーンショットのように、マネジメントコンソール上にて「サービスごとの料金明細」を調べてみると利用しているサービスが分かります。
やってみた
アカウント削除にあたり、下記 AWS ドキュメントの手順を参考にしました。
1.アカウントのルートユーザーとして AWS マネジメントコンソールにサインインします。
2.ナビゲーションバーでアカウント名を選択し、[マイアカウント] を選択します。
3.[アカウントを閉じる] セクションまでスクロールします。
4.アカウントの解約条件を読んだ上で内容を確認します。
5.すべてのチェックボックスをオンにし、[アカウントの解約] をクリックします。
6.確認ボックスで、[アカウントを解約] をクリックします。
数分以内に、アカウントが正常に解約されたことを知らせる確認メールが届きます。
1.アカウントのルートユーザーとして AWS マネジメントコンソールにサインインします。
2.ナビゲーションバーでアカウント名を選択し、[アカウント] を選択します。
3.[アカウントの解約] セクションまでスクロールします。
4.アカウントの解約条件を読んだ上で内容を確認します。
5.すべてのチェックボックスをオンにし、[アカウントの解約] をクリックします。
6.確認ボックスで、[アカウントを解約] をクリックします。
5.の[アカウントの解約] をクリックすると、確認ダイアログが表示されるので確認ダイアログ内の[アカウントを解約]をクリックします。
なお、上記の確認ダイアログの表示まではルートユーザー以外でサインインしていても画面遷移します。
その場合は、確認ダイアログ内の[アカウントを解約]をクリックした後に、下記スクリーンショットの上部緑色メッセージが真っ赤な警告メッセージとなりアカウントの解約に失敗します。
私は、ルートユーザー以外でサインインしていた為に怒られました、、、
数分以内に、アカウントが正常に解約されたことを知らせる確認メールが届きます。
数分待ったところ、下記スクリーンショットのような解約確認メールが届きました!
アカウント解約をしてみて
アカウントの解約については、ドキュメント記載の手順に沿って実施すれば難しいところはないと感じました。
それより、むしろ普段利用しないルートユーザーへのログインに戸惑いました。
具体的には、直近でスマホの機種変更をしていたので MFA 認証アプリに何も表示されないという事態に遭遇しました。
以前に利用していたスマホを起動して、認証アプリを確認したところ無事にログインコードの取得ができ、事無きを得ましたが。
なお、仮に MFA 認証で利用しているデバイスを紛失したり初期化してしまった場合でも、下記ブログ記載の方法によりデバイスリセットは可能です。(私は、このブログに一度助けられました。)
MFAデバイス紛失時のデバイスリセットが、Webコンソールのみで可能になりました
参考資料
- AWS アカウントを解約するにはどうすればよいですか?
- AWS アカウントで不要になったアクティブなリソースを終了するにはどうすればよいですか?
- AWS の無料利用枠の有効期限が切れるかどうかを知っておく必要がありますか?
- AWS 無料利用枠に関するよくある質問
- 使っていない AWS アカウントを停止してみた
- MFAデバイス紛失時のデバイスリセットが、Webコンソールのみで可能になりました
アノテーション株式会社について
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