「OpenCodeっていつ使うの?なにそれおいしいの?」というタイトルで DevelopersIO 2026 Sapporo に登壇させていただきました #devio2026

「OpenCodeっていつ使うの?なにそれおいしいの?」というタイトルで DevelopersIO 2026 Sapporo に登壇させていただきました #devio2026

DevelopersIO 2026 Sapporo で登壇した「OpenCode っていつ使うの?なにそれおいしいの?」についてお話しします。オープンウェイトモデル推しなら、AI エージェントは OpenCode がいいかもしれないという内容です。
2026.10.17

はじめに

2026 年 10 月 9 日に開催された DevelopersIO 2026 Sapporo にて「OpenCode っていつ使うの?なにそれおいしいの?」をテーマにお話しさせていただきました。オープンウェイトモデル推しなら、AI エージェントは OpenCode がいいかもしれないという内容です。

https://events.classmethod.jp/study-club/connpass-400497/

セッションスライド

セッション内容概要

当日お話しさせていただいた点を掻い摘んで紹介します。料金や数値はいずれも 2026 年 10 月 8 日時点です。前情報として、私は業務では Claude Code を酷使していて、プライベートではオープンウェイトモデルや、OpenAI のモデル、各種ハーネスの使い勝手を調べている生活をしています。

ローカル LLM を AI エージェントで動かすなら OpenCode が手軽

ローカル LLM にロマンを感じる、オープンウェイトモデルが気になる、でも高いマシンは買えない。そんな人向けの話です。

今日はこんな人向けの話です

小さいモデルならローカル PC でも動きます。Gemma 4 12B はモデルのサイズが 6.8GB で、メモリ 32GB の私の Mac に収まります。LLM の起動には Ollama を使っています。Ollama は PC で LLM を動かすツールでモデルのダウンロードも起動もコマンド 1 つで済みます。

小さいモデルならローカル PC で動く

Ollama だけだと一問一答のチャットなので、AI エージェントとして動かしたくなります。そこで手軽なのが OpenCode です。OpenCode は手元のマシンで動かす AI エージェントです。v2 なら Ollama を起動しておくだけでモデル一覧に出てきて設定ファイルもいりません。

ローカル LLM をエージェントで使うなら OpenCode が手軽

Claude Code や Codex と速さを比べてみた

Claude Code や Codex CLI からも Ollama につなげるので、3 つともまっさらな状態で速さを比べました。gemma4:e4b-mlx(Ollama)に「hi」と送り、返事が来るまでの時間を 1 回ずつ測っています。

結果は OpenCode 2.0.24 が 8.7 秒、Claude Code 2.1.295 が 10 秒、Codex CLI 0.161.0 が 7 秒でした。初期設定のままならツールによる差は特になさそうです。

まっさらな状態なら 3 つともほぼ同じ

ただし仕事で使っている設定の Claude Code では、返事まで 4 分 19 秒もかかりました。設定の量で大きな差が出るので、私のマシンスペックではローカル LLM を実務に使うのは厳しかったです。

ただし、仕事用の設定の Claude Code だと…

そもそも小さいモデルは OpenAI や Anthropic のモデルほど賢くないので用途を選びます。

話題のオープンウェイトモデルを手元で動かすのは無理

2026 年 8 月には Z.ai がオープンウェイトモデルの GLM-5.3 を公開しました。コーディングが強いという触れ込みです。公式ブログでは当時話題の Kimi K3 を多くの項目で上回り、Fable 5 や GPT-5.6 Sol と競る数字も並んでいました。

でも、こんなニュースを見ると…

2026 年 9 月には DeepSeek V4.1 Flash も登場しました。公式ブログでは一部スコアが Claude Opus 5 と並んでいました。

DeepSeek V4.1 Flash、Opus 5 と並ぶ項目も!?

た、た、ためしたい……!

ただローカルで動かすには、4bit 量子化した重みだけでも GLM-5.3 で約 370GB のメモリが必要です。DeepSeek V4.1 Flash も大きなメモリが必要です。手元の Mac で動いたのは Gemma 4 12B(6.8GB)のあたりまででした。

手元で動かすには…

真面目にローカル LLM に取り組むなら NVIDIA DGX Spark が 2 台は必要です。

真面目にやるなら NVIDIA DGX Spark が 2 台

弊社ブログでは DGX Spark 2 台と vLLM で動かし、1 リクエストあたり毎秒 76 トークン出ていました。

https://dev.classmethod.jp/articles/dgx-spark-2node-deepseek-v4-flash-0731/

お値段を円換算すると 1 台で約 110 万円、2 台で約 220 万円です。家庭で試すにはキツいです。

でも、家庭で試すにはキツい

無理。

OpenCode Go なら月 $10 の定額で試せる

そこで OpenCode Go です。OpenCode Go は、オープンウェイトモデルを中心に月 $10 の定額で使えるサブスクリプションです。

そこで、OpenCode Go

DGX Spark 2 台分の約 220 万円は、OpenCode Go の約 115 年分です。ローカル LLM のコスト面のメリットはとても薄いので、ローカルの価値はロマンとプライバシーだと割り切りましょう。

コスパを考えるなら API を使うべき

OpenCode Go では GLM-5.3 や DeepSeek V4.1 Flash、Kimi K3、Qwen3.8 Max など約 30 モデルが使えます。呼べる回数はモデルの単価設定で大きく変わります。5 時間ごとの枠の目安は、GLM-5.3 が約 220 回、DeepSeek V4.1 Flash が約 26,000 回でした。

※登壇後に DeepSeek V4.1 Flash の月間の利用枠(料金換算)が $60 から $80 に増えました。2026/10/15 時点の 5 時間あたりの目安は約 34,670 回です。

ただし、使える回数はモデルによって単価設定が全然違う

いろいろ試した結果、正直、コーディングするだけならだいたい DeepSeek V4.1 Flash でいいです。オフピーク料金は 100 万トークンあたり入力 $0.15、出力 $0.60 で、安い割に賢いです。私は 1 か月(9/9〜10/8)で 15,735 回呼んでいましたが、定額の枠はぜんぜん使い切れませんでした。

安いのでいくらでも遊べる

Claude Enterprise の従量課金は API の料金で計算されます。100 万トークンあたりの API 料金は、Claude Sonnet 5.5 が入力 $2、出力 $10 です。DeepSeek V4.1 Flash のオフピーク料金は、入力が約 1/13、出力は 1/16 以下で済みます。

性能と価格で見るとオープンウェイトモデルは良い選択肢

業務で使うなら Fireworks AI という選択肢もある

Fireworks AI は、DeepSeek や GLM、Kimi などのオープンウェイトモデルを従量課金で使えるサービスです。

推論は米国企業の Fireworks が管理する共有基盤で行われ、DeepSeek など開発元の API は経由しません。プロンプトと生成結果はデフォルトで保持されません(ZDR: Zero Data Retention)。OpenCode では /connect の一覧から Fireworks AI を選ぶだけでした。

業務で使うなら Fireworks AI という選択肢も

弊社でも利用していてブログで紹介しています。

https://dev.classmethod.jp/articles/about-fireworksai/

OpenCode v2 は Claude Code ユーザーでも違和感なく使える

私は OpenCode の使用例です。

  • OpenCode Go(月 $10)の DeepSeek V4.1 Flash
  • ChatGPT Plus(月 $18)の GPT-6.1 Sol と GPT-6 Astra
  • ローカル LLM の Qwen3.8 など話題のモデルがでてきたときに

月 $28 と電気代で、いろんなモデルを OpenCode ひとつで切り替えられるので検証が楽です。

大村のケース:いろいろ試したい人には良いチョイス

OpenCode で ChatGPT Plus のサブスクリプションを使う手順は別の記事にまとめています。

https://dev.classmethod.jp/articles/opencode-chatgpt-plus-subscription/

OpenCode v2 では、Claude Code で見慣れたコマンドが増えました。OpenCode 2.0.24 では /effort で推論の深さを変えたり、/clear で会話をリセットしたりできました。Skills やカスタムコマンド(.opencode/commands/*.md)の書き方も似ています。v1 よりだいぶ違和感なく使えるようになりました。

OpenCode v2(ベータ)で、Claude Code 寄りになった

OpenAI や Anthropic のサービスと比べるとイケてないところもある

私の環境では OpenCode 2.0.24 のデスクトップアプリがよく落ちました。使うならまずは CLI で試していただきたい。

OpenAI や Anthropic のサービスと比べると ①

外出先のスマホからそのまま接続する仕組みもありませんでした。ローカルネットワーク向けに Web サーバーで接続する方式はあります。VPN や Cloudflare Zero Trust で自宅のネットワークに入れば、一応操作できます。

OpenAI や Anthropic のサービスと比べると ②

OpenAI の dots や Cursor の Grok Bot のようなクラウドで動く機能もありません。OpenCode Go を契約しても、あくまで手元のマシンで動かす AI エージェントです。

OpenAI や Anthropic のサービスと比べると ③

まとめ

手元の PC で動くのは小さいモデルまでで、話題のオープンウェイトモデルを動かすには高いマシンが必要です。OpenCode Go なら月 $10 で済みます。OpenCode はローカルの Ollama も API も、ひとつのエージェントからつなげます。オープンウェイトモデルを試すなら OpenCode がはじめやすいです。

まとめ

おわりに

登壇時間は 10 分ということで駆け足での紹介になりました。ご来場いただいた皆さまありがとうございました。ブログ書くまでに一週間も空いてしまい、その間に DeepSeek Hermes を試すような生活となりました。

参考


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